作品データ
あらすじ
ごく普通の学校生活を送っていたアレックスは、ある日、伝説の聖剣エクスカリバーを引き抜いてしまう。
そのおかげでアレックスは世界を救う使命を担う事になり、黒魔術の使い手であるモーガナとの戦いに備えるべく円卓の騎士を招集しなければならない。
マーリンは現代でアーサー王と同じ役割を果たすべき人間がなんの取り柄もないアレックスと衝撃を受けるが、仕方なく彼を支える事になるのだった。
登場人物&出演者
・アレックス・エリオット(演:ルイ・アシュボーン・サーキス)
代表作に『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』、『ザ・カーレント・ウォー』などがあります。
主人公。なんの取り柄もない普通の子供。ひょんな事から聖剣エクスカリバーを引き抜いた。
イジメられていたヘダーズを助けると、その後は二人で行動するようになっていく。
マーティンから世界を救う使命を託され、ランスとケイを仲間にして父親探しに行く。
一度はモーガナを負傷させるも倒しきれず、復活されて学校の生徒たちで軍隊を編成。
最後は攻めてきたモーガナを迎撃して仲間たちと倒し、見事に世界を救う事になった。
・ベダーズ(演:ディーン・チャウムー)
本作が長編映画デビュー作となります。
アレックスの同級生。いつもランスたちにイジメられ、アレックスに助けられ感謝する。
常にアレックスと行動し、彼がエクスカリバーを抜くと、世界を救う使命があると話す。
マーティンの魔法を見ると、スマホで録画して練習して独自に複製魔法を習得していた。
父親が英雄じゃないと落胆したアレックスを励まし、魔法を披露して可能性を示した。
最後はアレックスに従ってモーガナを迎え撃ち、見事に倒すと英雄として世界を救う。
・ケイ(演:リアーナ・ドリス)
本作が長編映画デビュー作となります。
常にランスと行動している女子生徒。一緒になってアレックスとベダーズをイジメる。
アレックスがエクスカリバーを抜くと、騎士の儀式を受けるが、ランスと裏切った。
怪物に襲われると、ゲームセンターで身につけた運転技術で追い払った仲間になる。
ランスの裏切りに従うが、アレックスの言葉に説得されて一緒に戦う決意を固めた。
最後はアレックスに従ってモーガナを迎え撃ち、見事に倒すと英雄として世界を救う。
・ランス(演:トム・テイラー)
代表作に『ダークタワー』などがあります。
ケイと組んでアレックスとベダーズをイジメる。自分が大好きで誰の指図も受けない。
いつものようにアレックスを追いかけるが、エクスカリバーを抜いて従うと一度違う。
自分が王だと主張してアレックスから剣を奪うが、マーティンが体を張った事で改める。
アレックスから説明を受け、一緒に戦うべきだと分かって素直に指示に従っていく。
最後はアレックスに従ってモーガナを迎え撃ち、見事に倒すと英雄として世界を救う。
・マーティン(演:アンガス・イムリー)
代表作に『Restless』、『Pond Life』などがあります。
年を取るにつれて若返る魔法使い。現代では16歳の少年となり、剣を抜いた者を探す。
学生に扮して学校でずっとアレックスを見つけるも皆既日食の日にちを間違えて慌てる。
アレックスに仲間を探すように言い渡し、アーサーの生誕地へ向かう時に訓練をさせる。
落ち込んだアレックスを励まし、学校で生徒による軍隊を作る手伝って装備を複製。
最後はダメージを受けるもスペシャルドリンクで復活し、見事にモーガナを封印した。
・マーリン(演:パトリック・スチュワート)
近年の出演作に『ワンダフル!ウェディング/結婚できる人できない人』などがあります。
マーティンの本来の老練な姿。くしゃみをする事で変身できるが、長時間維持はできない。
通常は若い姿でアレックスたちの前に登場するが、何か助言する時は老人の姿で現れる。
父親がただの飲んだくれだと落ち込んだアレックスたちの前に来て、助言を与えていた。
最後はモーガナを封印する為に出てくるが、強大な力を見てすぐに若い姿に戻ってしまう。
・モーガナ(演:レベッカ・ファーガソン)
近年の出演作に『ドクター・スリープ』、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』などがあります。
大昔にアーサーや円卓の騎士、マーリンによって地の底に封印された危険な魔女。
皆既日食が近づくにつれ、封印の力が衰えてくると、自力で脱出して復活を遂げる。
その間はエクスカリバーを求めて、魔法な宿った根を伸ばしてアレックスたちを探す。
兵士を寄越してアレックスたちを襲わせるがも失敗し、エクスカリバーの一撃を食らう。
最後は傷を癒してから学校を兵士で襲わせ、アレックスと対決するも結局は封印された。
感想
[個人的な評価]
本作はイギリスに伝わる騎士道物語『アーサー王伝説』を現代劇にアレンジした作品です。
どうやら本作は中世ヨーロッパを扱った作品の売れないジンクスを破る期待をされた。
だが、残念ながら現実は非常に厳しく、予想を下回る空振りで赤字となりました。
基本的に子供が主役の作品は迫力に欠け、ご都合主義のオンパレードに萎えてしまう。
本作も例外に漏れず、主人公たちは正解しか引かないから緊張感はありません。
ずっと予定調和で物語が進んでいくので面白味が感じられず、特に吹替のレベルが酷すぎて聞くに耐えられない場面もありました。
唯一、興味深いのはマーリンが魔法を繰り出す際の振り付けです。
あれはかなり気になったし、相当練習したのが分かります。
いくら聖剣エクスカリバーに選ばれたからって、モーガナの放った兵士が子供に倒されるレベルでは勝てるずもありません。
子供が主役なので、激しいアクションもないし、当然ながら流血などもありません。
ただ、終盤で復活したモーガナが引き連れる兵士と主人公たちの準備や実際の戦闘はそれなりに面白いとは感じました。
ですが、作品全体の微妙な出来をフォロー出来ず、ラストもあっさりだったので、所詮は子供を主役で使った作品だと分かります。
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