作品データ
あらすじ
高校時代はスーパースターだったカルヴィンも、中年になって今はしがない会計士。
退屈で平凡な毎日を送るカルヴィンの前に、デブでいじめられっ子だった当時の同級生ボブが筋肉ムキムキの大男となった現れた。
ボブはCIAの捜査官でカルヴィンに協力を申し出ると、いつしか命がけの逃走劇に巻き込まれるのだった。
登場人物&出演者
・カルビン・ジョイナー(演:ケヴィン・ハート)
近年の出演作に『ファザーフット』、『ジュマンジ/ネクスト・レベル』などがあります。
主人公。会計士。高校時代は「ゴールデン・ジェット」と呼ばれ、誰よりも輝いて人気者として持ち上げられていた。
大学卒業後にマギーと結婚するが、会計士としてうだつの上がらない日々に退屈さを感じる。
フェイスブック経由でボブと再会すると、危険なデータのアクセスをしたせいで追われる。
当初はボブを疑っていたが、段々と信じて一緒に行動するが、彼に撃たれて再び疑った。
最後は黒幕がフィルと判明して倒し、同窓会でボブを持ち上げ、CIAの捜査官に転職を果たす。
・ボブ・ストーン/ロビー・ウィアディクト(演:ドウェイン・ジョンソン)
近年の出演作に『レッド・ノーティス』、『ジャングル・クルーズ』などがあります。
主人公。CIAの捜査官。高校時代は肥満体で踊りはうまかったが、トレバーによって恥をかかされる。
それ以降は登校拒否となって忘れられたが、フェイスブック経由でカルビンと再会を果たす。
筋肉ムキムキとなってカルビンを危険な任務に巻き込むが、状況を説明せずに信頼されない。
黒幕をおびき出す為のおとり捜査だと判明し、死んだと思われた元相棒のフィルが登場する。
最後はフィルの喉を引きちぎって倒し、同窓会でみんなに認められ、カルビンを相棒にした。
・マギー・ジョイナー(演:ダニエル・ニコレット)
代表作に『ダーク・シャドウ』、『ディードラ&レイニーの列車強盗』などがあります。
カルビンの妻。高校時代はミスター・セントラルに選ばれたカルビンと同じくミス・セントラルに選ばれた。
その後、カルビンとは大学を卒業した後に結婚して、出世街道から外れた彼より出世する。
弁護士を目指そうとロースクールに通おうと考えるが、部下に抜かされたカルビンを励ます。
カルビンがボブによって危険な目に遭っている事を知らず、不機嫌になって彼を放置した。
最後は同窓会にヘリで来たカルビンに驚き、生まれ変わったボブの姿にみんなと驚いていた。
・パメラ・ハリス捜査官(演:エイミー・ライアン)
代表作に『ゴーン・ベイビー・ゴーン』、『ブリッジ・オブ・スパイ』などがあります。
CIAの捜査官でボブの上司。ボブが相棒殺しの殺人罪と国家反逆罪で指名手配となって追っている。
何も知らずに協力していたカルビンの家にやって来るが、間一髪でボブを逃してしまう。
ボブが危険人物だとカルビンに説明すると、彼を捕まえる為に強制的な協力を求めていた。
ようやくボブを捕まえて拷問を加えるが、友人を助けたいカルビンによって逃げされる。
最後は黒幕を捕まえる為にボブと協力していた事を明かし、カルビンたちを同窓会へ送った。
・トレバー(演:ジェイソン・ベイトマン)
近年の出演作に『サンダーフォース/正義のスーパーヒロインズ』、『ゲーム・ナイト』などがあります。
カルビンとボブの同級生。イタズラ好き。高校時代に太っていたボブに赤っ恥をかかせて楽しんでいた。
20年後は国際銀行の副頭取となっていて、ボブが求める取引番号を手に入れる為に手伝う。
イメージチェンジしたボブに驚くと、過去にやった彼への侮辱を謝る演技をして笑っていた。
侮辱する言葉にカルビンから注意を受けても改めず、出て行ったボブをずっと見下した。
最後は同窓会で再びボブを小バカにしていたが、思い切って右ストレートを食らって倒れた。
・フィル(演:アーロン・ポール)
代表作に『ニード・フォー・スピード』、『トリプル9/裏切りのコード』などがあります。
CIAの捜査官。長らくボブの相棒として任務を行っていた。罠にハマった事で命を失っている。
当初は罠によって殺されたと思われたが、実は生きていて、ボブを監視する任務だと主張。
重要なデータが入ったUSBを持っていたカルビンを説得するが、ボブの邪魔が入ってしまう。
迷っていたカルビンがボブの足を撃ってしまうと、CIAの裏切り者として正体を暴いた。
最後はカルビンによって油断すると、背後から復活したボブに喉を引きちぎられて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作は『ドッジボール』や『スカイスクレイパー』で知られるローソン・マーシャル・サーバーが監督を務めています。
この作品はリメイク版『ジュマンジ』で共演したドウェイン・ジョンソンとケヴィン・ハートが主演となります。
物語としては巻き込まれる主人公と、巻き込む友人という構図で、これに関しては特に目新しさはなかったと思います。
なんと言っても、ケヴィン・ハートとドウェイン・ジョンソンのコンビが非常に面白い。
まず、ケヴィン・ハートは個人的にも注目している俳優であり、非常に面白いリアクションをしてくれます。
そして、もう一人の主人公を演じるドウェイン・ジョンソンはアクション俳優としての地位を築いていると言えます。
昔からアクション俳優とコメディは相性が良く、これができる俳優の出演作はどれも面白いと思っています。
さすがは元プロレスラーという事もあって、鍛え抜かれた肉体だけでもドウェイン・ジョンソンは説得力があります。
そこに憎めない演技とコミカルな一面を見せる事によって、なんだかシュワちゃんの系統を進んでいるような印象を持ちます。
ケヴィン・ハートが真面目なキャラクターを演じて、ドウェイン・ジョンソンが少し抜けたキャラクターを演じると面白さは倍増します。
何よりドウェイン・ジョンソンが純粋に友情を信じるキャラクターで、そこに退屈な日々を送る中年サラリーマンのケヴィン・ハートが合っていました。
いわゆるバディ映画としても面白いし、裏切られても友情を信じるところなんか、本作に込められた強いメッセージを感じられます。
シリーズ化に適するようなコンビであるが、まだ実現していないのは、単純にスケジュールが合わないからだろうと思えます。
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