【3時間/THREE HOURS】RE-3868

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アクション

作品データ

公開年月 2015/07/18
ジャンル アクション
原作 なし
監督 ハワード・J・フォード
脚本 ハワード・J・フォード
製作 ハワード・J・フォード
製作国 アメリカ、スペイン、イギリス、モロッコ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

選挙への出馬中のアメリカの有力上院議員の恋人クラークと一時的に別れ、リサはまだ幼い愛娘を連れて異国の地モロッコへバカンスにやって来た。
ところが、そんな矢先に凶悪な犯罪組織の連中に大事な愛娘を誘拐され、要人を守る特殊訓練をしていたリサは必死に誘拐犯たちを追っていた。
その一方、リサの切迫した事情を知らない地元警察官たちは、彼女を危険人物として追われる事になるのだった。

登場人物&出演者

リサ・ブレナン(演:アンジェラ・ディクソン)

代表作に『BLACK SITE/ブラックサイト』、『透明人間/インビジブル』などがあります。

主人公。戦闘訓練を受け現役を引退して娘と暮らす。不倫相手のクラークから選挙資金の一部をもらう。

モロッコまで娘と旅行に来るが、人身売買組織に狙われて誘拐されると必死に追っていった。
誘拐犯の一人を殺害して、運転手まで殺害し、邪魔する住民をケガさせて警察に追われる。
クラークやジャネットに協力を求めるが、ずっと街中を走って手がかりを掴んで追っていく。
最後はアミナの協力で娘を見つけ、ついでに男の子も見つけ、黒幕のクラークを逮捕させた。

クラーク・アンダーソン(演:ナイジェル・ホイットミー)

代表作に『ケミカル51』、『ムーンショット』などがあります。

有力な上院議員。選挙の真っ最中。若い妻を持っているが、隠れてリサと不倫をしていて子供を産ませている。

妻との離婚を一切考えておらず、選挙資金の一部をリサに渡して養育費として納得させた。
リサから娘が何者かに誘拐されたと知り、彼女が問題を起こして出頭を主張するも拒まれる。
相手が人身売買組織だとリサに話していたが、実は取引相手で娘を手に入れようとしていた。
最後はウラディスラフにバラされてしまい、マスコミにもバレて逮捕される事になった。

ジャネット・バロウズ(演:ヘザー・ピース)

代表作に『ゴーストオーシャン』、『透明人間/インビジブル』などがあります。

国土安全保障省の職員。リサとは同僚で友人。帰宅しようとして、辞職していたリサからの電話に驚いていた。

すぐに電話へ出るもリサの急なお願いを冷静に聞いて、協力する為に信号を追跡していた。
バッテリーが切れる寸前に電話をかけるが、そのせいでディミトリにバレて消されてしまう。
リサの事情を深く聞かず彼女がいるモロッコに向かおうと、すぐに飛行機の予約を取った。
最後は自宅に帰って準備するが、待ち構えたクラークの裏工作による自殺として処理された。

アミナ(演:サニタ・シムズ)

本作が長編映画デビュー作となります。

モロッコ人の女性。ウラディスラフたちが誘拐した子供の面倒を見て、彼の性欲処理としても活躍していた。

娘を必死に追っていたリサの爆走を見ていて、物を盗んで攻撃していたところを目撃する。
リサの娘の面倒を見ていると、手配書を見せて母親だと分かって気持ちが大きく揺らいだ。
黙っていられずリサの娘を連れ出していくが、ディミトリに見つかってボコボコにされた。
最後は血まみれで村に帰ると、ちょうどやって来たリサに事情を話して娘の居場所を教えた。

ハッサン刑事(演:ラミ・ナスル)

代表作に『アンロック/陰謀のコード』、『オリエント急行殺人事件』などがあります。

地元の刑事。人を殺害したとしてリサを追っていくが、娘を誘拐されたと言われるも当初は信じない。

明らかに危険人物のような立ち振舞いをするリサを怪しみ、落ち着かせようと説得していた。
リサが薬を服用している事から止めようとしたが、警察官たちとやられて銃を奪われていた。
手配書を作ってマスコミにも流していくが、部下の女性から間違いの可能性を指摘される。
最後は検問を敷いてリサを追うが、ウラディスラフたちを怪しまず簡単に素通りさせていた。

ディミトリ(演:グレン・サルヴェージ)

代表作に『ブラック・クローラー/殺人領域』、『ラスト・ソルジャー/森に潜む兵士』などがあります。

スロヴァキア系で人身売買組織の実行犯。数人でチームを組んで、金髪で青い瞳の赤ん坊を狙っている。

ビーチで油断していたリサから娘を誘拐すると、チームの一人が殺害されてビビって逃げる。
車で急いで逃げるも運転手がやられ、追跡してきたリサに携帯電話で追跡されてしまう。
ウラディスラフに報告すると脅迫を受けて、赤ん坊を持ち出したアミナをボコボコにした。
最後はウラディスラフが取引の電話をしていると時にリサが来て、あっさりと射殺された。

ウラディスラフ(演:ヴェリボール・トピッチ)

代表作に『キングダム・オブ・ヘブン』、『ヒトラー最終兵器』などがあります。

スロヴァキア系で人身売買組織の仲介人。組織におけるリーダー格でディミトリたちを使って実行させる。

ディミトリが追跡されていたと正直に言うと、ブチ切れて仕事のリスクについて警告した。
地元の女性であるアミナに誘拐した赤ん坊の面倒を見させ、ついでに自分の性欲処理もする。
リサの正体を知って危険人物として警戒するが、ディミトリを殺害されて取引相手をバラす。
最後はリサの娘ごと燃やそうとしたが、油断してコンクリートブロックで撲殺されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『ゾンビ大陸/アフリカン』や『ザ・デッド:インディア』で知られる兄弟監督の兄、ハワード・J・フォードが監督、脚本、製作を務めています。
この作品は珍しいモロッコを舞台にしたアクション映画となっています。
一言で表すとマラソン映画という感じで、主人公は終盤近くまでモロッコの街をずっと走っている姿が映ります。
何度も主人公が走る後姿を映していて、疾走感を出す為に短いカット割りを使って演出をしていました。
しかし、この短いカット割りが格闘戦のシーンでも使われているから、主人公が強いという説得力がまったくありません。
そんな事より、治安に問題がある場所でベビーカーを引いていく姿があまりにも異質すぎて明らかにおかしかったです。
普通なら赤ん坊をそんな場所に連れて行かないだろうし、何よりベビーカーを引きにくいビーチなんて行かないと思います。
序盤の主人公の行動が不自然すぎて説得力がなく、その後は笑わせに来ているのかというぐらい演出が残念すぎる。
なぜか水や食べるシーンに意味のないスローモーションを入れていて、この監督は何がしたいのか分かりません。
主人公の設定もオリジナリティを出そうと過去のトラウマを取り入れているが、まったく意味がないのも残念すぎる。
地元の警察も役に立たないのは映画であるあるだが、主人公を手伝うと宣言した婦警がそれ以降登場しないのも適当すぎる。
それなのに人身売買組織を知る地元女性がいきなり登場して、タイミング良すぎるところで出会って情報を与えるご都合主義が下手すぎる。
とにかく、本作は疾走感を出そうとしたカメラワークの悪さ、主人公の設定の無意味さ、よく分からない演出など痛さしかない残念な作品でした。

コメント

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