【人肉村】RE-3583

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洋画

作品データ

公開年月 2020/10/15
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 エイドリアン・ラングレー
脚本 エイドリアン・ラングレー、ダニエル・ワイセンベルガー
製作 エイドリアン・ラングレー、ダグ・フィリップス、ほか
製作国 カナダ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

緑に囲まれた郊外の一本道、ドライブ旅行を楽しんでいた男女4人の若者たちは車の故障で立ち往生してしまう。
そんな彼らを狙う村に住むワトソン一家は、道に迷った者たちを拉致し、男は食料にして、女性は繁殖の為の道具として利用していた。
やがて、一家の襲撃が開始されると、若者たちは逃げ回って抵抗するも彼らに捕まってしまい、そのまま監禁されるのだった。

登場人物&出演者

ジェンナ(演:ジュリー・メインヴィル)

代表作に『Ghastlies』、『Unholy Night』などがあります。

車が故障した若者の一人。後部座席に座っていたが、ずっと機嫌が悪くてクリスの撮影に苛立っていた。

マイクが浮気していると問い詰めるも決定的な証拠がなく、納得できない状態で機嫌が悪い。
クリスがオズワルドに襲われて逃げ出し、帰っていたオーウェンに助けられるも結局は捕まる。
テイラーと協力して逃げ出すもウィラードに捕まり、セレステと出会うも自殺されて逃げる。
最後はマイクが犠牲になり逃げようとするが、オズワルドに射殺され、オックスに食べられた。

テイラー(演:アン=カロリーヌ・ビネット)

代表作に『サンタキラーズ』、『Stealing Chaplin』などがあります。

車が故障した若者の一人。後部座席でジェンナと気だるそうに座り、クリスの撮影に苛立っていた。

ジェンナとマイクの仲が悪いと知っていて、何があったのか聞いていたが実は浮気の相手と判明。
ガソリンスタンドに向かったマイクと同行して、オーウェンによって昏倒されて捕まった。
ジェンナと一緒に捕まった状態でクリスを目の前で殺され、吐いたせいで顔面を殴られていた。
最後はジェンナと協力して脱出して逃げ出すが、ウィラードに捕まってオズワルドに殺された。

マイク(演:ジェームズ・ヒックス)

代表作に『ミッドウェイ』、『ロング・ショット/僕と彼女のありえない恋』などがあります。

車が故障した若者の一人。車の持ち主で運転していたが、車内の雰囲気の悪さからイライラしていた。

ラジエーターの故障で立ち往生すると、近くガソリンスタンドまでテイラーとともに向かった。
ジェンナに浮気を疑われて逆ギレし、実際はテイラーと森に入ってイチャイチャしていた。
ガソリンスタンドでオーウェンに気絶させられ、スタンガンで局部に電撃を食らって再び気絶。
最後は銃でオーウェンを殺害するが、ウィラードに撃たれ、オックスにトドメを刺された。

クリス(演:フレデリック・ストーム)

代表作に『サンタキラーズ』、『Witnesses』などがあります。

車が故障した若者たちの一人。帰り道にずっとビデオカメラで撮影して、未来はそうなると信じている。

明らかに不機嫌な他の三人を撮影していると、当然のように苛立ちを見せられて止めさせる。
車のラジエーターが故障してイラつくマイクに撮影を注意され、ジェンナと二人で残る事になる。
写真を撮っていたオズワルドの姿を見て不気味に思い、追いかけると背後から襲われてしまう。
最後は捕まったジェンナとテイラーの前に出され、オズワルドによって首を折られて死亡した。

セレステ(演:サマンサ・デ・ベネデット)

代表作に『A Storybook Christmas』、『サンタキラーズ』などがあります。

恋人とドライブしていたが、道中で車が故障して立ち往生していた。何者かの気配を感じていた。

周囲の様子を見ていて、エンジンを見ていた恋人に警告するも襲われ、オズワルドに捕まった。
両手を吊るされて猿ぐつわを付けられ、悲鳴を上げる事なくオーウェンの話しを聞いていた。
数ヶ月も小屋の中で監禁され、オーウェンかオズワルドの子供を身ごもった状態となっていた。
最後はジェンナから刃物を渡され、お腹の赤ん坊を刺し殺し、自殺を遂げて食料にされてしまう。

オズワルド・ワトソン(演:マイケル・スワットン)

