作品データ
あらすじ
登場人物&出演者
地元ニュージャージーで建設作業員として働くマイクは、代わり映えのない生活を送る中で高校時代の元恋人ロクサーヌと再会する。
久しぶりの再会を喜んでいたマイクだったが、実はロクサーヌはスパイ組織の工作員で彼をスカウトする為に無理やりロンドンへ連れ出した。
目を覚ましたマイクは状況が飲み込めないまま、西側同盟国の重要な情報を奪い返す任務の為に2週間で鍛え上げられる訓練を受けるのだった。
・マイク・マッケンナ(演:マーク・ウォールバーグ)
近年の出演作に『ファミリー・プラン』、『アンチャーテッド』などがあります。
主人公。建設作業員。ニュージャージー州在住で目立たない普通の男。愛車はドライバーで起動させている。
ロクサーヌからスカウトを受けて、秘密工作員としてのテストを突破して訓練を受けていた。
オークションのデバイスを手に入れる作戦で失敗し、2度目で活躍して挽回していた。
ファラデーの裏切りでロクサーヌと動き回り、ファラデーを見事に撃退して情報を守った。
最後は地元で友人の結婚式でロクサーヌと再会し、ブレナンから正式に工作員に認められる。
・ロクサーヌ・ホール(演:ハル・ベリー)
近年の出演作に『ムーンフォール』、『シドニー』などがあります。
ヒロイン。ロンドンを拠点にするスパイ組織「ユニオン」のメンバー。任務が失敗してチームを失う。
同級生のマイクが適任として無理やり連れ出し、秘密工作員としての失敗を挽回させていく。
新たなデバイスでジュリエットを捕まえるが、裏切り者を別居中の夫ファラデーから聞いた。
ファラデーによる裏切りで追い詰められてしまうが、マイクと動いて彼を射殺する事になる。
最後は地元でマイクと再会すると、ブレナンから新たな任務を言い渡されて復活していた。
・トム・ブレナン(演:J・K・シモンズ)
近年の出演作に『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』などがあります。
スパイ組織「ユニオン」の現場責任者。普段はパイロットを自称する。任務が失敗して挽回しようとする。
ロクサーヌから推薦を受けたマイクを勝手にロンドンへ連れ出し、テストを受けさせていた。
オークションのデバイスを手に入れる作戦が失敗し、今度は北朝鮮の手に入れようとした。
ファラデーによる裏切りで黒幕としてCIAに疑われてしまい、フォスターに捕まってしまう。
最後はマイクとロクサーヌが問題を解決し、「ユニオン」が復活して新たな任務を始める。
・アシーナ・キム(演:アリス・リー)
代表作に『シエラ・バージェスはルーザー』、『ブリタニー・ランズ・ア・マラソン』などがあります。
スパイ組織「ユニオン」の秘密工作員。東洋系の女性。主に新入りの工作員の精神分析を行っている。
マイクの精神状態だけじゃなく、記憶力や反射神経などを2週間で見極めてテストしていた。
デバイスを手に入れる作戦ではアシーナとゴミ収集車の作業員に扮してサポートしていた。
新たな参加する為のデバイスを手に入れる作戦では、監視役として車からサポートした。
最後は何者か邪魔が入って復旧させようとして、結局は裏切ったニックによって殺された。
・フランク・ファイファー(演:アドウェール・アキノエ=アグバエ)
近年の出演作に『探偵マーロウ』、『スーサイド・スクワッド』などがあります。
スパイ組織「ユニオン」の秘密工作員。フィジカル・スペシャリスト。主に工作員の身体能力を鍛える。
たった2週間しかないマイクを徹底的に鍛え上げるが、あくまで急ごしらえとなっていた。
デバイスを手に入れる作戦ではアシーナとゴミ収集車の作業員に扮してサポートしていた。
新たなデバイスを手に入れる作戦でアシーナが死亡し、裏切り者に強い怒りを見せていた。
最後はニックの裏切りで動けなくなるが、マイクとロクサーヌのおかげで復帰する事になる。
・監督(演:ジャッキー・アール・ヘイリー)
近年の出演作に『ドミノ(2023)』、『ドゥ・ノット・コール/禁断の顧客リスト』などがあります。
スパイ組織「ユニオン」の秘密工作員。以前はAmazon配送センターで働き、プログラムを書き換えている。
