作品データ
あらすじ
証人保護執行官のジャック・ラ・ロカは、逃げ出した証人であるラビットを見つけるが、そこに訴えられるマフィアの殺し屋たちがやって来る。
殺し屋たちの追跡を逃れたジャックたちは、ラビットが逃走に使っているという閉鎖されたルート666で法廷に向かおうとする。
そこは受刑者が死霊になって棲み着く呪われたルートで、血を求めれる彼らの襲撃を受けたジャックたちは脱出する為に死闘を繰り広げるのだった。
登場人物&出演者
・ジャック・ラ・ロカ(演:ルー・ダイアモンド・フィリップス)
代表作に『ハード・トゥ・ダイ』、『チリ33人/希望の軌跡』などがあります。
主人公。証人保護執行官。特殊部隊ネイビーシールズの元隊員で、CIAでも働いていた経歴を持っている。
逃げていたラビットを発見すると、襲ってくるマフィアの殺し屋から逃す為に奮闘した。
法廷までの近道にルート66を利用するが、実はそこに犯罪者だった父親の墓があると知る。
囚人の死霊に襲われて分断されるが、再びステフたちと合流して保安官たちを撹乱した。
最後は死霊に襲われるところで父親に助けてもらい、保安官を倒してルート66を戻っていく。
・ステフ(演:ロリ・ペティ)
代表作に『タンク・ガール』、『ドント・スリープ』などがあります。
ヒロイン。証人保護執行官の一人。新たなに赴任してきたジャックを上司として一緒に行動していた。
逃げていたラビットを見つけてトイレで逮捕し、証言するマフィアの殺し屋から逃げ出す。
ルート66が近道だと分かって向かっていくが、ジャックが気に食わないPTを説得していた。
保安官がメアリーを射殺してジャックの事を黙っていたが、PTがしゃべってしまう。
最後はラビットと保安官の部下を倒し、ジャックと合流してルート66から一緒に出ていく。
・ラビット/フレッド・スミス(演:スティーヴン・ウィリアムズ)
代表作に『地獄のヒーロー2』、『13日の金曜日/ジェイソンの命日』などがあります。
マフィアの会計士をしていた黒人男性。スタンフォード大学の経済学部を卒業したエリートだという。
証言する為に保護されていたが、勝手に逃げ出してジャックたちに見つかって捕まった。
法廷で証言させる為に連行されるが、近道となるルート66にやって来ると警告をしていた。
囚人たちの死霊が襲撃してきて、ジャックたちに逃げるべきだと助言するも無視されていた。
最後はステフと保安官の部下を倒し、ジャックと合流してルート66から一緒に出ていく。
・P.T.(演:デイル・ミッドキフ)
代表作に『ペット・セメタリー』、『デッド・フライト』などがあります。
連邦保安官。スーツを着ている。マフィアのボスを訴える証人が4人も殺され、残るのはラビットだけになっている。
ラビットに逃げられてしまい、安全保障局からジャックが上司として派遣されて従っている。
ルート666で墓場を見つけ、囚人について説明し、一人がジャックの父親と知って挑発した。
なぜかジャックと殴り合いになり、囚人の死霊が襲撃して仲間が殺されてやけ酒をする。
最後は保安官の部下と揉み合いとなって、腹部を撃たれてしまい、ステフの腕の中で死亡。
・メアリー(演:メルセデス・コロン)
代表作に『エアポート’05』、『スーサイド・マーダー』などがあります。
連邦保安官。ニックとお揃いの連邦保安官Tシャツを着る。ジャックが上司となって黙って従っていた。
マフィアのボスを訴える証人が4人も殺され、ラビットに逃げられる無能三人組の一人。
ニックとイチャイチャしている時に囚人の死霊たちの襲撃があって、慌てて応戦していた。
車で一服していたニックがなかなか戻らず、姿が見えないとしてジャックたちに話していた。
最後は応援に駆けつけた保安官たちに銃を向けられ、いきなりショットガンで撃たれて死亡。
・ニック(演:アレックス・マッカーサー)
代表作に『デスペラード/ながれ者』、『コレクター』などがあります。
