作品データ
公開年月 | 2012/02/03 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | タイ・ウェスト |
脚本 | タイ・ウェスト |
製作 | タイ・ウェスト、ピーター・ポーク、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ニューイングランド地方に佇む長い歴史を誇る古いホテルは、老朽化と業績悪化の為に閉館が決まり、従業員のクレアとルークはそれまでの管理を任される。
かつてホテルでは結婚式当日に新郎に捨てられた女性が、客室で首吊り自殺を図るという痛ましい事件が起き、それ以来花嫁衣装の亡霊が徘徊する姿が目撃される。
オカルトに興味のあるクレアとルークは調査を始めるが、誰もいないロビーからピアノの音が響き、二人は導かれるように地下室へ足を踏み入れるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『トロント・アフターダーク映画祭』で特別賞を受賞しています。
この作品はタイ・ウェストが監督と脚本、共同製作を務めています。
廃業する大きなホテルで従業員が2人しかないような状態で、両者ともに棲み着いている幽霊に興味を持っている感じでした。
中盤まではこの従業員たちの他愛もない会話が展開していくが、この緩さは個人的に結構好きなやり取りでした。
人生がうまく行っていない主人公と、大学中退して幽霊を扱ったサイトを作る相棒との会話は好き嫌いが分かれるかもしれない。
ストーリー性としてそこまで深掘りはしていないが、あの緩い感じの雰囲気から一気に恐怖へと切り替える感じも嫌いじゃないです。
サイトを作り込んで幽霊の証拠を取ろうとする男よりも、実は主人公の女性の方が深くまで入り込むところも面白いです。
そこに大女優でありながら、どう見ても怪しい霊媒師で霊能力が覚醒した宿泊客とのやり取りも不器用ながらいいと感じました。
全体的にとても地味な幽霊モノであるけど、序盤の雰囲気が好きならば楽しめるだろうけど、逆にダメだった場合は残念ながら面白く感じないだろう。
幽霊についても控え目な登場ながら、タイミングが良かったと思うし、下手なアメリカン・ホラーの驚かせるような登場とも少し違っていました。
ただ、どうしても主要人物の2人以外の扱い方が少し雑で、別に登場しなくても良かった人物がいるからもったいないと感じました。
もう少し彼らが物語へ絡むような要素を与えれば、地味な内容も少しだけ盛り上がると思っただけにもったいなかったです。
あの序盤の緩い雰囲気からのラストでの悲劇というまったく違った終わり方は、少しだけ予想外で良かったです。
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