作品データ
あらすじ
巨乳にコンプレックスを持つアリソンは、恋人のミヒャエルとともに乳房縮小手術で有名な美容外科の病院を訪れた。
病院を散策していたミヒャエルは、体を固定され唸っていた苦しむ女性を見つけるとすぐに助けようとしていた。
一方で手術の開始直前に緊急事態となって中止されたアリソンは、やがて病院が行っていた不老手術の人体実験による事実を知るのだった。
登場人物&出演者
・アリソン(演:マイケ・ネーヴィレ)
代表作に『Goltzius and the Pelican Company』、『All Of Us』などがあります。
主人公。Fカップの巨乳。それがずっとコンプレックスで、乳房縮小手術を受けようとする。
頼りない恋人のミカエルの賛同を得て、手術に臨むも緊急事態になり二度も中止された。
病院内が感染者で溢れると、ミカエルかコケて死んだと思い、ダニエルたちと避難する。
母親を救ってミカエルたちと合流するが、追い詰められながら安全な場所に逃げていく。
最後は感染したダニエルを轢き殺し、ミカエルまで誤って轢き殺し、木に激突して死亡。
・ミカエル(演:バルト・ホランダース)
代表作に『Safety First』、『The Sum Of Histories』などがあります。
ヒロイン。アリソンの恋人。おっちょこちょいで医学生だったが血液恐怖症で断念した。
病院に到着するが、手順通りにやらない事に疑問を持ち、ダニエルと散歩に出された。
感染者を逃す原因を作ってしまい、アリソンを助けるが、コケて頭を打った気絶した。
アリソンたちと合流して役にあまり立たず、感染した動物に噛まれて諦めてしまう。
最後はなんとか脱出するが、猛スピードで車を走らせるアリソンに轢かれて死亡した。
・シルビア(演:アニック・クリスティアンス)
代表作に『Wildschut』、『Firmin』などがあります。
アリソンの母親。アリソンと同じく巨乳だが誇りに思っている。美容整形の為に同行する。
ミカエルが好きで巨乳を捨てようとするアリソンに同意しないが、仕方ないと認める。
若い頃に戻ろうと様々な部分の美容整形をさせ、手術を終えて回復室で休んでいた。
病院内が感染者で溢れると、アリソンに助けられるが足を噛まれ、結局は変異する。
最後は完全に変異すると、ミカエルがトドメを刺せず、アリソンが代わりに始末された。
・ダニエル(演:ベンジャミン・ラモン)
代表作に『Call Me Elisabeth』、『Dissonance』などがあります。
クローチェク病院付きの運転手。旅行代理店を経営し、外国から来た客を案内している。
病院内のシステムをミカエルに説明し、外国から来た美容整形した若い女性を狙う。
職員のIDを勝手に持ち出すと、ミカエルを引き連れてモルヒネを求めて地下まで行く。
ヤンヤがすべての元凶だと知っていて、口止め料に金を要求するも、感染させられた。
最後はアリソンと脱出するが、彼女にバレて車から出され、そのまま轢き殺された。
・オクサナ(演:テケ・ニコライ)
本作が長編映画デビュー作となります。
クローチェク病院にタトゥーを消す為にやって来た。案内するダニエルに口説かれていた。
アリソンたちがやって来ると、病院を案内するヤンヤに言われて一緒に院長室へ行く。
病院内に感染者が溢れると、すぐに厨房まで避難してやって来たマイヤーと出会う。
実は処女でマイヤーの事を知っていて、死ぬ前に卒業したいとして彼と行為に及んだ。
最後はマイヤーが食われ、アリソンたちと合流として外に出ようとして軍隊に射殺された。
・マイヤー(演:トム・オーデナート)
代表作に『人生は狂詩曲』、『ムーン・ウォーカーズ』などがあります。
クローチェク病院でペニスの増大手術を受けた。有名なテレビタレントで密かに来ている。
ペニスの増大手術を終え経過を見ている状態で、クローチェク院長に問題ないと言われる。
病院内が感染者で溢れると、真っ先に逃げ出して邪魔する者を突き飛ばしていた。
厨房に逃げ込むとオクサナと出会って、彼女からの誘いで早速と手術の成果を味わった。
最後はペニスが燃えて消化器で冷やされ落ちると、治してもらおうと外に出て食われた。
・ヤンヤ(演:クララ・クリーマンズ)
代表作に『De kabouterschat』、『Historium Brugge』などがあります。
クローチェクの側近の女性。美容整形にやって来た外国の患者をクローチェクまで案内する。
アリソンの手術を止めたミカエルを拘束するように指示し、目を覚ました彼を監視した。
病院内が感染者で溢れると、クローチェクと院長室で立てこもってミカエルと合流した。
実は年を取らなくする実験を提案した張本人で、しゃべろうとしたクローチェクを始末。
最後はダニエルに脅迫されると、感染者に噛ませて感染させるが、彼に殺されてしまう。
・クローチェク院長(演:エリック・ゴードン)
代表作に『ヒットマンズ・レクイエム』、『陰謀のスプレマシー』などがあります。
クローチェク病院の院長。無料で行う中絶手術が人気だが、美容整形も評判となっている。
中絶手術で得た胎児を使って幹細胞の実験材料として高く売って、非合法にやっている。
外国から多く女性を受け入れて美容整形などをするが、その実態はグレイゾーンである。
病院内が感染者で溢れると、ヤンヤと避難していると逃げてきたミカエルと合流した。
最後は感染して治療薬を作ろうとするが、計画がバレると思ったヤンヤに処分された。
感想
[個人的な評価]
本作はベルギー産の珍しいゾンビ映画となります。
ベルギー産のゾンビは初めてですが、その隣に位置するドイツは相当作っています。
そのノウハウの影響を受けているかもしれないが、思っていた以上にちゃんとしています。
スタートが巨乳を小さくしたいという他人から見たらゼイタクなコンプレックス解消で、こればっかりは本人にしか分からない。
そこでどう見ても怪しさ満点の病院に到着しますが、女優さんのレベルが非常に高くて目の保養になります。
主人公のアリソンはもちろん、一緒に来た女性もそうですし、待ち受ける看護師たちだってほぼ美人が待っています。
実際に感染者が動き出すまで少し遅いが、始まったら遠慮のないグロテスクな描写が次々と繰り出されます。
ゾンビメイクに関して、ちゃんとした人が担当していて、充分に見応えがありました。
使う血の量も半端じゃないし、内臓が抉られる描写も分かりやすく映しています。
主人公の恋人が致命的に不器用すぎて、途中で死んだと思われて放置されるが、強運すぎて感染者に見向きもされない奇跡が起きる。
主人公たち以外は基本的にクズで自分の事ばっかりしか考えていないが、そこら辺は王道を貫いているのは悪くないです。
あとは本作最大の魅力となる適度なエロとコミカルな描写もバランスが良かった。
特に物語ではあまり重要ではないが、テレビタレントがペニスを増大させる手術を受けた直後で、使うチャンスが訪れます。
自分の事しか考えないからクソみたいなヤツだが、最後にはいい思いをするが、そこからのお仕置きは笑えるけど笑えない。
ペニスが燃え上がって、消化器で急激に冷やされ、ポロッと落ちるシーンは最高です。
当然、ペニスがすべてだった彼が発狂してゾンビの中に飛び込んで食い殺されるのは運命としか言えなかった。
噛まれても黙っているヤツがいて、主人公か制裁するのも王道であるが、ラストのオチはそれに反していたのは良かったです。
情報が少なくて心配しましたが、予想よりもちゃんとしたゾンビ映画でした。
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