作品データ
あらすじ
旅行先のビーチでジルは古びた木片を拾うが、それは霊界と現世を繋ぐというウィジャ盤と知らずに持ち帰ってしまう。
そのウィジャ盤を興味本位でジルと友人たちで遊んでいたら、知らないうちに霊界から凶暴な人食いサメを召喚してしまう。
人々を襲う神出鬼没の“ウィジャ・シャーク”を打ち倒すべく、オカルトに詳しいジルの父親に助けを求めるのだった。
登場人物&出演者
・ジル(演:ステフ・グッドウィン)
本作が長編映画デビュー作となります。
主人公。女子大生。古い友人のキムに誘われて旅先のビーチで一人に行ってウィジャ盤を拾う。
泊まる家で合流すると、ゲームをするという意味でウィジャ盤で誤って精霊サメを召喚した。
サメの悪夢を見て父親に調べるように話し、翌朝になりウィジャ盤がなくなってブチ切れた。
父親からウィジャ盤の持ち主に返せと無茶ぶりをされ、精霊サメに追いかけられて逃げる。
最後は霊体となった父親のオカルト戦法に助けられ、ウィジャ盤を破壊して生還を果たした。
・ティフ(演:エイミー・オズボーン)
本作が長編映画デビュー作となります。
女子大生グループの一人。メガネをかけて、シャツもちゃんとしておらず天然な性格を出す。
みんながプールで楽しんでいる中、なぜか隣の家で洗車する男性を見て一緒に洗っていた。
翌朝になって何も知らずにプールへやって来ると、精霊サメから逃げるジルに連れ出される。
森まで走って逃げてくると、ウィジャ盤から召喚された精霊サメだと説明を受けていた。
最後はなぜかコケてしまうと、ジルが先に逃げて精霊サメに追い詰められて食われてしまう。
・キム(演:ロビン・ホッジ)
代表作に『Countrycide』、『Murder in High Heels』などがあります。
女子大生グループの一人。ジルの古くからの友人。大学の友達をジルに紹介してくれた。
何か落ち込んでいたジルを誘っていて、それ以上は追求せずにみんなで仲良く遊んでいた。
プールサイドでジェンと一緒に日光浴して、ジルとドナに誘われても気分じゃないと断る。
翌朝からずっとコーヒーを飲んで、食料がないと判明してジェンが代わりに買い出しへ行く。
最後はプールに入ろうとして、浮かぶ血だらけの腕を見て叫び、精霊サメに食われてしまう。
・ジェン(演:ゾーイ・タウン)
代表作に『Monster Pool: Chapter Two』、『Murder in High Heels』などがあります。
女子大生グループの一人。ジルと初めて会うが、ちょっと変わった雰囲気に疑問を持っていた。
プールでジルやドナたちが遊んでいる中、キムと一緒に日光浴をして誘われても断っていた。
ウィジャ盤を持ってきたジルに賛同し、なぜか呪文を唱える役になってみんなを先導する。
翌朝に食べる物がないと判明して、買い出しに行って森でウィジャ盤を見つけるも放置した。
最後は買い出しを終え帰る途中の森で精霊サメに遭遇し、逃げ出すも結局は食われてしまう。
・ドナ(演:クリスティーナ・ローマン)
本作が長編映画デビュー作となります。
女子大生グループの一人。家に入ると、いきなり下ネタみたいなセリフを吐いてみんなが戸惑う。
みんながプールで楽しんでいる中、一人で料理の準備をして全員が完食して褒められていた。
プールで楽しく遊んでいると、ジルにウィジャ盤でゲームをしようと誘われるも不信に思う。
ウィジャ盤を進めていき、映画でみた事があると何度も話し、人も死んだと話していた。
最後は翌日の朝からハッパでトリップし、プールサイドで精霊サメに遭遇し食われてしまう。
・ジルの父親(演:ジョン・ミリオーレ)
代表作に『サバイバル・オブ・ザ・デッド』、『異端邪降』などがあります。
オカルト関係の仕事をしている。ウィジャ盤を拾ったジルから話しを聞いて独自に調べていた。
インターネットから精霊サメの記事を見つけ、ワザワザ口に出して説明をしてくれた。
更にタロットカードを取り出して、今後のジルに待ち受ける運命を知ってすぐに警告をした。
精霊サメを撃退するべく、霊媒師の元で場所を特定させ、娘を助ける為に犠牲となった。
最後は霊体となって精霊サメにオカルト殺法を使って弱体化させて、娘にトドメをさせた。
・警察官(演:ピーター・ウィテカー)
代表作に『サンダーストーム/雷鋼の鎧』、『ロスト・ジョーズ』などがあります。
地元のベテラン警察官。森の前で待機していると、娘が帰ってこない相談を受けて部下を呼び出す。
なかなか部下が来なくて一人で森を探索していた時、精霊サメに遭遇し銃撃しながら逃げる。
小屋に逃げ込んでジルと合流すると、何が起きているのか分からずに説明を求めていた。
最後はジルの父親が繰り出したオカルト戦法と、ウィジャ盤を破壊して生還を果たした。
・霊媒師(演:カイリー・ゴフ)
本作が長編映画デビュー作となります。
ジルの父親がウィジャ盤で精霊サメの正体に気づき、相談しにやって来た怪しい霊媒師。
光る玉から精霊サメの居場所を突き止めると、凄まじい力を感じてジルの父親に伝えていた。
精霊サメとジルが通じ合っていて、その交信を断ち切る為に霊力を使って強く念じていた。
最後は精霊サメがやって来るとジルの父親が犠牲となって、自分の母親の予言通りと話した。
感想
[個人的な評価]
本作は様々な低予算映画を手がけたブレット・ケリーがスコット・パトリック名義で6年ぶりの新作となります。
ブレット・ケリー監督は『ジュラシック・シャーク』や『ロスト・ジョーズ』などで知られている。
今回は別名義で作品を手がけていますが、そのストーリーや演出についてはいつも通りの感じになっています。
ただ、本作は別名義だったからか、真面目にストーリーを展開させている印象がありました。
冒頭から見た事のあるような始まり方だったが、その後は意外にもちゃんとストーリーをやろうという感じになっていました。
一番気になったのは女優陣だが、みんなが似たような立派な体格なのに、惜しげもなく水着姿を披露する度胸の良さは素晴らしいと思いました。
よほどブレット・ケリー監督の説得が良かったのだろうか、女優陣たちは自信満々でタプタプのお腹を見せてくれていました。
いよいよタイトルの一部になっている精霊サメが登場すると、これもまたCGではない昔ながらの雑な合成で笑わせてくれています。
しかし、物語としては登場人物たちを襲っていく精霊サメは真面目で、ウィジャ盤で宣言した通りに食い散らかしていくだけ。
そもそも、冒頭で出揃った女子大生たちは食われる為にいるのだが、いよいよ主人公に迫っていくと簡単に見逃してくれる。
主人公の父親が霊媒師で精霊サメを挑発して死んでしまうが、そこから本作の盛り上がるところになっていきます。
まさかの父親が霊体になって精霊サメと対決をして、「オカルト殺法」からの「ミスティック・シールド」を発動するとは思わなかったです。
最後の最後で真面目にふざけてしまったのはブレット・ケリー監督のいいところかもしれません。
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