作品データ
あらすじ
地球のスーパーヒーロー「ヒロイック」たちがエイリアンによって誘拐され、彼らの子供たちはヒロイック本部に匿われていた。
しかし、ミッシー・モレノはスーパーヒーローで父親のマーカスを助けるべく、他の子供たちと手を組んで謎めいた本部を指揮するミス・グラナダの元から逃げる。
ミッシーたちは親と世界を救うべく、それぞれが持つスーパーパワーを駆使して、お互いに協力していくのだった。
登場人物&出演者
・ミッシー・モレノ(演:ヤヤ・ゴセリン)
代表作に『ライリー・ノース/復讐の女神』、『Lord Finn』などがあります。
主人公。「ヒロイック」のチームリーダーであるマーカスの娘。能力がなくて悩んでいる。
父親が有名なせいで学校で期待されるが、能力がなくて友達を作らずに過ごしている。
ヒーローたちがエイリアンに捕まると、その子供たちを率いるリーダーとして立ち回る。
ちょっとした失敗や仲違いしても、主人公補正によって問題の答えをすぐに導いた。
最後はチームワークが最強としてエイリアンを出し抜き、リーダーとして引き継いだ。
・ホイールズ(演:アンディ・ウォーケン)
代表作に『アメリカで最も嫌われた女性』、『A Christmas Story: Live』などがあります。
ミラクル・ガイの息子。パワーに肉体がついていけないせいで車椅子を使う。天才的な頭脳を持つ。
ミッシーが最後に連れて来られると、すぐに何者か分かって、他の子供たちを紹介する。
天才的な頭脳を持ってもリーダーの素質がなく、ミッシーの指示に従っていただけ。
エイリアンたちの侵略を食い止めるべく、ガラクタからカウントを止める装置を作った。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・ヌードルズ(演:リヨン・ダニエルズ)
本作が長編映画デビュー作となります。
インヴィジガールの息子。体が伸びる特殊能力を持つ。エイリアンの侵略で保護された。
一番最後に連れて来られたミッシーに声をかけ、首を伸ばし外の様子をドア越しで聞く。
ミッシーがマーカスの娘だと分かって特殊能力がないと知って、少しガッカリしていた。
便利な特殊能力で他よりも活躍の場があるが、腕を伸ばしすぎて途中で休んでいた。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・アカペラ(演:ロータス・ブロッサム)
本作が長編映画デビュー作となります。
ミセス・ヴォイスの娘。高音から低音まで操れる特殊能力。応用して人や物を浮かせられる。
大人たちが外に出ると、待っていたかのように能力を使って自分を浮かせて遊んでいた。
本部から脱出する際に電車を浮かせる声を出し続け、ギリギリでアニータの家に運んだ。
アニータ・モレノの家での訓練によって、声だけじゃなく格闘技の腕も磨いていった。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・グッピー(演:ヴィヴィアン・ブレア)
代表作に『バンド・エイド』、『バード・ボックス』などがあります。
シャークボーイとマグマガールの娘。最年少で水を操る特殊能力と怪力を持っている。
ミッシーが連れて来られると、水を操る特殊能力を見せて他の子供たちを楽しませた。
アニータ・モレノの訓練では、感情をコントロールする瞑想を身について落ち着かせる。
エイリアンの宇宙船で敵に囲まれると、ミッシーの許可を得て本能を解放して大活躍。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・リワインド(演:アイザイア・ラッセル=ベイリー)
代表作に『Throwback Holiday』などがあります。
クリムゾン・レジェンドとレッド・ライトニング・フューリーの双子の兄妹の兄。
数秒間だけ巻き戻す特殊能力を持つが、使う時は必ず手を動かさないと発動できない。
妹のフォワードとは仲が悪く、相反する特殊能力から時間の巻き戻しを無効化される。
両親がエイリアンに捕まった時、すぐ後ろに座っていた妹を見てお互いに心配していた。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・フォワード(演:アキラ・アクバル)
代表作に『キャプテン・マーベル』などがあります。
クリムゾン・レジェンドとレッド・ライトニング・フューリーの双子の兄妹の妹。
兄とは真逆の数秒間だけ時間を早める事ができるが、必ず手を使わないと発揮できない。
気に入らない事があると早回しして、ホイールズから注意を受けるも気にしていない。
両親がエイリアンに捕まった時、後ろに振り向いた兄を見てお互いに心配していた。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・スローモー(演:ディラン・ヘンリー・ラウ)
代表作に『Paper Tiger』などがあります。
ジェットスピードの息子。超高速で動く特殊能力を持つが、速すぎて遅く見えてしまう。
本部から脱出する際に一人だけ遅れて、危うく電車に乗り損ねるがヌードルズが助けた。
