【65/シックスティ・ファイブ】VD-991

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洋画

作品データ

公開年月 2023/03/02
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
脚本 スコット・ベック、ブライアン・ウッズ
製作 サム・ライミ、デビー・リーブリング、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ミルズは宇宙船に乗り込み、宇宙を探査する長いミッションに出ていたが、航行中に予期せぬ小惑星群に突入して船体が損傷して未知の惑星に不時着する。
生存者はミルズのみでどこかに切り離されたであろう脱出船を探す為、未知の惑星を探索すると一人の少女・コアが生存していると知った。
惑星を探索している中でミルズはここが6500万年前の地球だと知り、恐竜を絶滅させた巨大隕石があとわずかに迫るのだった。

登場人物&出演者

ミルズ(演:アダム・ドライヴァー)

近年の出演作に『ホワイト・ノイズ』、『アネット』などがあります。

主人公。宇宙探査船のパイロット。娘のネヴァインが重病となっていて、治療費を稼ぐ為に宇宙へ出る。

探査を終えて惑星ソマリスに帰る道中に小惑星へ突入し、6500万年前の地球へ不時着した。
乗客が全滅する中で生き残ったコアを保護し、外が恐竜だらけで危険として忠告していた。
言葉が通じないコアに両親に死を説明できないまま、遠く離れた脱出船を目指して向かった。
何度も窮地になりながらギリギリで乗り越えるが、洞窟でコアと離れ離れになってしまう。
底なし沼にハマるもコアに助けられ、両親の死を知った彼女を励ましながら脱出船を起動。
肉食獣が襲ってくるとなんとか対処していくが、追い詰められるも再びコアに助け出された。
最後は隕石が衝突する寸前に脱出船で地球から離れ、救助船に拾われて故郷へ帰還をする。

コア(演:アリアナ・グリーンブラット)

代表作に『ラブ&モンスターズ』、『バービー』などがあります。

宇宙探査船の乗客で唯一生き残った少女。惑星ソマリス北部の出身で、ミルズとはまったく違う言語を使う。

地球へ不時着してミルズが見つけて宇宙探査船へ運ばれるが、状況を理解できずに警戒した。
ミルズが外で調査していると目覚めて様子を伺うと、バレて逃げ出すも危険となって帰った。
宇宙探査船でミルズから説明を受けるが、意思疎通が上手くいかず両親の生存を勘違いする。
道中では地球が危険である事を忘れて、無邪気に木の実を採るもミルズに注意されていた。
洞窟で一夜を明かすとティラノサウルスに似た肉食獣に襲われ、一人だけ抜け出していった。
肉食獣に襲われるミルズを助け出し、両親の死を知って悲しむも故郷へ帰ろうとしていた。
最後は再び肉食獣に襲われるミルズを助け出し、一緒に脱出船に乗って救助船に救出された。

ネヴァイン(演:クロエ・コールマン)

代表作に『ガンパウダー・ミルクシェイク』、『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』などがあります。

ミルズが惑星ソマリスに残した娘。重病を患っている。治療費の為に父親が宇宙探査に行く事を理解する。

海辺で両親と揃って時間を過ごしていて、一生懸命に手笛をやろうとしてできなかった。
父親に教えてもらいながら音を出せるようになって、宇宙探査に行く事が知っていると話す。
宇宙探査に行っている父親にビデオメッセージを送っていたが、徐々に体調が悪化していた。
最後は父親が帰ってくる前に亡くなるが、ビデオ映像のおかげで命を助ける事になった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はサム・ライミが製作として参加しているSFアクション映画です。
この作品はスコット・ベックとブライアン・ウッズが監督と脚本を務めています。
タイトルの意味合いとして6500万年前の地球を意味していて、主人公のミルズは別の惑星の宇宙人という設定となっています。
面白い設定で地球人じゃない良く似た人型の宇宙人が昔の地球を訪れるロマンに溢れているが、実際の内容はあまりにも無味無臭すぎた。
「だから何?」という結論になってしまうが、それは主人公たちがたまたま恐竜が滅ぶ時期に来ただけでそれ以上でもそれ以下でもない。
主人公が後に地球へ何かの影響を与えるならロマンになるが、本作ではまったくの無関係の通りすがりにしてしまったのが失敗だった。
そうなると、せっかくロマンを感じる設定が設定だけで死んでしまい、地球に来る宇宙人である意味合いがなくなっている。
別に未来の地球人が知らない惑星に行くという設定でもいいし、未来人が過去の地球に来た設定と言われても納得する。
それぐらい後の歴史に対する意味がなく、通りすがりの物語を見せられても「だから何?」となってしまいます。
物語の間を持たせる為に主人公の家族を登場させるが、これも王道すぎて捻りがなく、ドラマとしても面白味がない。
それに主人公と少女という組み合わせについても、そもそもなぜ宇宙探査に子供がいるのか説明がないまま終わっている。
これは意図的に主人公が亡くした娘の為に奮闘する構図を作ったが、それに対する説得材料が一切ないという感じです。
設定とアダム・ドライヴァーだけで惹きつけたのはいいが、肝心の中身がエンターテイメントとして最低レベルになっているのは本当に残念です。
あくまでSF映画を知らない層が受けるかもしれないが、目の肥えたSF映画ファンにとって物足りないどころか、バカにされているような印象を受ける駄作でした。

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