作品データ
あらすじ
長寿をもたらすとされる薬を探すバイオテック社の現地調査で、研究員が突如連絡が途絶えてしまう。
研究員の姉である毒物の専門家ジアの元にバイオテック社のCEOであるメイソンが伝え、二人は捜索の為に現地まで向かった。
特別救助隊を組織すると、ジアは弟たちが見つけた古代中国の地下宮殿を発見するが、そこには独自の進化を果たし毒グモに遭遇するのだった。
登場人物&出演者
・ジア(演:リー・ビンビン)
近年の出演作に『MEG/ザ・モンスター』、『魔界戦記/雪の精と闇のクリスタル』などがあります。
主人公。バイオテック社を立ち上げた両親が飛行機事故で亡くなり、毒の専門家として動物で働いていた。
弟のルークが現地調査で行方不明になってしまい、メイソンから報告を受けて現場に向かった。
GPSを元に弟を見つけようと地下宮殿までやって来ると、危険なクモがいて毒について説明した。
弟が見つからず挫折するところでジャックに励まされると、すぐ見つけて長寿の薬で復活させた。
最後はメイソンをジャックが倒し、復活したルークたちと崩壊する地下宮殿から脱出を果たした。
・ジャック・リドリー(演:ケラン・ラッツ)
近年の出演作に『スピード・キルズ』、『OSIRIS/オシリス』などがあります。
ヒロイン。特別救助隊。行方不明となったルークたちを救出する為にメイソンに雇われた。
砂嵐が発生する前に現地へ向かおうとするが、弟の為に無茶をしそうなジアに警戒していた。
地下宮殿を発見すると、チェンやミリーがクモに噛まれるとなんとか助けようとした。
過去にネパールで起きた地震で仲間を失ってしまい、弟の手がかりをなくしたジアを励ました。
最後は暴走していたメイソンを倒し、長寿の薬をルークに飲ませて崩壊する地下宮殿が脱出した。
・ルーク(演:ウー・ズン)
代表作に『処刑剣/14 BLADES』、『楊家将/烈士七兄弟の伝説』などがあります。
ジアの弟。バイオテック社で働いている。メイソンの指示で皇帝が手に入れた長寿の薬について調査をしていた。
運良く地下宮殿を発見するが、皇帝たちが作った特殊なクモに噛まれてしまい動けなくなった。
クモの毒を食らって苦しんでいたが、GPSを付けていたおかげでジアたちにようやく発見された。
死んだと思われていたが、クモの糸からジアに発見され、長寿の薬を飲まされて復活を果たす。
最後は意識を取り戻し姉との再会に喜んでいたが、崩壊する地下宮殿からなんとか脱出を果たす。
・ゲイリー(演:シェーン・ジェイコブソン)
代表作に『ブルー・ブルー・ブルー』、『しあわせの百貨店へようこそ』などがあります。
バイオテック社に雇われた運転手。現地調査で行方不明となったルークたちの元まで運転していた。
砂嵐が発生してタイヤが埋もれてしまい、ジャックに言われてチェンたちと車を押して脱出した。
地下宮殿で道がなくなっていたが、適当にスイッチを触ったおかげで道が開かれて助かった。
ずっと皮肉を吐いていたが、ミリーが目の前で死んでしまってガッカリするが文句も言っていた。
最後はメイソンが倒されて油断し、クモの親玉の糸に引っ張られて大量のクモの中に落ちて死亡。
・チェン(演:ジェイソン・チョン)
代表作に『タイガー&ドラゴン/伝説降臨』、『セクシー・マーメイド/復讐の甘い罠』などがあります。
バイオテック社に雇われた考古学者。ルークたちが発見した地下宮殿について調べていた。
ジアとメイソンがやって来ると、自己紹介をそこそこにして早速とルークたちを助けに向かった。
砂嵐から村にある建物に避難するが、死体を見つけて覗き込むとクモの毒を食らってしまう。
ジアがすぐに大量の血清を打ってもらい、なんとか回復して地下宮殿の謎を次々と解いていく。
最後はメイソンが倒されて油断し、クモの親玉の糸に引っ張られて大量のクモの中に落ちて死亡。
・ミリー(演:ステフ・ドーソン)
