【アルマゲドン2013/Part1 カテゴリー7:人類絶滅】RE-3962

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作品データ

公開年月 2013/02/08
ジャンル パニック/アクション
原作 なし
監督 ケヴィン・フェア
脚本 ジェイソン・ボルク、ドナルド・マーティン
製作 ダグラス・G・デイヴィス、マーサ・フェルナンデス、ほか
製作国 カナダ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

国防長官が資金援助させる「高周波かく乱研究所」は、太陽光を使った人工衛星を大量殺戮兵器として開発に成功する。
アメリカ合衆国大統領の為にデモンストレーションを行うが、その影響で巨大な太陽嵐を発生させて地球が危機に陥っていた。
太陽物理学者のマイケルは地球の異変に気づき、過去に携わった兵器が原因だと突き止め、地球を襲う巨大なコロナガスを阻止しようとするのだった。

登場人物&出演者

マイケル・レンジャー博士(演:マシュー・モディーン)

近年の出演作に『バッド・デイ・ドライブ』、『クライモリ/2021年版』などがあります。

主人公。太陽物理学の博士。妻のビバリーと離婚しているが、娘のカレンとは仲が良く頼りにされている。

過去に学会を追放され博物館で解説する仕事をするが、太陽フレアの異変にいち早く気付く。
自分が過去に研究していた兵器をジェーンが完成させた事を知り、政府が隠していると知る。
研究所へ侵入して捕まるもジェーンから重要な資料をもらい、磁力で地球が助かると分かる。
最後は研究所でビーム兵器で世界を救うが、新たな脅威をジェーンに話すも捕まってしまう。

ジェーン・ウィットロー博士(演:マキシム・ロイ)

代表作に『バベル/失われた地図と魔法の水晶』、『ムーンフォール』などがあります。

「高周波かく乱研究所」の所長。マイケルの後を引き継ぎ政府が秘密裏に開発する地球防衛システムを作っていた。

責任者のブライアンが大統領とかけ合って実際に披露するが、太陽嵐を引き起こしてしまう。
当初は問題ないとブライアンが発言するが、ロンドンが隕石で破壊されて状況が深刻になる。
自分の責任だと考えていて、侵入したマイケルに資料を渡して逃げるように手伝っていた。
最後は世界が助かるも、新たな脅威があるとマイケルから連絡をもらうが途切れてしまう。

カレン・レンジャー(演:カリンカ・ペトリー)

代表作に『フルスロットル』、『ワケあり家族のハッピー⁉ウェディング』などがあります。

マイケルとビバリーの一人娘。博物館で子供たちのガイドをする。警察官志望のティムは恋人でいつも考えている。

博物館で子供たちを案内していると地震が発生し、父親の指示に従うもティムを心配する。
父親がティムを嫌っていると言われ、警察官の妻は上手くいかないと言われるも認めない。
コロナガスで地球が滅亡すると知ってティムと結婚するが、止める父親と協力して研究所へ。
最後は父親のおかげで地球が救われるが、コンパスの異変を知ってまだ終わってないと語る。

ティム・デイヴィス(演:スピロ・マランドラキス)

代表作に『完全なるチェックメイト』、『47歳/人生のステータス』などがあります。

カレンの恋人で警察官の候補生。現在は警察学校に通っているが、テストで連帯責任によって合格できない。

一方的にマイケルから嫌われているが、なんとか上手くやろうと立ち回るも空振りをする。
カレンが心配になって家に来ると、マイケルの独自調査から政府が隠し事していると知った。
マイケルと研究所へ警告に行くも侵入して捕まるが、ジェーンのおかげで脱出して戻った。
最後はマイケルが世界を救って認められるが、カレンのコンパスで終わりじゃないと知った。

ベヴァリー・ヒルクロフト(演:ケイト・ドラモンド)

代表作に『フラワーショップ・ミステリー/血塗られた花』、『エスケーピング・フロム・ルールズ/私が私であるために』などがあります。

マイケルの元妻。現在はジャックと再婚をしているが、マイケルとは娘を通じて連絡を取り合っている。

山でハイキングしていると墜落した小型飛行機を目撃し、助けようとして悲惨な現場を見る。
ショックを受けていたマイケルの励ましを受けるが、夫とケンカすると止めに入っていた。
コロナガスの襲来で避難所へ行くと夫に言われ、娘を探し回るも車の事故でケガしてしまう。
最後はマイケルによって世界が救われ、娘たちと再会を果たすとみんなで喜んでいた。

ジャック・ヒルクロフト(演:トレヴァー・ヘイズ)