代表作に『The Lesson』、『サンタキラーズ』などがあります。

人食い一家の次男。兄の指示に従って動いている。ノコギリ状の刃物を持ち、インスタントカメラで写真を撮る。

車が故障して待機するジェンナとクリスの写真を撮り、森にいたマイクとテイラーも撮っていた。
ジェンナとテイラーを捕まえると、二人の前にクリスの首を折って自分たちの脅威を見せた。
逃げ出したテイラーを勝手に殺害し、セレステが死んで兄に怒鳴られるも逆上してしまう。
最後はオックスを解放してマイクを食い殺させ、ジェンナを射殺して残りを始末させていた。

オーウェン・ワトソン(演:サイモン・フィリップス)

代表作に『ラスト7』、『ゲヘナ』などがあります。

人食い一家の長男。ガソリンスタンドを経営している。オズワルドに指示を送って、オックスは叱りつける立場。

車が故障したカップルを見つけると、男は迷わず殺害してオックスの食料にして女は繁殖に使う。
マイクたちがガソリンスタンドまで来ると、すぐに二人を襲ってじっくりと品定めしていた。
オズワルドがテイラーを殺害した事で逆上するが、反抗する態度を見せられて逆に謝っていた。
最後はジェンナたちが逃げようとして気付き、マイクと揉み合いになって撃たれて死亡した。

ウィラード(演:ニック・アラン)

代表作に『Double Holiday』、『ホーム・スイート・ホーム・アローン』などがあります。

人食い一家の叔父。レッカー車を持っている。オーウェンから連絡を受けてレッカー車を持ち出す。

道端に止まっていたマイクの車をレッカーすると、逃げてきたジェンナとテイラーを保護した。
廃車所まで来て銃を片手に二人を脅すと、追いかけてきたオズワルドがテイラーを殺害した。
帰り道にオーウェンと遭遇して弟の失態を話していくが、忘れ物に気付いて仕方なく引き返す。
最後はマイクがオーウェンを殺害してすぐ銃殺するが、ジェンナに包丁で頭をカチ割れて死亡。

オックスフォード(演:ジョナサン・ラギー)

代表作に『サンタキラーズ』などがあります。

人食い一家の末弟。オーウェンやオズワルドと違って、ずっと小屋の中にいてうめき声を上げている。

人前に姿を表す事が一切なく、人の声を聞くと興奮して声を出して兄たちから注意されていた。
ジェンナとテイラーたちに見せしめとしてクリスが殺され、その声を聞いて小屋の中で暴れる。
オーウェンとウィラードが殺され、オズワルドによって解放されるとマイクにトドメを刺した。
最後は車で逃げようとしたジェンナがオズワルドに射殺され、そのまま彼女の肉に食らいついた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『テルライド・ホラー映画祭2020』、『ポップコーン・フライツ映画祭』などに正式出品された作品となります。
この作品はカナダのテレビ業界で演出家やカメラマンとして活躍したエイドリアン・ラングレーが手掛けています。
内容としては『ヒルズ・ハブ・アイズ』に似たようなモノで、田舎町に住んでいる人食い一家が主人公を襲うという感じの内容です。
まず、邦題が思い切り攻めてきているので、必然的に期待値が高くなってしまうのは仕方ない。
なので、どれぐらい人食いが出て主人公たちが恐ろしい目に遭うのか期待したが、残念ながら圧倒的に何かも足りなかった。
肝心の人を襲うシーンが頭を殴るしかパターンがなく、後はスタンガンを使う程度でバリエーションがなさすぎる。
というより、主人公たちが何度も頭に一撃を食らって気絶するので、どれだけ正確にやっているのか気になってしまった。
本来なら、頭に一撃を食らわせて気絶させると、目を覚ましたとしてもマトモに動く事ができないので、その時点で適当な内容だと分かる。
だったら麻酔を打って一瞬で眠る方がマシという感じで、もう少しバリエーションを考えて欲しかったです。
若者たちの設定は有り触れた仲間内の男女による裏切りで揉める結果になるが、これも低予算映画に良くあるパターンです。
人食い一家もどこかで見たようなキャラクターがいて、兄が普通に会話ができる、弟は少し知能障害がある、末の弟は人外というオリジナリティの欠片もない。
結果的に主人公たちは全員殺されてしまうが、人食い一家が揉める状況にもなって、メインがどっちなのか分からなくなる。
何よりエログロの描写が原因と結果しかなくて、最も重要な過程をすっ飛ばしているから論外になってしまう。
あれだけ攻めた邦題なのに、中身がお子様向けのスプラッターになってガッカリしかない残念すぎる作品でした。

コメント

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