チームでは監視役とハッキングを担当し、常に周囲の状況を現場のメンバーに伝えている。
マイクが手に入れたデバイスが水没してしまい、データが抜き取れず参加できないと話した。
新たなデバイスを手に入れる作戦では現場に行くが、失敗して解散して様子を見ていた。
最後はニックの裏切りで動けなくなるが、マイクとロクサーヌのおかげで復帰する事になる。
・ジュリエット・クイン(演:ジェシカ・デ・ゴウ)
代表作に『ファイナル・アワーズ』、『ゾンビ・サファリパーク』などがあります。
「競売人」という異名を持つ。ロンドンのブラックマーケットで情報を売っている危険な女性。
西側同盟国の公的機関に仕える人間の情報があるデバイスを手に入れ、売り捌こうとする。
参加資格が得られるデバイスを500万ドルで売って、危険な国に情報を売ろうとした。
ユニオンたちに居場所を突き止められ、情報を渡すとニックと手を組んですり替えていた。
最後はロクサーヌに邪魔されると、自分が助かる手段としてニックを裏切って逃げた。
・ニック・ファラデー(演:マイク・コルター)
代表作に『ミリオンダラー・ベイビー』、『ロスト・フライト』などがあります。
スパイ組織「ユニオン」の秘密工作員。西側同盟国の情報があるデバイスを手に入れる作戦の現場を指揮する。
無事に情報を手に入れるが、何者かによる襲撃を受けて逃げるも結局は射殺されてしまう。
実は死を偽装して組織の裏切り者を探していて、別居中の妻であるロクサーヌの前に出た。
その正体はユニオンを裏切っていた張本人であり、情報を手に入れてイランに売ろうとした。最後はマイクとロクサーヌの邪魔で失敗し、逃げようとして彼女に射殺されてしまう。
・キャメロン・フォスター(演:スティーヴン・キャンベル・ムーア)
代表作に『デビルクエスト』、『ダウントン・アビー』などがあります。
CIAのエージェント。西側同盟国の情報を持ち出した男を捕まえるべく、「ユニオン」と協力していた。
作戦が何者かにバレた事で情報が盗まれてしまい、「ユニオン」に回収させるべく任せた。
オークションで取り戻す為、「ユニオン」のスポンサーとなって大金を投じる事になる。
ファラデーの情報で「ユニオン」の裏切りを知って、ブレナンを拘束して尋問していた。
最後はマイクとロクサーヌたちを捕まえようとするが、まんまと逃げられてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作はNetflixで独占配信された作品となります。
この作品はテレビドラマシリーズ『アントラージュ★オレたちのハリウッド』で知られるジュリアン・ファリノが監督を務めています。
いわゆるスパイアクション映画のジャンルに入りますが、主人公はまさかの一般人という設定が目立ちます。
たった2週間でスパイとしての訓練を受けて、すぐに現場へ配置される映画だからこそ可能な無茶な展開となります。
全体的にアクション映画の要素を含んでいますが、近年の作品に見られる小さくまとまっているような印象でした。
80~90年代のアクション映画というのは大雑把な内容ながら、主演の魅力や派手な爆発などで大きなインパクトを残しています。
しかし、近年では激しいアクションに規制や資金の限度があるせいで、スケールが小さくなってしまっています。
本作ではマーク・ウォールバーグとハル・ベリーによる共演が最大の魅力であり、それ以外はハッキリ言ってインパクトがありません。
確かにすべての要素を盛り込んでいるけど、作品を象徴するような分かりやすい設定がなく、オリジナリティがあまり感じられなかったです。
どのような設定やキーワードを物語の核にして、大きなインパクトを出していくかポイントになるのに本作はそれがなかったです。
言ってしまえば優等生のような作品となっていて、尖っている部分がほぼなかったせいで記憶に残りません。
それにアクション映画はそう言ったキャッチーな設定やキーワードがあってこそだが、本作は残念ながらなかったです。
そのせいでマーク・ウォールバーグとハル・ベリーにしか依存ができず、それ以上の面白さは感じられなかった惜しい作品でした。
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