代表作に『RPG』、『ブラインド・フィアー』などがあります。

ベヴァリーが再婚した夫。議員の補佐官。過去にマイケルがやった事になぜか恨みを持っていて嫌っている。

太陽嵐による被害で対応に追われる中、妻たちを心配して戻るとマイケルがいて不機嫌に。
勝手に動き回って警告するマイケルの話しを信じず、その場でブチ切れて追い出そうとする。
政府からコロナガスの被害から避難所に行こうとして、カレンを見つける為に振り回される。
最後はマイケルのおかげで世界が救われると、なぜか仲間のような対応で笑顔で迎えていた。

ブライアン・リー(演:テッド・ウィットール)

代表作に『ホワイト・ライズ』、『17歳キャロラインの三角関係』などがあります。

アメリカ合衆国の国防長官。地球防衛システムの責任者で今後の資金を手に入れる為に大統領へ見せる。

当初の実験は成功して人工衛星を破壊する兵器の誕生となるが、太陽嵐を引き起こしていた。
大統領に問題ないと説明するが、ロンドンが隕石で破壊されると保身が副大統領にバレる。
マイケルが研究所に侵入して警告するが、過去の因縁から信じずに除外しようとしていた。
最後は世界を救ったマイケルが邪魔者となって、新たな脅威を警告する彼を監禁させた。

アリス・クレイン副大統領(演:スーザン・ホーガン)

代表作に『アメリカン/クリスマス・キャロル』、『カナディアン・エクスプレス』などがあります。

アメリカ合衆国の女性副大統領。ブライアンが提案する「高周波かく乱研究所」の兵器に懐疑的な意見を持つ。

デモンストレーションが始まる時に危険性などについて説明を求め、ジェーンが答えていた。
当初は成功するも太陽嵐が引き起こされ、それについてブライアンと意見の対立をしていた。
ブライアンが己の保身に走っていると大統領に提言するが、まったく相手にされなかった。
最後はマイケルが世界を救った事を知らず、神による奇跡として助かって涙を浮かべていた。

ダンカン大統領(演:アラン・ゴーレム)

代表作に『スネーク・アイズ』、『デッドフォール/極寒地帯』などがあります。

アメリカ合衆国大統領。ブライアンが責任者を務める「高周波かく乱研究所」の兵器にずっと期待していた。

デモンストレーションで成功するが、太陽嵐を引き起こしてしまうが大丈夫と言われていた。
ロンドンが壊滅な状況になって対応に追われる事になり、地球の危機を引き起こしていた。
ブライアンのウソに振り回され後手に回る中で、コロナガスの襲来で自分たちが助かる事に。
最後はマイケルのおかげで世界が助かるも知らず、神が起こした奇跡として発表していた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はみんな大好きアルバトロス・フィルムが配給した前後編に別れたパニック映画です。
この作品は『考古学者探偵エマ』や『ヒント・オブ・ラブ/恋のレシピ』で知られるケヴィン・フェアが監督を務めています。
まず、この「アルマゲドン」シリーズというのはアルバトロスが勝手にシリーズ化しているだけで関連性がない。
近年ではアサイラムが独占して低レベルな作品を作り続けているが、この作品はまだ他の映画会社が手掛けています。
しかも、今回はアメリカではなくカナダのテレビ局が手掛けているので、残念ながら予算がほとんどない状態となります。
設定としては壮大な物語であるけど、実際は両手で数えるほどの人間しか動いていないような展開となっています。
主人公と周辺の人間が世界を救っている一方、政府など権力者が世界を破壊する役目を担っています。
今回は完全にアメリカ政府のせいで世界が破滅しようとするが、隠蔽するところに皮肉がたっぷりとあります。
結局、太陽嵐が発生した原因がアメリカ政府の大量殺戮兵器とはバレておらず、それを隠蔽するところがこのシリーズの特徴を引き継いでいる。
もちろん、本作にはSF的な要素があっても強引すぎる展開が多いので、ファンタジーのような形になっています。
太陽から地球へ光が届くのは8分後であるが、予算の関係でそこら辺を考慮しないシーンもあるからファンタジーになってしまっている。
政府の専門家が役立たずなのは相変わらずで、一般人が世界を救うところもファンタジーすぎて笑うしかない。
何より本作が前後編に分かれているという最悪のパターンだが、あくまでテレビ映画として考えると仕方ないだろうと言えます。
肝心の隕石のシーンが終盤に主人公たちを襲うだけで、あとは他人事になっているから緊張感もクソもない。
このシリーズを楽しんでいる人はほぼいないだろうけど、需要がないのにこれだけ続けられているのはスゴイと感じます。

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