【ナイト・オブ・ザ・コメット】RE-3551

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洋画

作品データ

公開年月 1984/11/16
ジャンル SF/ホラー
原作 なし
監督 トム・エバーハード
脚本 トム・エバーハード
製作 アンドリュー・レイン、ウェイン・クロフォード
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

クリスマスを控えた冬の夜、謎の彗星から地上に降り注いだ怪光線の影響で人類は一瞬にして赤い灰となって死滅した。
光線を浴びつつ生き残った者はゾンビと化し、偶然にも屋内で難を逃れたレジーナとサマンサの姉妹は生存者を探そうとする。
ラジオ局でヘクターと出会い、ゾンビに対抗するべく基地を目指そうとするが、そこに人間をゾンビ用血清の実験台にする科学者たちに遭遇するのだった。

登場人物&出演者

レジーナ(演:キャサリン・メアリー・スチュワート)

代表作に『ナイトホークス』、『隣の家の少女』などがあります。

主人公。映画館で働いている。仕事を放置して勝手にゲーム機で遊んで記録を作っている。

彗星が来る夜には映写室で彼氏とイチャイチャしたおかげで光線を浴びる事なく助かった。
ゾンビに遭遇して家に帰って妹と合流し、ラジオ局でヘクターと遭遇して彼の帰りを待つ。
デパートで感染者に捕まるも科学者たちに助けられ、騙されている事を分からず基地へ行く。
最後は血清の実験体となるも妹とヘクターに助けられ、生き残った人間として楽しく生きる。

サマンサ(演:ケリー・マロリー)

代表作に『初体験/リッジモント・ハイ』、『悪魔のサバイバル』などがあります。

レジーナの妹で学生。姉とともに継母と一緒に暮らしているが、反抗的な態度を見せている。

彗星が来る夜には継母とケンカして、部屋に閉じこもったおかげで光線を浴びずに済んだ。
状況が今ひとつ把握しておらず、帰ってきた姉と生存者を探しに行くも危機感を持たない。
科学者たちがやって来るが、蕁麻疹のせいで助からないと思われオードリーに助けられた。
最後はヘクターとともに基地へ乗り込んで姉を助け、生き残った若い男性と旅へ出かけた。

ヘクター(演:ロバート・ベルトラン)

代表作に『テキサスSWAT』、『バグジー』などがあります。

トラックの運転手。街の外からやって来ている。途中で拾った女の子と荷台でイチャイチャして助かる。

ラジオ局で情報を集めようとしていると、そこへレジーナとサマンサがやって来て合流する。
家族の安否を確認する為に実家へ戻るも厳しい現実を知り、戻るとオードリーの言葉を聞く。
サマンサを連れてレジーナを助ける為に基地へやって来ると、車に爆弾を仕掛けて待機する。
最後はレジーナたちが出て科学者の車が爆破し、生き残った子供たちと平穏に生きていく。

オードリー博士(演:メアリー・ウォロノフ)

代表作に『デス・レース2000年』、『フランケンシュタインの怪物の怪物』などがあります。

ロス・アラミトス陸軍基地に避難していた女性科学者。彗星による感染を研究して血清を作ろうとする。

生存者が基地に連れ出されると、血を抜いて研究する事を繰り返すも疑問を持っていた。
レジーナたちがラジオ局から通信を入れると、若い娘が生き残った事を知って迎えに行った。
サマンサが蕁麻疹を発症した事から助からないと判断し、レジーナが基地に行くも残った。
最後は仲間を射殺して、戻ってきたヘクターに事情を話し、感染によって死亡してしまう。

カーター博士(演:ジェフリー・ルイス)

近年の出演作に『100年後…』、『踏み切り』などがあります。

ロス・アラミトス陸軍基地に避難していた科学者のリーダー。感染を止める為に血清の生成を急いでいる。

生き残った人間を片っ端から捕まえさせ、基地に連れてくると血を抜いて研究させていた。
生存者を脳死状態にして、限界まで血を抜き取って研究させるやり方の正当性を主張する。
レジーナとサマンサたちが良い実験体として迎えに行かせるが、オードリーに裏切られる。
最後は感染が完了してしまい、逃げたレジーナたちを追うも仕掛けられた爆弾で爆死した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『ジャイアント・ベビー』や『NAKED/ネイキッド』で知られるトム・エバーハードが監督と脚本を務めています。
この作品は主人公である姉妹を演じるキャサリン・メアリー・スチュワートとケリー・マロリーが本作の売りとなっています。
当時の雰囲気を重視した内容となっていて、まさに80年代のポップカルチャーを体現したような印象を持ちます。
ティーンエイジャーが世界の終末であっても等身大に楽しもうとする姿こそ、本作における最大の魅力と言えるだろう。
彗星の光線を浴びた人間のほとんどが灰と化して、生き残っても大気汚染のせいでゾンビ化する運命しかないです。
その中で姉妹たちは恋バナをしたり、デパートで好きなように服を試着して化粧をしたりと、危機的な状況をまるで他人事のようにしています。
本作はゾンビ映画というよりは、感染系ホラー映画と言ってもいいが、中途半端な設定のせいでどっち付かずという印象でした。
80年代のティーンエイジャーが自由になったら何をするか、しっかりと主人公たちは考えられる行動をしていたと思います。
姉の方は現実的に物事を考えるけど、その根底にはティーンエイジャーと捉え方を持って軽く考えていました。
一方の妹はもっと気楽に物事を考えていて、あくまで楽しければなんでもいいが、男がいない事に不満を持つ辺りもティーンエイジャーらしい考え方でした。
その辺ではティーンエイジャーらしい行動であり、ゾンビ映画と考えれば、そのギャップで面白いと感じる人もいるろう。
ただ、個人的には都合の良い事しか起こらず、終末世界のような状況で危機感を持たないのに生き残るリアリティのなさに納得ができなかった。
本作にリアリティを求めるのはかなりムリのある事だが、どうしても許せない部分なので面白いとは一切思えなかったです。
80年代のポップカルチャーについても本作でやる意味があるのかと考えてしまい、全体的に好きな人向けの作品だと思いました。

コメント

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