連邦保安官。メアリーとお揃いの連邦保安官Tシャツを着る。ジャックが上司として来るも気に食わず。
マフィアのボスを訴える証人が4人も殺され、ラビットに逃げられる無能三人組の一人。
ジャックがラビットを捕まえ、ルート666を走っている時に素性を聞いて超人だと揶揄する。
メアリーとイチャイチャしている時に囚人の死霊たちが襲撃し、慌てて応戦をしていた。
最後は車に戻って一服していると、囚人の死霊たちに襲われ、そのまま連れ去られてしまう。
・ジョー(演:ロブ・ロイ・フィッツジェラルド)
代表作に『テルマ&ルイーズ』、『スリー・ヒットマン』などがあります。
連邦保安官。シャツとネクタイをしている。ジャックが上司として派遣された事が気に食わない。
マフィアのボスを訴える証人が4人も殺され、ラビットに逃げられる無能三人組の一人。
ジャックを批判するPTに対して、証人を逃した事をステフに詰められて何も言い返せない。
ルート666に入って墓場を見つけると、一服をしたい事からラビットの監視していた。
最後は囚人の死霊が襲撃してくると、銃で応戦するも効かず、体をバラバラにされて死亡。
・ボブ保安官(演:L・Q・ジョーンズ)
代表作に『ワイルドバンチ』、『カジノ』などがあります。
ルート66の旧道を管轄にしている群保安官。ルート66にジャックたちが行くと無視するように指示を出す。
囚人たちの死霊に追われるジャックから連絡が入って、応援の連絡を頼まれる無視していた。
保安官補佐をしている息子や部下と現場に行くと、いきなりメアリーを射殺してしまう。
実は過去に反撃した囚人たちにブチ切れると、穴を掘らさせて容赦なく生き埋めにした。
最後はジャックの反撃で倒れ、囚人たちを埋めたローラーの亡霊に踏み潰されて勝手に死ぬ。
感想
[個人的な評価]
本作は『ハード・トゥ・ダイ』で知られるルー・ダイアモンド・フィリップスが主演を務めています。
ゾンビ映画としてレンタルしたはずが、またしてもちょっと違う作品となりました。
情報もあまりなかったので、この作品にいい意味でも悪い意味でも期待をして鑑賞しました。
結果としては、非常に惜しい作品になっていて、魅力のある部分を伸ばせば面白いモノになっていた可能性があります。
この時点で本作は面白くはないけど、主人公ともう一人の登場人物との会話が非常に面白いと思いました。
ホラー映画として考えると緊張感がまったくないし、銃撃戦が展開されるのに、弾が箱に当たる程度で迫力が一切ない。
せめて血飛沫が欲しいところだが、どうやら低予算なので、それを用意する余裕すらなくて残念としか言えない。
なので、かなりの至近距離で銃撃戦が繰り広げられているはずなのに、当たる気配が一切ないから緊張感とは無縁になっている。
主人公は証人保護執行官という立場で、証人を守らないといけない立場で、当然のように無敵の強さで立ち回ります。
そんな保護される証人であるラビットというキャラクターが愉快で、マフィアの会計士なので殺しは直接しないから面白キャラが成り立ちます。
主人公とラビットの掛け合いが面白く、この二人を重点に物語を作っておけば良作になっていただろうと思います。
しかし、この作品で一番足を引っ張っているのは雑な死霊の設定と、どうでもいい脇役たちの意味のなさになっている。
悪役に関してもぽっと出というイメージが強く、急に悪人面をしてくるから、戸惑うしかないぐらい唐突な立ち回りの変更でした。
とにかく、本作はシーンの繋げ方が下手すぎるので、切り替わるところで勝手に動きが生じているから理解するまで時間がかかりました。
予算がないからカットしているだろうけど、前後の辻褄が合っていない場面があるから、そこはもっとちゃんとやるべきだったと思います。
基本的な部分で雑になっているから、主人公とラビットの掛け合いが面白いだけにもったいないと感じてしまいました。
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