エイリアンよ宇宙船でも遅れてしまうが、アニータでの訓練で少し速く動ける事になる。
カウントの装置を落としてしまうと、スローに飛び降る事で問題なく見事に拾った。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・フェイスメーカー(演:アンドリュー・ディアス)
本作が長編映画デビュー作となります。
クラッシュ・ローの息子。顔を自由自在に変える特殊能力を持つ。ワイルドカードと仲良し。
ホイールズから説明を聞いていたミッシーがマーカスの娘と知って、みんなに話した。
戦闘ではほとんどに活躍せず、ワイルドカードと一緒に行動して茶々を入れていた。
別行動したワイルドカードと動くと、彼に化けてグラナダたちを遠くに引きつけた。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・ワイルドカード(演:ネイサン・ブレア)
本作が長編映画デビュー作となります。
テクノの息子。どんな特殊能力も使えるが、コントロールができず何が出るか分からない。
子供たちのリーダーを自称するが、ミッシーが来てすぐに剥奪されて立場を失う。
ずっとミッシーに敵対心を持っていたが、本部を脱出してから彼女をリーダーと認める。
オホがエイリアンだとミッシーに聞かされ、能力を思い通りに発揮できるようになる。
最後はミッシーの作戦で大活躍し、母親から新たなヒーローとして引き継いだ。
・オホ(演:ハラ・フィンリー)
代表作に『Back Roads』、『Bobbleheads: The Movie』などがあります。
上手な絵を描く特殊能力を持つ。話せない代わりに絵で会話ができると認識されている。
戦闘能力はほぼ皆無で、みんなが戦っている中で存在感を消す事で難を凌いでいた。
ミッシーに未来を予知する特殊能力だと断定され、描いた絵たちに従って行動させる。
その正体はエイリアンたちのリーダーで、最初からずっとミッシーたちを観察していた。
最後はミッシーたちのチームワークに感心して、ヒーローを引き継ぐべきと認めた。
・マーカス・モレノ(演:ペドロ・パスカル)
近年の出演作に『ワンダーウーマン1984』、『トリプル・フロンティア』などがあります。
「ヒロイック」のリーダー。現場を退いて本部ではデスクワークとして活躍している。
メンバーだった妻が亡くなって以来、ミッシーには二度と現場に行かないと約束した。
エイリアンが地球侵略してくると、グラナダの命令を受けて仕方なく現場に立った。
捕まった場所から子供たちの活躍を見ていて、ミッシーがリーダーとなる姿を見る。
最後はミッシーたちが新たな「ヒロイック」となって、再びデスクワークに戻った。
・ミス・グラナダ(演:プリヤンカー・チョープラ)
近年の出演作に『ロマンティックじゃない?』、『ベイウォッチ』などがあります。
「ヒロイック」本部の本部長。エイリアンの侵略を受けて、子供たちを部下に保護させた。
侵略するエイリアンに対抗するべく、すべてのマーカスを含めヒーローを出動させた。
子供たちが保護された部屋から脱走すると、すぐに分かるも手際が悪く逃してしまう。
エイリアンの宇宙船に侵入した子供たちについて行くが、その正体はエイリアンと判明。
最後は実際は世代交代をさせる為に協力し、彼らのチームワークを認める事になる。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixが独占で配信された作品となります。
ロバート・ロドリゲス監督が製作した『シャークボーイ&マグマガール3-D』の続編として位置づけられています。
『シャークボーイ&マグマガール』の世界観を引き継いでいて、子供が主人公の時点で大体どのような内容か分かります。
まず、基本的に登場する大人は揃って知能が子供並みになって、逆に子供たちが大人並みの知能に引き上げられます。
当然のように強烈で迫力あるアクションは皆無で、子供のケンカを少し派手にした感じには満足は得られない。
オチがそのまんまの次の世代への引き継ぎとなるが、引き立て役となった現役のスーパーヒーローたちの知能が下がりすぎじゃないかと思ってしまった。
そもそも、特殊能力があるけど、超人的な能力には感じられない描写はワザとだろう。
本当に子供たちの引き立て役だけで、最終的に鑑賞する側になって彼らの役目が終わる。
物語の主人公たちである子供たちも特殊能力があるけど、決して超人的な能力とは言えない。
まず、リーダーとなるミッシーというキャラクターが個人的に嫌いで、能力を持っていなくてコンプレックスを持つが、リーダーとしての才能を発揮していきます。
そのリーダーとしての素質をみせる伏線がなく、説得力を与えない間に主人公補正だけで気付いたらチームを率いるのは好きじゃない。
他の子供たちも物語を進める上で配置されているだけで、別にいらないキャラクターも半分ぐらいでで棒立ち要員になっていた。
ラストについても少しだけの仕掛けををしているが、劇的に面白いワケじゃないから鑑賞がかなり厳しかった。
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