【呪呪呪/死者をあやつるもの】RE-3860

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作品データ

公開年月 2023/02/10
ジャンル ホラー/アクション
原作 なし
監督 キム・ヨンワン
脚本 ヨン・サンホ
製作 ピョン・スンミン
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

閑静な住宅街で凄惨な殺人事件が発生し、被害者の傍らに横たわっていた容疑者らしき死体はなぜか死後3ヶ月が経過していた。
そんな中、ジャーナリストのジニが出演するラジロに犯人と名乗る男から電話がかかり、自分が死体を操って殺害したと告白した。
ジニは警察と協力して事件の調査を進めるうちに、ある大企業の陰謀が関係していると気付くが、強大な呪いで蘇ったゾンビ軍団が襲いかかるのだった。

登場人物&出演者

イム・ジニ(演:オム・ジウォン)

代表作に『ソウォン/願い』、『女は冷たい嘘をつく』などがあります。

主人公。「都市探偵」に所属する女性ジャーナリスト。謗法師であったソジンの事件について本を出版している。

ラジオ番組で死体を操っている名乗る男とインタビューするが、彼も死体の一つだと知った。
ピルソンの調査でスンイル製薬会社が関わっていると知り、廃墟に行くと死体に襲われた。
ソジンに助け出されてから会長の謝罪会見を配信するが、ジェシーが正体を暴いて追った。
最後は会長を殺したミヨンの悪事を配信し、ジェシーたちの無念を晴らして事件を解決した。

ペク・ソジン(演:チョン・ジソ)

代表作に『隻眼の虎』、『パラサイト/半地下の家族』などがあります。

謗法師。ジニを姉として慕っている若い女性。右手に大きな傷を持っていて、人間を呪い殺す能力を持つ。

ジニが出版した本の登場人物となっているが、その事件以降は姿を完全に消し去っている。
スンイル製薬会社の廃墟を調べていたジニたちが死体に襲われ、能力を使って助け出した。
事件以降は悪鬼を抑える為に日本で祈りをして、その後は中国に渡って修行をしていた。
最後は死体を操っている術師を見つけると、結界を突破して倒し、ジニと再会を果たした。

チョン・ソンジュン(演:チョン・ムンソン)

代表作に『生き残るための3つの取引』、『手紙と線路と小さな奇跡』などがあります。

イムの夫でベテラン警察官。ソドン警察署強力チームのチーム長。片足が悪く杖を使う。広域捜査隊へ異動している。

死体が人を殺害する事件が発生して、妻が首を突っ込もうとして先回りして状況を聞いた。
インタビューが行われる現場で監視すると、妻が人質になって必死に追うも倒されていた。
イ専務と理事の命が死体たちに狙われて逃げ出すが、失敗して貝毒を受けて重傷を負った。
最後はジニとソジンたちによって術師が倒され、すぐに毒が体から抜けて元気になっていた。

キム・ピルソン(演:キム・イングォン)

代表作に『花嫁はギャングスター』、『長沙里9.15』などがあります。

「都心探偵」を設立した元警察官。イムと共同経営して、彼女が出版した本で今後に大きな期待を持っている。

今後を見据えて新人のジェシーを雇っていて、ラジオ局から帰ってきたジニに紹介していた。
インタビューした相手について独自に調査していくと、スンイル製薬会社の人間だと知る。
スンイル製薬会社と取引していた男が刑務所にいて、彼から情報を取って犠牲者の数を聞く。
最後は帰ってきたソジンの活躍で術師が倒され、ジニたちがまたも事件を解決したと話した。

ジェシー・ジョン(演:イ・スル)

代表作に『私のボクサー』、『雨とあなたの物語』などがあります。

「都心探偵」に新人として雇われた若い女性。海外出身の未経験でありながらピルソンが将来を期待して雇っている。

ピルソンからジニに紹介をされると、気を引き締めた感じで挨拶するも仕事へ連れて行った。
現場では先輩から鈍くさいと言われてしまうが、やる気を買っているジニにフォローされる。
その正体はミヨンが主導した治験で亡くなって外国人で、父親の術によって動かされている。
最後は宣言通りに会長を殺そうと迫ったが、ソジンが父親を倒した事で体が崩壊してしまう。