代表作に『キリング・ゾーン』、『ダスト・ウォーカー』などがあります。
バイオテック社に雇われた現地で装備担当している。ルークたちが送っているGPSの信号を探していた。
ジアとメイソンがやって来ると、すぐ近くに巨大な砂嵐が来ているとレーダーで捉えていた。
地下宮殿を発見すると、メイソンが糸を踏んでしまい、出現したクモに噛まれて毒を食らった。
血清がなくて12時間以内に死亡する可能性があると言われ、ゲイリーに担がれた状態で進む。
最後は橋が崩れる寸前にジアたちと先に行かせ、その場に残って大量のクモに体を覆われて死亡。
・イン(演:エヴァ・リュー)
代表作に『サイバー・ゴースト・セキュリティ』があります。
古い炭鉱近くの村に住んでいた少女。両親がクモに襲われて死亡する中で一人だけ生き残っていた。
ジアたちがやって来ると、部屋に隠れていたところを見つけられ、安堵して仲間に加わった。
一緒に地下宮殿まで到着すると、実際に炭鉱の住民がどうなったのか中国語で説明した。
暴走していたメイソンが体内にいるクモがいると指摘されるが、誰にも信じてもらわなかった。
最後は崩壊する地下宮殿から外へ出ると、体内に繁殖していたクモが一気に出てきてしまう。
・メイソン(演:ケルシー・グラマー)
近年の出演作に『スカイ・ミッション』、『ナイト・ストーム』などがあります。
バイオテック社のCEOで科学者。ジアとルークの父親とバイオテック社を共同で立ち上げている。
中国の皇帝が作り出した長寿の薬を求めていたが、投資家たちから見放されようとしていた。
ルークに現地調査をさせて発見するが、行方不明になってジアたちを引き連れて地下宮殿を発見。
クモに噛まれて勝手に解毒薬を持ち出し、長寿の薬を手に入れてジアたちを出し抜いて逃げた。
最後は水中で多くのクモに噛まれると、ジアたちの前に出るもジャックによって倒された。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
中国で製作されたNetflixのオリジナル作品だったが、謎解きのあるアドベンチャー映画という印象を持ちました。
主演には脇役が多いリー・ビンビンが務めているが、なんだかビジネス的な反日のイメージがどうしても付きまとう。
アドベンチャー映画というのは結構丁寧にベースを描くイメージがあるけど、この作品に関してすべてが軽いような印象を受けた。
今では乗りに乗っているNetflixが出資して、それなりのCGや映像となっているが、本作に関して設定がかなり雑な感じでした。
それに登場人物を無意味に増やしているので、本来なら統合するべきなのに個々の描写が薄まってしまっている。
あくまで動画配信サービスの作品という枠でしか作っておらず、劇場版ならば、もっと丁寧に描写していくはずだと思いました。
全体的に描写が薄いので、印象に残るような場面がないどころか、どこかで見たような新鮮味のない場面が多かったです。
肝心のクモに対する設定や描写についてもしっかりと練っていない感じで、適当に中国の要素を取り入れたような感じでした。
とにかく、この作品は中国に忖度しているようで実は適当にあしらっていて、これを作った意図がご機嫌取りレベルだとしか思えない。
超大作に出ているケラン・ラッツやケルシー・グラマーも出ているのに、扱いも中途半端でまったく活かそうとしていなかった。
リー・ビンビンだって主人公らしい活躍があまりなく、この作品で何がしたかったのか分かりませんでした。
やはり、ムダな登場人物の役割を主人公やヒロインに与えるべきであり、脇役は物語を盛り上げる為に使うべきだったと思います。
アドベンチャー映画の良さがまったくないし、ワクワクもドキドキもしないので、作った人間はもう一度勉強した方がいいと感じました。
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