作品データ
あらすじ
イケメンのスカイラーと付き合ったおかげで、サラはすっかりとクールな女子の仲間入りをした。
しかし、スカイラーは夏休みの間に地球生命体に感染し、たった一夜サラと肉体関係を持った事で彼女は妊娠してしまう。
サラは妊娠を隠し通そうとして、元親友のヘイリーを頼りにするが、血に飢えたエイリアンは暴走して本当の恐怖が始まっていくのだった。
登場人物&出演者
・サラ・スタインバーグ(演:メアリー・ネピ)
代表作に『Not Cool』などがあります。
主人公。女子高生。以前はオタクでヘイリーと親友だったが、イケているグループに入る為に切り捨てた。
ラクロスのエースであるスカイラーと恋人同士になるが、無視されて体の関係を持つ事に。
一晩で妊娠9ヶ月となってエイリアンが生まれ、もう一体をお腹に残して取り出そうとする。
キアナのパーティーにいると知ってヘイリーと撃退するべく、二人で乗り込んで戦っていく。
最後は母親を助け出してもう一体のエイリアンを倒し、以前のような絆を取り戻していった。
・ヘイリー・チェンバレン(演:ガブリエル・エリス)
代表作に『スーパーノヴァ/孤独な少女』などがあります。
女子高生。オタク。以前はサラの親友だったが、イケているグループに入った彼女に無視されている。
サラが妊娠して助けを求めると、文句を言いながらも無料クリニックに連れて行っていた。
エイリアンが生まれてデイヴなら取り出せるとして、彼の牧場まで行って昔を懐かしんだ。
キアナのパーティーにエイリアンがいると知り、サラと協力して撃退しようと乗り込んだ。
最後はスカイラーを倒してサラを助け出し、以前のような友情を復活させる事になった。
・スカイラー(演:オースティン・フライバーガー)
代表作に『インビジブル・シスター』、『マリブ・レスキューチーム』などがあります。
男子高生。ラクロスのエースでイケメン。学校ではモテモテ。サラと付き合うも肉体関係を拒まれた。
そのせいでサラに冷たくなったが、彼女がグループで目立つ為に肉体関係を結んでしまう。
実はメキシコで日焼けをしていたが、その時にエイリアンに感染させられてしまっていた。
サラから事情を聞かれるも逆ギレして、挙げ句は逃げ出すとキアナに誘われベッドインする。
最後は色魔になるもヘイリーが股間に電撃を浴びせ倒れ、謎の黒服たちに連行されてしまう。
・キアナ(演:アシュリー・アルゴタ)
代表作に『カンペキ・ボーイ』、『カヴァー・バージョン』などがあります。
女子高生。イケているグループのリーダー。頭の中は男しかなく、オタク女子を見下している。
グループのリーダーとして仲間に入ったサラを面白半分で相手にし、ヘイリーをバカにする。
サラがスカイラーと肉体関係を持った事で態度が大きくなると、普通に言い返されていた。
パーティーを開くも自分だけ相手がおらず、スカイラーを呼び出すもサラたちに邪魔される。
最後は寄生されて家の中がグチャグチャになると、解決して両親に言い訳をしていた。
・ケイト・スタインバーグ(演:J・J・ノーラン)
代表作に『超時空戦記/レヴェレーター』、『Pretty Problems』などがあります。
サラの母親でシングルマザー。現在は会社でCEOを目指す為に接客業の専門学校に通っている。
最近の娘に異変が起きた事に気付いていて、以前と違って余所余所しさに戸惑っている。
ヘイリーが娘を助けていた事を知らず、彼女が家にいると久しぶりの再会で喜びを表現した。
娘が警察に掴まったとしてヒステリーになるが、エイリアンを見て驚き寄生されてしまう。
最後はエサにされる為にエイリアンに確保されるが、娘に助け出されて絆を取り戻していく。
・デイヴ(演:リッチ・フルチャー)
代表作に『The Mighty Boosh Live: Future Sailors Tour』、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』などがあります。
アルパカを飼育するサンビーム牧場の経営者。過去に生まれなかったアルパカを謎の薬で出産されている。
サラとヘイリーが親友だった頃に通い詰めた場所で、二人がやって来ると大歓迎をしていた。
妊娠したサラの状態を分析していたが、スカイラーがエイリアンに感染していたと説明する。
特殊な薬で取り出そうとするも失敗して警察に捕まり、エイリアンの混乱でサラたと出る。
最後は薬を求めて惨劇の警察署を歩くが、寄生された警察官に見つかって首を折られ死亡。
・ルイーズ・アンダーソン(演:ニック・ゴメス)
代表作に『LOOPER/ルーパー』、『X-DAY/黙示録』などがあります。
地元の警察官。無料クリニックから通報を受けて急行すると、凄まじい現場を見て救急車と検視官を要請した。
カルテからサラが重要参考人だと知って、ナンバープレートでヘイリーたちを追跡して連行。
サラがエイリアンを妊娠した事を信じられず、ヒステリーとなったケイトを抑えていた。
エイリアンがやって来て警察署が惨劇になって寄生されるが、左目を失いながらも助かった。
最後はスーパーにいたエイリアンを見つけも逃げられ、追いかけてケイトを心配していた。
感想
[個人的な評価]
本作は『サウス・バイ・サウスウエスト』にてプレミア上映された作品となります。
この作品はスティーヴン・シーダーズとベンジ・クレイマンが監督と脚本を務めています。
監督が二人という事で通常だと2倍の面白さになってもいいが、残念ながら物事はそう簡単には行かないようです。
確かに本作はティーン映画として軽い気持ちで鑑賞できる分、中身はあまりなくて記憶に残らないタイプの作品となりました。
エイリアンである必要性がまったくなく、別に古代のモンスターでもいいような設定となっていました。
とは言っても、エイリアンという明言があるワケじゃないので、もしかすると古代のモンスターかもしれない。
全体的に下ネタな内容となっていて、バカをする登場人物たちを笑うような構成や設定となっていました。
そこにオタクとイケているグループの対比を出しているが、どちらもなんだか分断を生んでいるだけの悲しいモノだと感じました。
イケているグループはみんな背伸びしているだけで、自尊心を捨てて他人に合わせている中身のない人間が多い典型的な設定でした。
それで逆の存在であるオタクは負け組のような立ち回りだが、実は最も頼りになる展開もどこかで見たようなモノでした。
新鮮味はまったくないし、寄生するエイリアンもそこまでじゃないが、意外にもグロテスクな描写には力を入れていたと思います。
残念ながら面白さを出そうとしているのが伝わってくるけど、個人的には刺さるような部分はあまりなかったです。
どうせならもっとグロテスクに振っておけばいいのに、中途半端な友情物語にするから微妙な内容になったと思います。
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