【ブラッドムーン】VD-801

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洋画

作品データ

公開年月 2020/09/28
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 チャーリー・スティーズ
脚本 チャーリー・スティーズ
製作 チャーリー・スティーズ
製作国 イギリス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

殺人を犯したアーチーの裁判を行うべく馬車で急行していた区議会議員のホレス・レイクラフトだが、暗くなるという事から従者が近くのホテルに向かう。
マーサとヴィンセントの姉弟が経営する「3つ爪ホテル」に到着すると、ホレスが娼婦のミニーと楽しんで眠った後、アーチーが脱走を試みる。
手錠を外したアーチーが別の部屋を覗き込むと、姉弟が御者の遺体をバラバラに解体しているところを目撃するのだった。

登場人物&出演者

アーチー・ウィトック(演:リース・コノリー)

代表作に『Werewolf Castle』、『The Haunting of the Tower of London』などがあります。

主人公。少年の前で両親を殺害した罪でホレスに逮捕される。怪物に襲われたと説明するもまったく聞いてもらえず。

従者の助言で「3つ爪ホテル」に到着し、ホレスがミニーと楽しんでいた時に釘を見つける。
釘で手錠を外すも従者が姉弟に殺害するところを見て、ホレスを起こして一緒に応戦した。
ホテルを襲撃する狼人間からジェーンたちを守り、ミニーが死亡するとホレスたちと合流。
最後は狼人間に変身するも光と祈りで元に戻り、ジェーンと赤ん坊と三人で暮らす事になる。

ホレス・レイクラフト(演:ティム・カートライト)

代表作に『ザ・キング・アーサー外伝』、『The Haunting of the Tower of London』などがあります。

区議会議員。少年の両親を殺害したアーチーを裁判所に連れて処刑する為に馬車で急いで向かっていた。

従者の助言で「3つ爪ホテル」に到着し、娼婦のミニーと楽しんだ後に寝てアーチーが脱走。
姉弟が従者を殺害して運び出すところを目撃し、アーチーとともに姉を射殺し弟を捕縛した。
ホテルを狼人間が襲撃して応戦し、排泄物を食らうも倒し、変身したバーナードを迎え撃つ。
最後は変身したミニーも倒し、アーチーを変身から解き、ジェーンと暮らす彼らを送った。

ジェーン(演:ナタリー・マーティンス)

代表作に『ザ・ポルターガイスト/悪魔の棲む家』、『ディープ・インパクト/セカンドクライシス』などがあります。

ヒロイン。「3つ爪ホテル」に滞在していた女性。赤ん坊とともに両親や村人から逃亡しミニーが協力していた。

ホテルが危険だとしてホレスの馬車を盗もうとしたが、ヴィンセントが殺して諦めていた。
ミニーがマーサを射殺し、ケガしたアーチーの治療をすると事情を話して協力してもらう。
ホテルを襲撃する狼人間たちから隠れ、ホレスにより通気孔へアーチーと逃げ出していた。
最後は狼人間となったアーチーを止めて、彼と結婚して赤ん坊とともに暮らす事になった。

ギルバート・パンクハースト牧師(演:マーク・マッカーディ)

代表作に『Electric Man』、『Vampire Virus』などがあります。

「3つ爪ホテル」に滞在していた。ホテルがあるグリトルトン湿地帯の伝承を信じていて怯えていた。

バーナードと一緒に酒盛りをしていて、ホレスたちがやって来ると地元の伝承を説明した。
姉弟の暴走を止めたホレスたちと合流し、ヴィンセントが怪物に捧げる食料の解体を見る。
ホテルを襲撃する狼人間に応戦し、ホレスとともに排泄物を食らうも反撃して一度退ける。
最後は狼人間になったバーナードに襲われるも死なず、赤ん坊を守って生還を果たした。

ミニー(演:ジェシカ・アロンソ)

代表作に『Terrados』、『Vampire Virus』などがあります。

「3つ爪ホテル」に滞在する娼婦。2ポンドでどんな男とも寝る。マーサから客寄せパンダとして見られている。

パンクハースト牧師と楽しんだ後、ホテルに来たホレスたち会い次の客として予約される。
ホレスと楽しんだ後にジェーンと合流し、馬車を盗もうとしたがヴィンセントが殺して断念。
狼人間がホテルを襲撃してくると、ジェーンを匿っていたが見つかって逃げるよう警告した。
最後はアーチーを助けるも死んでしまい、狼人間となるもホレスにより射殺されて再び死亡。

