【サンズ・オブ・ザ・デッド】RE-2629

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洋画

作品データ

公開年月 2018/07/28
ジャンル ホラー/ドラマ
原作 なし
監督 コリン・ミニハン
脚本 スチュアート・オルティス、コリン・ミニハン
製作 ブランドン・クリステンセン、ビック・トラン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ゾンビの脅威にさらされた町から脱出する為、モリーは恋人のニックとともに飛行場へ急いで向かっていた。
しかし道中、ニックが無残にもゾンビに食い尽くされ、モリーはたった一人で砂漠に取り残されてしまう。
ゾンビの動くが鈍く意図も簡単に逃げ出せたが、彼らは休む事を知らず、次第にモリーの体力が限界を迎えるのだった。

登場人物&出演者

モリー(演:ブリタニー・アレン)

代表作に『エクストラ/テレストリアル』、『ジグソウ:ソウ・レガシー』などがあります。

主人公。ヤク中のビッチ。恋人のニックとともに砂漠を横断しながら飛行場を目指していた。

タイヤが砂にはまって動けず、外に落としたスマホを拾うもニックは食い殺されてしまう。
スモールと名付けたゾンビを共にして飛行場を目指すが、助けられたテッドに犯される。
まさかのスモールによって助けられ、彼と会話をしているうちに妙な親近感を覚える。
最後は町に戻って息子を探し出し、家に侵入して大量のゾンビに怯まず立ち向かっていく。

スモール/ダレル・ギブソン(演:フアン・リーディンガー)

代表作に『地球が静止する日』、『グレイヴ・エンカウンターズ』などがあります。

飛行場を目指していたモリーを追いかけるゾンビ。生前はビジネスマンと思わせるスーツ姿。

執拗にモリーを追いかけ、彼女から一方的に粗チン野郎の意味で“スモール”と名付けられる。
休む事も眠る事もなく、四六時中モリーを追いかけるが、足は遅く低い段差も登れない。
砂漠の砂嵐に巻き込まれて埋もれるが、テッドに犯されていたモリーを助け出す事になる。
最後は兵士に足を撃たれ、動けなくなったところで、泣くモリーによってトドメを刺される。

ニック(演:マーウィン・モンザー)

代表作に『リクルート』、『グレイヴ・エンカウンターズ』などがあります。

モリーの恋人。ゾンビがいないメキシコに向かうべく、モリーとともに飛行場を目指す。

クスリのやり過ぎで吐きそうになったモリーを下ろすが、タイヤが砂場にはまってしまう。
近づいてきたゾンビに銃を向けるが、頭に命中させられず、結局は弾を使い切って車に避難。
夜になってスマホを探そうと外に出たが、暗闇からやって来たゾンビに食い殺されてしまう。
最後にはモリーが息子を迎えに道を戻った時、ゾンビ化して彼女を見送る事になった。

ジェイソン(演:アンドリュー・スパンツ)

本作が長編映画デビュー作となります。

テッドとともに車で走っている時、砂嵐に遭って倒れていたモリーを発見した。キャップを被っている。

その正体は刑務所から脱獄した囚人で、テッドとともに車の持ち主を殺して手に入れていた。
最初はテッドが優しくモリーと会話するが、飛行場を聞いて一緒にレイプしようとした。
最後は砂の中から復活したスモールにテッドが食い殺され、恐ろしくなって車で逃げ去る。

テッド(演:クリストファー・ヒギンズ)

代表作に『TIME/タイム』、『デビルズ・ノット』などがあります。

ジェイソンとともに車で走っている時、砂嵐に遭って倒れていたモリーを発見して助ける。

実は囚人で刑務所を脱獄して、車の持ち主であった親子を殺害して手に入れていた。
モリーから飛行場の場所を聞き出すと、久しぶりの女という事でレイプしようとした。
最後はお楽しみ中に復活したスモールに背後から襲われ、そのまま食い殺されてしまう。

ジミー(演:マイケル・フィリポーウィッチ)

代表作に『コンフェッション』、『チャーリー・ジェイド』などがあります。

ニックの友人。メキシコへの飛行機がある飛行場でニックとモリーを待っている。

オンボロ飛行機を友人が修理して、武器を積み込んでモリーとともに脱出を図っていた。
メキシコに行けば武器を使ってゾンビを片っ端から殺して大統領になると宣言した。
最後はメキシコの誘いを断ったモリーを置いて、友人とともに飛行機で飛び去っていった。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はシッチェス・カタロニア国際映画祭のミッドナイト・エクストリー部門で最優秀作品を受賞しています。
監督は『グレイヴ・エンカウンターズ』という作品が評価されたコリン・ミニハンという方。
ゾンビ映画という事で問答無用で借りてみたが、あらすじから予想して砂漠でウロウロする主人公とゾンビの物語だと思っていました。
以前から書いていますが、ゾンビ映画と低予算作品というのは非常に親和性が高いです。
基本的に多くのゾンビ映画は低予算であるが、本作はそれを逆手に取った作品となります。
最初は砂漠の中をただ歩いてゾンビとじゃれ合うだけのビッチな主人公だと侮っていました。
しかし、本作は多くのゾンビ映画と違って、非常にドラマ性の高い作品となっています。
確かに主人公はビッチで頭は良くないが、ゾンビのスモールと交流を交わし、段々と強い女性に変わっていきます。
本作で一番面白いところは一体のゾンビと仲良くなる主人公で、そのゾンビも意識が残っているのか彼女を助けて襲わなくなる。
ゾンビ映画というのは無限の可能性を秘めたジャンルだが、本作はそれを感じさせる作品となっています。
スモールというゾンビとの交流を通じて、主人公のモリーは強くなり、別れて暮らしていた息子を助けに行こうとするのです。
最初は恋人のニックと逃げ出そうとしていたビッチだが、最後の方では強い母親の顔に変わるのです。
いつもの展開のゾンビ映画ではなく、意外性のある展開とドラマ性があって、本作は意外にも楽しめる作品でした。
特に主人公のビッチから強い母親に変わる成長物語にゾンビがちゃんと活かされているのが非常の面白い設定だったと思います。
本作でゾンビは単なる人を襲う怪物ではなく、一人の女性を強くする存在にもなれると分かる作品でした。

コメント

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