作品データ
公開年月 | 2023/03/02 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | スコット・ベック、ブライアン・ウッズ |
脚本 | スコット・ベック、ブライアン・ウッズ |
製作 | サム・ライミ、デビー・リーブリング、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
ミルズは宇宙船に乗り込み、宇宙を探査する長いミッションに出ていたが、航行中に予期せぬ小惑星群に突入して船体が損傷して未知の惑星に不時着する。
生存者はミルズのみでどこかに切り離されたであろう脱出船を探す為、未知の惑星を探索すると一人の少女・コアが生存していると知った。
惑星を探索している中でミルズはここが6500万年前の地球だと知り、恐竜を絶滅させた巨大隕石があとわずかに迫るのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はサム・ライミが製作として参加しているSFアクション映画です。
この作品はスコット・ベックとブライアン・ウッズが監督と脚本を務めています。
タイトルの意味合いとして6500万年前の地球を意味していて、主人公のミルズは別の惑星の宇宙人という設定となっています。
面白い設定で地球人じゃない良く似た人型の宇宙人が昔の地球を訪れるロマンに溢れているが、実際の内容はあまりにも無味無臭すぎた。
「だから何?」という結論になってしまうが、それは主人公たちがたまたま恐竜が滅ぶ時期に来ただけでそれ以上でもそれ以下でもない。
主人公が後に地球へ何かの影響を与えるならロマンになるが、本作ではまったくの無関係の通りすがりにしてしまったのが失敗だった。
そうなると、せっかくロマンを感じる設定が設定だけで死んでしまい、地球に来る宇宙人である意味合いがなくなっている。
別に未来の地球人が知らない惑星に行くという設定でもいいし、未来人が過去の地球に来た設定と言われても納得する。
それぐらい後の歴史に対する意味がなく、通りすがりの物語を見せられても「だから何?」となってしまいます。
物語の間を持たせる為に主人公の家族を登場させるが、これも王道すぎて捻りがなく、ドラマとしても面白味がない。
それに主人公と少女という組み合わせについても、そもそもなぜ宇宙探査に子供がいるのか説明がないまま終わっている。
これは意図的に主人公が亡くした娘の為に奮闘する構図を作ったが、それに対する説得材料が一切ないという感じです。
設定とアダム・ドライヴァーだけで惹きつけたのはいいが、肝心の中身がエンターテイメントとして最低レベルになっているのは本当に残念です。
あくまでSF映画を知らない層が受けるかもしれないが、目の肥えたSF映画ファンにとって物足りないどころか、バカにされているような印象を受ける駄作でした。
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