バーナード・バグリー(演:ロリー・ウィルトン)

代表作に『ウィンタースキン』、『フィッシャーマンズ・ソング/コーンウォールから愛をこめて』などがあります。

「3つ爪ホテル」に滞在していた眼帯の男。ブラッドムーンになる夜について危機感を持ち、牧師と酒盛りする。

下りてきたホレスたちを出迎えると、地元に伝わる怪物の伝承と目撃した事を話していた。
狼人間がホテルを襲撃してくると、ライフルを片手に応戦するも劣勢になって隠れていた。
残っていた目を抉り取られると、必死に戦うも結局は外に連れ出されてホレスが見捨てた。
最後は狼人間になって復活し、ホテルを襲撃するもホレスによって再び殺されてしまう。

ヴィンセント・ホグウッド(演:バーリントン・デ・ラ・ロッチ)

代表作に『カニバル・レザーフェイス』、『ウィンタースキン』などがあります。

「3つ爪ホテル」を姉のマーサと経営している。待ち望んだ客にホレスたちが来てすぐに出迎えていた。

姉から少し知能に問題があると紹介されるが、実は正常で客たちを油断させる為にしていた。
ホレスたちの馬車の馬を処分し、姉とともに従者を殺害して解体するもアーチーに見られる。
姉がミニーに殺されてしまい、ホレスたちに事情を話して遺体を解体して怪物たちに捧げる。
最後はホテルの客を殺して欲しいと頼むが、見逃してもらえずその場で首をねじ切られ死亡。

マーサ・ホグウッド(演:エマ・スパージン・ハシー)

代表作に『ウィンタースキン』、『Sacrilege』などがあります。

「3つ爪ホテル」を弟のヴィンセントと経営している。ホレスたちがやって来ると、満室になるとして案内した。

パンクハースト牧師がミニーと楽しんだ後、出てくると2ポンドで楽しめると予約を入れた。
弟が馬車の馬を殺害して、従者を二人で殺してバラバラに解体するがアーチーに見られる。
アーチーとホレスを見かけると斧で殺害しようと追いかけ、笑いながら部屋に入っていく。
最後はミニーの銃で頭を撃ち抜かれ死亡し、弟に遺体を解体され怪物たちの食料にされた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『カニバル・レザーフェイス』や『KKKをぶっ飛ばせ』で知られるチャーリー・スティーズが監督や脚本などを務めています。
この作品は低予算ホラー映画であり、古典的なモンスターである狼男がテーマになります。
多分、年代は19世紀を舞台にして辺境のホテルで狼人間たちと戦うが、これがまさに典型的な低予算ホラー映画という感じになる。
狼人間が登場するのは中盤以降になるが、その前はホテルを経営している姉弟がホラーを担っていました。
ただ、この姉弟は狼人間と入れ替わるように退場してしまい、あとは着ぐるみと主人公たちによる戦いが展開されていきます。
当時の銃は弾丸と弾薬が別々でリロードに時間がかかるはずだけど、映画の都合上、すぐに撃てるような状況に当然ながら違和感を持ちました。
狼人間の設定はほとんど語られず、噛まれたり引っかかられたりして死ぬと、変身するというオリジナリティの欠片もない展開でした。
どう考えても主人公たちは劣勢な状況で追い詰められているのに、彼らを目の前にして狼人間たちがマヌケになるところが低予算ホラー映画らしい。
普通に考えると、狼人間は普通の人間よりも鼻が利くはずだが、真下にいる人間の存在に気づかない方がギャグとしか思えない。
コミカルなシーンを撮ろうとしているのか分からないが、これもまた中途半端でグロテスクなシーンとの連携が悪い方に出てしまっている。
こういう低予算ホラー映画は監督のこだわりが強く反映されるはずだが、本作はそこまで感じさせる熱意というモノがなかったです。
どれも形として見せているだけで深みは当然なく、主人公とヒロインの関係だって場当たりすぎて二人がくっ付くのは強引すぎた。
あと、こういう場所に赤ん坊が出てくると、絶対に殺される事がないから緊張感を失う事を監督は理解しているのだろうか。
予想できていたとは言え、もう少し作っている側の熱意やオリジナリティを感じせるような設定や展開が欲しかったです。

コメント

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