【インキーパーズ】RE-3871

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あ行

作品データ

公開年月 2012/02/03
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 タイ・ウェスト
脚本 タイ・ウェスト
製作 タイ・ウェスト、ピーター・ポーク、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ニューイングランド地方に佇む長い歴史を誇る古いホテルは、老朽化と業績悪化の為に閉館が決まり、従業員のクレアとルークはそれまでの管理を任される。
かつてホテルでは結婚式当日に新郎に捨てられた女性が、客室で首吊り自殺を図るという痛ましい事件が起き、それ以来花嫁衣装の亡霊が徘徊する姿が目撃される。
オカルトに興味のあるクレアとルークは調査を始めるが、誰もいないロビーからピアノの音が響き、二人は導かれるように地下室へ足を踏み入れるのだった。

登場人物&出演者

クレア(演:サラ・パクストン)

代表作に『シャーク・ナイト』、『トランス・ワールド』などがあります。

主人公。ホテルの女性従業員。女優を目指していたが今は充電期間中。喘息持ちで吸引器を所持している。

ホテルが廃業すると決まっていて、ルークと一緒に存在する幽霊の証拠を掴もうとしている。
録音している時にピアノが鳴り、パニックになるとリアンに霊能力で透視してもらい信じる。
地下室に行ったせいで幽霊に狙われ、ルークを巻き込むも彼が逃げ出しリアンを頼る事に。
最後は地下室に戻って老人の幽霊が怖くなり階段から落ちて、結局はそのせいで死亡した。

ルーク(演:パット・ヒーリー)

代表作に『ホーム・アローン3』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』などがあります。

ヒロイン。ホテルの男性従業員。大学を中退している。幽霊を見つける趣味を持ち、サイトを作って映像を投稿する。

ホテルにいるとされる幽霊の音を証拠にするべく、クレアの協力を得て収録を狙っている。
霊媒師の事は信じておらず、ただ興味本位だけで映像を撮りたい為にリアンを小バカにする。
地下室で幽霊を探していくと、本物が出てくるとビビってクレアを置いて逃げてしまう。
最後は戻ってきてリアンを探す間、クレアが階段から落ちて死亡し、事情聴取の為に警察へ。

リアン・リース=ジョーンズ(演:ケリー・マクギリス)

近年の出演作に『肉』、『ステイク・ランド/戦いの旅路』などがあります。

有名な女優。近くで講演があるという事でホテルに泊まる。クレアが大ファンと知って女優の卵だと見抜いていた。

ゴミ捨てするクレアの姿を見下げてタバコを吸っていて、声をかけられると反応せずにいた。
実際は霊媒師のセミナーのゲストに呼ばれていて、ダウジングを使って霊能力を発揮する。
セミナーから帰ってクレアの質問に答えたが、ルークの失礼な態度で機嫌を損ねてしまう。
最後は幽霊を見たクレアと地下室に行き、帰ろうとするも彼女が死に助けれなかったと話す。

老人(演:ジョージ・リドル)

代表作に『小さな恋のものがたり』、『ザ・キッチン』などがあります。

353号室にこだわる老人。ルークがフロントで対応していると、どうしても353号室に泊まりたいと引き下がる。

3階はすでに使えない状態であったが、ベッドだけがある事からクレアが気を利かせていた。
353号室は妻と新婚で泊まった記念すべき部屋で、どうしても泊まりたくて無理を言った。
クレアのおかげで部屋に案内されると、感謝を述べてバスルームで自殺を遂げてしまう。
最後は地下室に戻ったクレアの前に血だらけの幽霊として現れ、彼女を追い詰めていった。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『トロント・アフターダーク映画祭』で特別賞を受賞しています。
この作品はタイ・ウェストが監督と脚本、共同製作を務めています。
廃業する大きなホテルで従業員が2人しかないような状態で、両者ともに棲み着いている幽霊に興味を持っている感じでした。
中盤まではこの従業員たちの他愛もない会話が展開していくが、この緩さは個人的に結構好きなやり取りでした。
人生がうまく行っていない主人公と、大学中退して幽霊を扱ったサイトを作る相棒との会話は好き嫌いが分かれるかもしれない。
ストーリー性としてそこまで深掘りはしていないが、あの緩い感じの雰囲気から一気に恐怖へと切り替える感じも嫌いじゃないです。
サイトを作り込んで幽霊の証拠を取ろうとする男よりも、実は主人公の女性の方が深くまで入り込むところも面白いです。
そこに大女優でありながら、どう見ても怪しい霊媒師で霊能力が覚醒した宿泊客とのやり取りも不器用ながらいいと感じました。
全体的にとても地味な幽霊モノであるけど、序盤の雰囲気が好きならば楽しめるだろうけど、逆にダメだった場合は残念ながら面白く感じないだろう。
幽霊についても控え目な登場ながら、タイミングが良かったと思うし、下手なアメリカン・ホラーの驚かせるような登場とも少し違っていました。
ただ、どうしても主要人物の2人以外の扱い方が少し雑で、別に登場しなくても良かった人物がいるからもったいないと感じました。
もう少し彼らが物語へ絡むような要素を与えれば、地味な内容も少しだけ盛り上がると思っただけにもったいなかったです。
あの序盤の緩い雰囲気からのラストでの悲劇というまったく違った終わり方は、少しだけ予想外で良かったです。

コメント

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