【ザ・グラッジ/死霊の棲む屋敷】RE-3413

スポンサーリンク
洋画

作品データ

公開年月 2020/01/03
ジャンル ホラー
原作 清水崇 『呪怨』(モチーフ)
監督 ニコラス・ペッシェ
脚本 ニコラス・ペッシェ
製作 一瀬隆重、サム・ライミ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

森林地帯で車に乗った状態の変死体が発見され、連絡を受けたマルドゥーン刑事はグッドマン刑事と現場に駆けつけていた。
道路が封鎖されていた事から死体は何ヶ月も放置され、所持品からグッドマン刑事が2年前に担当した事件に関係する人物と判明する。
過去の事件と死体との関連性を疑ったマルドゥーン刑事は、事件の舞台となった屋敷を単独で訪れて調査を始めるのだった。

登場人物&出演者

マルドゥーン刑事(演:アンドレア・ライズボロー)

近年に出演作に『ポゼッサー』、『ニューヨーク/親切なロシア料理店』などがあります。

主人公。夫をガンで亡くして息子とともに生きようと気持ちを改める。新たな職場に配属される。

何か恐い事があれば、目を閉じて5秒間数えれば大丈夫だと息子にお互いにリラックスさせる。
森で見つかった死体からランダース事件を知り、グッドマン刑事に止められるも勝手に調べる。
ランダース事件の家に入ったせいで呪われ、同じく調べていたウィルソンの末路を知った。
最後は家を燃やして助かったと思ったら、今度は自分の家に呪いが引っ越して捕まった。

グッドマン刑事(演:デミアン・ビチル)

近年に出演作に『ミッドナイト・スカイ』、『死霊館のシスター』などがあります。

マルドゥーン刑事が新たなに配属された警察署のベテラン刑事。ランダース事件を担当した。

死体がランダース事件と関わりがあると判明するが、誰よりも警戒して家に入らなかった。
亡くした母親が霊的な事に興味を持っていたおかげで、自身も信じるよういなって呪いを避けた。
ランダース事件に深入りするマルドゥーン刑事に警告し、止めようとするも結局は無意味になる。
最後は憔悴しきっていたマルドゥーン刑事から相談されるが、特に何もする事はなかった。

ウィルソン刑事(演:ウィリアム・サドラー)

近年に出演作に『ビルとテッドの時空旅行/音楽で世界を救え!』、『ザ・テキサス・レンジャーズ』などがあります。

過去にグッドマン刑事とランダース事件について調べていた。誰よりも事件に固執していた。

マシスン夫婦が移り住んでも家をじっと見ていて、何度も通報されて相棒に連れ出される。
死霊が見えるようになって自殺を図るも失敗し、顔に傷を負って精神病院に収容されていた。
事件について聞こうとしたマルドゥーン刑事が呪われていると知り、死霊の怖さを話していた。
最後はマルドゥーン刑事が訪ねてきたせいで呪いが強くなり、自分で両目をくり抜いた。

ローナ・ムーディ(演:ジャッキー・ウィーヴァー)

代表作に『アニマル・キングダム』、『バード・ボックス』などがあります。

自殺幇助を生業にする初老の女性。依頼者が殺したい人間を苦しまない方法で自殺に見せかける。

早速と呼び出されてミスター・マシスンに自殺幇助の説明をして、フェイスの様子を見ていた。
フェイスが誰もいない空間に話しかけていると分かり、精神が正常じゃないとして断った。
困っているミスター・マシスンの為に数日間だけ家に残るが、そのまま呪われてしまう。
最後はミスター・マシスンが妻に殺され、車で逃げ出すも森に入る道で事故を起こして死んだ。

ミスター・マシスン(演:フランキー・フェイソン)

代表作に『羊たちの沈黙』、『ダレン・シャン』があります。

ランダース事件が起きた家に妻とともに住んでいる。病気の妻を病院に送る為に引っ越してきた。

引っ越したせいで妻が以前よりも精神が不安定になり、自殺幇助の手を借りようとした。
自殺幇助をするローナがやって来ると、妻の病気が更に悪化して耐えられないと訴えていた。
ローナが何かを見てしまうと、家が死者の世界と繋がっていると分かっていて話をした。
最後は妻を殺そうとしたが逆に殺されて、マルドゥーン刑事に見つけるまで腐敗していた。

フェイス・マシスン(演:リン・シェイ)

近年に出演作に『デッド・ウィッシュ』、『インシディアス/最後の鍵』などがあります。

ミスター・マシスンの妻。病気を患ってしまい、夫とともにランダース家の家に引っ越した。

精神的に不安定な状態になっていき、誰もいない空間に話しかけるようになっている。
自殺幇助にやって来たローナから精神が通常じゃないとして、自殺ができないと判断された。
夫が殺そうとして逆に殺して、マルドゥーン刑事が来るまで死体を椅子に座らせていた。
最後は精神病院に収容されるが、呪いによって最上階まで行くと、飛び降りて自殺をした。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は清水崇の『呪怨』シリーズをハリウッドでリメイクしたシリーズの四作目となります。
シリーズの続編ではなく、本作はリブートする作品として製作されています。
原作となる『呪怨』の作者である清水崇と、ホラー映画の名手として知られるサム・ライミが製作に名前を連ねています。
少しだけ期待させらるような要素を詰め込んでいますが、残念ながら個人的にはそこまで期待はしなかったです。
なぜなら、清水崇はマトモなホラー映画が作れなくなっていて、サム・ライミに至ってはホラー映画から長らく離れています。
単純に名前さえ出せば期待値を上げられる印象をしかなく、実際に鑑賞してみるとリブートした意味がまったくない。
そもそも、原作の顔にもなっている伽椰子が冒頭で一瞬しか出ず、あとはテイクアウトした末端の呪いを小さく描いているだけでした。
まず、主人公が警告をちゃんと聞いていれば呪われる事がなかったので、完全なる自業自得にしか感じられず同情も沸かない。
ラストでは息子を守る母親という風に呪いの元を絶とうとするが、明らかにそれだけの対処でどうにかなるようなレベルじゃないと分かります。
主人公の知能指数が猿並みになっている時点でリアリティがないし、何より事件について固執する理由が弱すぎる。
まさに墓穴を掘るような事しか主人公はしておらず、頭の悪い行動をずっと見せられても何も面白くはない。
それにジャパニーズ・ホラーの良さをすべて打ち消すアメリカン・ホラーとの相性が悪く、何一つ『呪怨』の魅力がなかったです。
ただ、これをアメリカン・ホラーとして考えるならば、セオリーを段階的に踏んでいて、驚かせるポイントはしっかりしていると思います。
これからシリーズを重ねていくつもりならば、原作の設定よりもオリジナルの設定を組み込んだ方がいいと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました