作品データ
あらすじ
未来の世界、宇宙へ進出した人類は様々な惑星に調査隊を送り込んでいた。
ある時、辺境の惑星で貨物船が消息を絶つと、救助を命じられたアメリカ宇宙軍のアストリッドたちは現場へ急行した。
その惑星は一面が砂漠が広がり、アストリッドたちは絶え間ない地殻変動と火山の噴火、それと獲物を待ち構える巨大なモンスターの襲撃を受けるのだった。
登場人物&出演者
・アストリッド・ヤング中尉(演:エミリー・キリアン)
近年の出演作に『デイ・アフター・トゥモロー2021』、『シン・宇宙戦争』などがあります。
主人公。宇宙軍救助師団の女性兵士。航空学校では優秀な成績で卒業し、指揮官であるチェイス大尉の教え子。
ヒーローになりたくて軍法と国際協定を破ってロシア人を救助し、最下級の任務の処罰を受ける。
砂の惑星でワームに襲撃されると、知能が退化した乗組員たちに指示を与えてマリリンを発見。
呆然としていたロニーたちと合流して、命令違反をしたチェイス大尉の救助で脱出を図った。
最後は爆弾でワームを倒し、ロシア人を助けた事で功績となってすぐに復帰する事となった。
・チェイス大尉(演:ショーン・ヤング)
代表作に『ブレードランナー』、『デューン/砂漠の惑星』などがあります。
宇宙軍救助師団の指揮官でベテランの女性兵士。現場指揮官として状況に対して的確な命令を下す。
過去に命令違反をした教え子のアストリッドの面倒を見ていて、復帰させる為に手を尽くした。
輸送船の積み込みで事故に遭ったロシア人を勝手に救助したアストリッドに頭を痛めていた。
かばう事に限界が来ていたが、特別措置として最下級の任務に就かせる事で最悪の事態を回避。
最後は命令違反をして砂の惑星まで来て、アストリッドがロシア人救助の功績で問題にならず。
・ロニー(演:アナ・テルファー)
代表作に『シーワールドZ』などがあります。
航海士。砂の惑星で地表から貨物船を引き上げる任務に就く。札付きの悪で刑務所より保護観察飛行を選ぶ。
右足に追跡装置を装着されているが、いつか逃げ出すつもりだとチェイス中尉の前で堂々と宣言。
レベッカと口喧嘩寸前のところで割って入って、アストリッドのやらかした事を知っていた。
貨物船までレベッカと逃げ回り、貨物船で借金を返そうと考える彼女に賛同するも救助を考える。
最後はレベッカが食われて呆然としていたが、チェイス大尉が救助に来て無事に脱出を果たす。
・ブラッド(演:マニー・ザルディバー)
代表作に『アドベンチャー・オブ・アラジン』などがあります。
タグライン技師。砂の惑星で地表から貨物船を引き上げる任務に就く。他の二人よりもフェアな態度を示す。
任務出発の直前まで寝ていたが、ロニーに起こされて新たな飛行士となったアストリッドに挨拶。
小惑星帯を脱して文句を言うレベッカと受けて立つアストリッドの口論に割って入って仲裁した。
洞窟にハーレイと残されるが、外へ出てワームを使って貨物船まで来てレベッカが犠牲となる。
最後は救助船がワームに噛まれると、チェイス大尉の指示で時限核融合手投げ弾を取り出した。
・レベッカ(演:チェリッシュ・ホランド)
代表作に『モンスターハントレス』、『It’s Not You, It’s Me』などがあります。
整備士。砂の惑星で地表から貨物船を引き上げる任務に就く。他の乗組員と同じく刑務所より保護観察飛行を選んだ。
新たな飛行士となったアストリッドに対して敵意の態度を取って、口喧嘩の寸前まで発展する。
基地を出発しても悪態をつくような言動でアストリッドの操縦をけなし、さっさと持ち場に行く。
砂の惑星に到着してもアストリッドに敵意を見せるが、ロニーと貨物船に来て修理をしていた。
最後はブラッドたちがワームでやって来るが、修理して逃げられず、唯一の無駄死にをした。
・マリリン(演:シエナ・ファラル)
代表作に『インシディアス/第2章』、『ジュラシックS.W.A.T/対恐竜特殊部隊』などがあります。
砂の惑星で掘削作業をしていた貨物船の乗組員。ワームによる突然の襲撃で散り散りになって逃げ出した。
ハーレイとは恋人同士だったが、逃げる際に逸れて岩山に身を隠して喉の乾きと空腹に襲われる。
人命救助に来たアストリッドに遭遇して、水と食料をもらってからワームの恐怖に怯えていた。
アストリッドの密造酒で落ち着くと、ハーレイが生きていると知って立ち上がって付いていく。
最後は貨物船で待っていたハーレイと再会し、命令違反をしたチェイス大尉に救出された。
・ハーレイ(演:ラミロ・リール)
代表作に『シン・宇宙戦争』、『ジュラシックS.W.A.T/対恐竜特殊部隊』などがあります。
砂の惑星で掘削作業をしていた貨物船の乗組員。ワームによる突然の襲撃で散り散りになって逃げ出した。
ワームが突然襲ってきた事で必死に洞窟まで逃げ出し、恋人のマリリンと逸れてしまっていた。
洞窟まで逃げたアストリッドたちと遭遇すると、足を負傷していると話して状況を説明した。
ブラッドと残っていたが、火山ガスで危険を感じて一緒に外へ出て、ワームを使って移動した。
最後はアストリッドに助けられたマリリンと再会し、命令違反したチェイス大尉に救出された。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム製作&アルバトロス配給の作品となります。
この作品は『アドベンチャー・オブ・アラジン』のグレン・キャンベルとタミー・クラインが再びタッグを組んでいます。
邦題のせいで最近公開された『DUNEデューン/砂の惑星』を完全に意識したタイトルですが、内容はまったくの別物となります。
とは言っても、主人公たちが降り立つのは確かに砂の惑星なので、あながち大きく間違っているワケじゃないと思う。
それよりも、どっちかと言えば、邦題を『プラネット・トレマーズ/砂の惑星』にした方がまだ分かりやすいと感じました。
なぜなら、本作で主人公たちを襲うのは完全にトレマーズに出てくるグラボイズで、設定もかなり似ていました。
もし『トレマーズ』の新作が公開してヒットしていたが、こっちの邦題になっていただろうと確信を持ちます。
こういうタイプの作品で出演者をあまり覚える事はないが、目つきの悪さのイメージが強いエミリー・キリアンは認識できました。
エミリー・キリアンが演じる主人公の命令違反をしてまで人を助ける行動について、人道的であるけど明らかにルール違反だから個人的には好きじゃない。
しかも、ラストで人命救助が功績となって逆転勝利するというご都合主義は、まるで予定調和のギャグだとしか思えなかったです。
しかしながら、本作はアサイラムらしくないグダグダのダラダラした展開じゃなく、意外にも最後まで普通に鑑賞ができるレベルでした。
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