作品データ
あらすじ
妊婦のルースは出産を間近にして、最愛の夫が山岳事故で亡くなる悲劇に見舞われる。
悲観に暮れていたルースは、ある時、自分の膨らんだお腹から声が聞こえると気付いた。
それは生まれてくる予定の娘からの声であり、ルースは寂しさを埋める為にその声に従って次々と殺人を始めるのだった。
登場人物&出演者
・ルース(演:アリス・ロウ)
代表作に『サイトシアーズ/殺人者のための英国観光ガイド』、『ワールド・エンド/酔っぱらいが世界を救う!』などがあります。
主人公。出産間近の妊婦。山岳事故で夫を亡くしてしまい、悲観に暮れる日々を送る。
突然としてお腹にいる娘から声が聞こえると、夫を死に追いやった人たちへの復讐を開始。
指示されるままに次々と殺していく中で、操られる事を不安視して助産師の言葉を聞く。
クライミングの責任者だった男に迫るも陣痛で断念し、娘を帝王切開で出産をした。
最後は娘が普通で自分がおかしくなったと知り、夫が亡くなった場所で責任者を襲った。
・助産師(演:ジョー・ハートリー)
代表作に『インブレッド』、『イーグル・ジャンプ』などがあります。
産婦人科の助産師。ルースを担当するが、過去の資料がなかなか見つからず素性を知らず。
いつものように接していたが、あまりにも無愛想なルースの受け答えに困惑していた。
福祉に報告して赤ん坊を奪われるとルースが動揺するが、なんとか落ち着かせていた。
反抗する赤ん坊に困るルースが診察に来て、不安を募らせる彼女に強い言葉を与えた。
最後は陣痛で帝王切開して出産させたルースを安心させ、保健師を呼ぼうと部屋を出た。
・ザベック(演:ダン・レントン・スキナー)
代表作に『ハイ・ライズ』、『One Crazy Thing』があります。
ルースの夫とクライミングした仲間。爬虫類を売っているペットショップのオーナー。
何も知らずに店を訪れたルースにペットを選別し、自分のコレクションまで見せていた。
最後は非常用のネズミを切るナイフで喉を掻っ切られ、そのまま失血死をしてしまう。
・DJダン(演:トム・デイヴィス)
代表作に『Outside Bet』、『フリー・ファイヤー』などがあります。
ルースの夫とクライミングした仲間。70年代ディスコ・ナイトでDJをしている。
火曜日は酒を飲まないと言っていたが、ルースに勧められて簡単に信条を破っていた。
重荷になる恋人や結婚を拒否して、予めルースに自分はその対象じゃないと防衛策を張る。
積極的に誘ってくるルースに見栄を張りながら家に連れて行き、何かと見下す言動をする。
最後は出したチンコをルースに切られ、認知症の母親にも見捨てられて失血死をした。
・エラ(演:ケイト・ディッキー)
代表作に『最高のふたり』、『プロメテウス』があります。
ルースの夫とクライミングした仲間。大企業に勤めているキャリアウーマン。
人事も担当して夜遅く面接するルースを迎えるが、妊娠の為に不採用を言い渡した。
ルースがプライベートについて聞かれると、自分の為に金を使って楽しんでいると話す。
最後はルースに喉を掻っ切られ、寂しい週末を送っていると言われて失血死してしまう。
・ザック(演:トム・ミーテン)
代表作に『インビジブル・エネミー』、『The Ghoul』などがあります。
ルースの夫とクライミングした仲間。ルースとは顔見知りで家を留守にしていた。
ちょうど帰って来ると、ドアの前で待っていたルースによって押し倒されてしまう。
最後は夫の事故について弁明しようとしたが、ルースに置物の仏像で目を刺され死亡した。
・ジョシュ(演:マイク・ウォズニアク)
本作が長編映画デビューとなります。
ザックの同居人。知り合いだと聞かされたルースを快く家に入れて待たせていた。
紳士的な態度でルースに接し、膨らんだお腹を初めて触った人物として認められた。
最後はザックが殺されると、それに驚いていると、ルースに押し倒されて殺された。
・レン(演:ジェマ・ウィーラン)
代表作に『ウルフマン』、『ガリバー旅行記』があります。
ルースの夫とクライミングした仲間。あらゆるスポーツ関係の寄付をしている女性。
家でエクササイズをしている時にルースが子供への寄付について尋ねられが拒否した。
トイレを仕方なく貸すが、殺されようとして反撃し、警察に電話してグローブを装着。
最後はボクササイズで対抗するが、妊婦である機転を利かせたルースに刺されて死亡。
・トーマス・ハムダン(演:ケイヴァン・ノヴァク)
代表作に『カムバック!』、『パディントン』などがあります。
クライミング指導者。ルースの夫とクライミングしたが、事故で仕方なくロープを切る。
テレビの取材にも応じて、その時の判断は多くの人を助ける為だったと語っていた。
クライミング教室にルースがやって来るが、妊婦で妙な質問をされて拒否してしまう。
ハロウィン・パーティでルースに襲われそうになるが、陣痛が来た事でなんとか助かる。
最後はルースの夫が亡くなった現場にいると、彼女がやって来て鬼の形相で襲われた。
感想
[個人的な評価]
本作は『ロンドン・フライトフェス映画祭』、『メルボルン・モンスターフェス映画祭』で2部門受賞、13部門にノミネートされました。
他にも『ゴールデン・トマト・アワーズ2017』でベスト・レビュー・ホラー映画部門で第4位に輝いています。
主演と監督を務めるアリス・ロウは実際に妊娠していて、その為に使える時間が限られていて、わずか11日間で撮影を終えています。
こういう作品では登場する妊婦は作り物だが、やけにリアルだと思っていたが、まさかの本物だと知って驚きました。
基本的に主演が監督や製作などに首を突っ込んでいる作品はあまり好きじゃないが、本作はアリス・ロウの意気込みが伝わりました。
これは本当に妊娠しているからこそ出せる迫力があって、作り物と違ったリアリティを生み出していると感じさせました。
さすがに撮影期間が短かったので、全体的に淡白な展開になっているが、実際はなかなかのサイコパスな主人公だったと思います。
よく犯罪者が精神異常があると演じて実刑を免れようとする表現に「頭の中で声がする」というのがあります。
本作はまさしくそのような感じであって、ラストではすべて主人公が自分を正当化する為に赤ん坊を利用していただけだと分かります。
ラストのオチは本当に悪魔の子供か、もしくは主人公の妄想が暴走しているの二種類しかないのは予想がつきます。
そうなると、本作も予想する一つの結末なので驚きはないが、体を張った演技をしたアリス・ロウを素直に素晴らしいと拍手を贈りたいです。
ただ、もっとアイデアとして突き詰める事ができるので、本物の妊婦を使うにはリスクが大きすぎるので、作り物でもいいので突き抜けて欲しいと思いました。
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