作品データ
あらすじ
宇宙の遥か彼方にある平和な惑星クルールは、全宇宙の征服を企む暗黒の帝王ビーストに侵略される。
クルールの部族たちは一致団結してビーストに立ち向かう事を誓う印として、コルウィン応じとリサ姫を結婚させようとした。
そこへビーストの手下たちが襲撃したリサ姫が連れ去られ、唯一生き残ったコルウィン王子は長老イニアーの助言を受けて壮大な冒険の旅に出るのだった。
登場人物&出演者
・コルウィン王子(演:ケン・マーシャル)
代表作に『ブルック・シールズのプリティ・ギャンブラー』、『クロウズ/血に飢えた爪』などがあります。
主人公。王国の王子。帝王ビーストが惑星クルールへ侵略し、もう一つの王国と協力する為にリサとの結婚する。
リサとの結婚式にビーストの手下が襲撃し、唯一生き残ってイニアーの治療を受け復活する。
王国が崩壊して悲しむが、リサを助ける為にイニアーの助言を借りてクレイブを手に入れる。
道中でトーキルやレルたちを仲間にするが、ビーストの居場所と引き換えにイニアーを失う。
最後はリサとの愛で火を放つ力でビーストを倒し、生き残った仲間たちと脱出して勝利した。
・リサ姫(演:リセット・アンソニー)
代表作に『夫たち、妻たち』、『ジキル博士はミス・ハイド』などがあります。
ヒロイン。コルウィン王子とは別の王国の姫。帝王ビーストに対抗するべく、コルウィン王子との結婚を望む。
同盟だけで十分と話す父親と違い、戦士としてのコルウィン王子と純粋に惹かれ合っている。
結婚式を行うもビーストの手下が王国を襲撃され、父親も殺害も抵抗できず捕まってしまう。
ビーストの居城に囚われた状態で結婚を迫られるが、ずっとコルウィン王子が来ると信じる。
最後は愛の力でコルウィン王子が火を使ってビーストを倒し、城を脱出して生還を果たした。
・トーキル(演:アラン・アームストロング)
代表作に『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』、『エラゴン/遺志を継ぐ者』などがあります。
脱獄囚。帝王ビーストの侵略に乗じて脱獄した。盗賊や山賊などを束ねるリーダー。旅人を襲っている。
コルウィン王子が通りかかると仲間と襲おうとするが、軍隊を手に入れたと言われていた。
手錠をカギを開けたコルウィン王子が本物だと知り、息子たちの名声の為に協力する事に。
ビーストの作り出した沼で仲間を失いながらも、居城へ行くべく火の馬を捕まえていた。
最後は城の罠にかかるもコルウィン王子がビーストを倒し、彼らとともに脱出して生還する。
・アーゴ(演:デヴィッド・バットリー)
代表作に『夢のチョコレート工場』、『失われた航海』などがあります。
魔法使い。友達とケンカして遠くまで来てしまう。一つ目族を怪物だと思ってコルウィン王子たちに付いていく。
道中でトーキルが率いる盗賊団に遭遇するが、コルウィン王子の権威で仲間になっていた。
ビーストの手下に襲われる直前にレルが何度も助け出し、友達だと言われて納得していた。
預言者が亡くなって孫が悲しむと、励ますつもり犬に変身するが途中で面倒臭くなった。
最後は虎に変身してビーストの手下を威嚇し、コルウィン王子たちと脱出して生還を果たす。
・レル(演:バーナード・ブレスロー)
代表作に『ロビン・フッド物語』、『ジャバーウォッキー』などがあります。
一つ目の巨人族。一族は大昔は目が二つあって別の惑星で帝王ビーストと争い、取引で一つ目になっている。
イニアーが山から降りた時からコルウィン王子たちを監視し、何度もアーゴを助け出した。
正式に仲間となるとコルウィン王子に迎えられ、要所では危険を察知して先に攻撃していた。
イニアーが倒れると、鉄の砂漠にあるビーストの居城へ行く為に火の馬を一緒に捕まえた。
最後はコルウィン王子たちを負って助けるが、閉じる門を食い止めるも力尽きて死亡した。
・イニアー(演:フレディ・ジョーンズ)
代表作に『エレファント・マン』、『ネバーエンディング・ストーリー3』などがあります。
花崗山の向こうに住んでいる長老。コルウィン王子の王国がビーストに襲撃され、彼を助け出していた。
クレイブがあればビーストに勝てるとずっと繰り返し、コルウィン王子と一緒に旅をする。
道中でトーキルたちが仲間となり、最初からずっと付いてきたレルも仲間として迎えた。
預言者がビーストに殺害され、居城を探る為に過去の恋人であるクモの巣の未亡人と会った。
最後は命の砂時計でコルウィン王子たちにビーストの居場所を伝え、使命を全うして死亡。
感想
[個人的な評価]
本作は『007シリーズ』で知られるロンドンのパインウッド・スタジオで撮影されました。
この作品は『ブリット』や『ヤング・ゼネレーション』で知られるピーター・イェーツが監督を務めています。
子供の頃に一つ目巨人が壁に挟まれる記憶があった作品で、長年に渡って探してようやく見つけて再鑑賞した。
当時の記憶がこのシーンのみで他は覚えておらず、純粋に未鑑賞の映画として扱うような感じになりました。
当時はまだCGのなかった時代であり、合成映像に関しても粗いのは当然で今とは違った趣がありました。
宇宙を舞台にしたSF映画であるが、どこからどう見ても忠誠ヨーロッパであるが、そこら辺は気にしない方がいいだろう。
肝心の内容は勧善懲悪の単純な内容で、主人公が悪役に捕まったヒロインを助けるべく仲間とともに向かう王道中の王道でした。
ただ、そういう時代だったのかもしれないが、端役のエピソードをちょこちょこ入れるせいで非常にテンポが悪いと感じました。
それにアクションも迫力がなく、剣での戦闘では相手に合わせるようにそれっぽくしているのが丸わかりでした。
アクションシーンなのに敵も棒立ちしている場面が多く、どうしても緊張感が出て来ない微妙な点だと感じました。
タイトルにもなっている5つの刃があるブーメランもラストで使われるが、悪役を倒すまでの決定打にならず引っ張ったワリに微妙すぎた。
しかも、悪役を倒すのが愛の力という不思議パワーで、その伝説の武器の意味を完全に否定する展開には笑うしかなかった。
あくまで子供の頃に理解できないまま鑑賞した作品であり、大人になった現在だと微妙な作品だとしか思えないような内容でした。
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