イ・サンイン専務(演:クォン・ヘヒョ)

代表作に『殺人漫画』、『新感染半島/ファイナル・ステージ』などがあります。

「スンイル製薬会社」の専務。会社においてナンバー2の存在で、会長と理事たちとは友人のような関係。

殺害予告の動画を見て動揺する理事とは違い、冷静にいるもミヨンの言葉に押し黙っていた。
別荘に隠れていた会長の元に来て謝罪するべきだと主張するが、聞いてもらえずに立ち去る。
自責の念に駆られてジニに会社の問題を暴露するが、彼女に問い詰められて素直に認めた。
最後は責任を取る意味で会社で自殺を遂げるが、ミヨンに自宅で死ぬべきだと言われていた。

ビョン・ミヨン常務(演:オ・ユナ)

代表作に『恋愛術士』、『幽霊の香り』などがあります。

「スンイル製薬会社」の常務。専務や理事よりも目立っている。会長の一人娘で会社を引き継ぐ事を決まっている。

ジニのインタビューで専務と理事の殺害予告がされると、戸惑う二人と違って余裕を持つ。
実は治験を主権していた当人で強引に進めていき、儲かる為には手段を選ばないと発覚する。
父親が謝罪会見する時に意見していたが、ジェシーが正体を暴くとみんなで逃げ回っていた。
最後は父親を殺害して隠蔽しようとしたが、すべてが配信された事で逮捕される事になった。

ピョン・スンイル会長(演:チョン・グクファン)

代表作に『義兄弟/SECRET REUNION』、『血闘』などがあります。

「スンイル製薬会社」の会長。表向きは糖尿病という事で会議に出席せず、ずっと別荘でのんびりとしていた。

何者かによって殺害予告を配信で流されても、表に出る事なくすべて娘たちに任せていた。
イ専務が謝罪するべきだと主張を受けるが、もう死んだ治験参加者に謝る必要がないと主張。
殺害されない為に形だけ会見をするが、ジェシーが正体を暴いて娘たちと逃げ回っていた。
最後はソジンが術師を倒して助かったが、娘によって貝毒を食らい代わりに罪を被せられた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は人気テレビドラマシリーズ『謗法/運命を変える方法』の続編となっています。
この作品は『新感染/ファイナル・エクスプレス』や『新感染半島/ファイナル・ステージ』で知られるヨン・サンホが脚本を務めています。
ドラマシリーズの続編という位置づけになっているので、余計な説明がない状態で物語が展開していきます。
あくまで最低限の情報だけを出して物語を進めていきますが、ドラマを観ていないと序盤は把握する作業となります。
元々がドラマという事で非常に登場人物が多く、視点も終盤になって飛んでいくから映画として考えると少し厳しいところがあります。
大きな柱の設定として死体を操る者の存在と、その裏で問題となる定番すぎる製薬会社の悪事が同時進行に展開していきます。
ただ、ドラマ的な構造のせいで映画として視点が飛びすぎる上に、設定が分かっている前提という作り方のせいで初見の人には少し厳しいと感じました。
最初から映画として作っているならば、登場人物も半分ぐらいになるはずですし、主人公を中心に物堅いは発展していくと思います。
いわゆる呪いを使って死体を動かす術を使いますが、これは現代的なウイルス感染のゾンビとは違い、実は先祖返りしたパターンだと思います。
元祖である『恐怖城/ホワイトゾンビ』は奴隷としてゾンビをマスターが操るが、本作はまさしくそこから発展しているタイプの作品です。
自立的に動くゾンビじゃないから、与えられた命令のみを実行するので、カニバリズムと言った行動はありません。
それに神出鬼没するタイプじゃないので、あの統制の取れた動きはこういうゾンビじゃないと実現できないのは面白い。
そういうアクション部分はさすが韓国映画と言えますが、ドラマを前提にした構成になってしまっている分はマイナスだと感じました。

コメント

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