【トゥルーライズ】RE-851

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アクション

作品データ

公開年月 1994/07/15
ジャンル アクション
原作 クロード・ジディ 『La Totale!』(リメイク)
監督 ジェームズ・キャメロン
脚本 ジェームズ・キャメロン
製作 ジェームズ・キャメロン、ステファニー・オースティン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

政府の最高機密機関「オメガ・セクター」の諜報員ハリー・タスカーは、表向きにはコンピュータのセールスマンとして家族と平穏に生活していた。
夫が諜報員だと知らない妻のヘレンは結婚生活15年目で退屈さを覚え、娘のデイナは父親がいつもいないせいで不良少女になりかけていた。
そんな中、アラブ系の過激派集団“紅のジハド”は武器商人から核弾頭を入手し、アメリカにテロを仕掛けようとするのだった。

登場人物&出演者

ハリー・タスカー(演:アーノルド・シュワルツェネッガー)

近年の出演作に『エクスペンダブルズ』シリーズ、『ターミネーター4』などがあります。

主人公。政府の最高機密機関「オメガ・セクター」の諜報員。表向きはコンピュータのセールスマン。

世界各国を飛び回るセールスマンとして家族に言うが、実際は世界を救っているという。
妻のヘレンが浮気していると知り、オメガ・セクターの人材などを無断で使っていく。
紅のジハドに狙われて妻と捕まるが、持ち前の戦闘力を使ってなんとか脱出を果たした。
最後は紅のジハドのリーダーであるアジズを戦闘機で倒し、娘を救出して元の生活を送る。

ヘレン・タスカー(演:ジェイミー・リー・カーティス)

近年の出演作に『ビバリーヒルズ・チワワ』、『クランク家のちょっと素敵なクリスマス』などがあります。

ヒロイン。ハリーの妻。弁護士事務所に勤めている。結婚生活に対して退屈さを感じる。

夫が政府の諜報員だと知らず、退屈さを紛らわせるべく自称・諜報員のサイモンと密会。
全力で浮気調査をしたハリーから任務を与えられるが、夫とともにのジハドに捕まる。
夫が政府の諜報員だと知ってブチ切れるが、テロリストに殺されると分かって現実を知る。
最後はハリーがすべとを解決すると、なぜか夫とともに政府の諜報員として活躍する。

デイナ・タスカー(演:エリザ・ドゥシュク)

代表作に『クライモリ』、『ファイナル・デス・ゲーム』などがあります。

ハリーとデイナの一人娘。家にあまりいない父親に不満を持ち、不良少女になりつつある。

父親から注意されてもまったく聞かず、同僚のマイクからこっそりとお金を盗んでいた。
誕生日になっても遅れてくる父親を予想していて、ガッカリせずに肯定してしまう。
正体がバレたハリーの家族写真を見たアジズに捕まり、念の為に人質にされていた。
最後は戦闘機で助けに来た父親を認め、事件が解決すると仲違いも解消していた。

アルバート・マイク(演:トム・アーノルド)

近年の出演作に『ザッツ★マジックアワー/ダメ男ハワードのステキな人生』、『ハッピー・エンディング』があります。

政府の最高機密機関「オメガ・セクター」の諜報員。公私ともにハリーの友人でもある。

長年に渡って諜報員を務めるハリーのウソを知っていて、裏方として協力していた。
三度の離婚を経験していて、妻の浮気を知ったハリーを仲間だと認めるもブチ切れられる。
紅のジハドが危険だとハリーと突き止めるが、脅迫されてヘレンの浮気調査に協力する。
最後は孤島に捕まっていたハリーたちの元に救援し、戦闘機を借りる彼のサポートした。

ファイシル(演:グラント・ヘスロヴ)

近年の出演作に『ヤギと男と男と壁と』、『グッドナイト&グッドラック』などがあります。

政府の最高機密機関「オメガ・セクター」の諜報員。新入りで主にハイテク機器を使う。

任務で派手に破壊と殺人をしたハリーをフォローするが、上司に注意されてしまう。
ハリーが何者かに追われていると分かると、指示を受けてアジズの進行を防いでいた。
ビルを占拠したアジズたちの希望により、カメラマンに扮して潜り込んでいた。
最後はハリーの登場でテロリストたちが油断したところで素早く倒し、核弾頭を確保した。

サイモン(演:ビル・パクストン)

近年の出演作に『エージェント・マロリー』、『ヘイヴン/堕ちた楽園』などがあります。

自称・世界を股にかける諜報員。その正体は中古車のセールスマンをしている冴えない男。

ヘレンが密会している男で当初は本物だとハリーたちは疑うが、すぐに正体が判明する。
調査の為にハリーが中古車の試運転をするが、ヘレンの話しになって自慢げに話した。
ヘレンと一緒にパリまで行こうと画策し、夫婦の練習をしようとするも拒否される。
最後はハリーたちに本物の銃を向けられ失禁し、別の場所でも同じように失禁して逃げた。

ジュノ・スキナー(演:ティア・カレル)

代表作に『ウェインズ・ワールド』シリーズ、『ライジング・サン』などがあります。

ペルシアの美術品を中心に扱う古美術商の女性。紅のジハドに武器を提供して支援する。

パーティで任務中だったハリーと偶然出会い、他の男と違うとして名刺を渡した。
ハリーを狙ったアジズの正体が判明すると、関わりがあるとして調査を受けていた。
アジズからハリーを誘う雰囲気を注意されてしまい、彼の指示でヘレンとともに捕まえた。
最後はヘレンと殴り合いをして気絶すると、崩落した橋に落ちて車が爆発して死亡。

サリム・アブ・アジズ(演:アート・マリック)

代表作に『ウルフマン』、『ジョン・カーター』があります。

アラブ系の過激派集団「紅のジハド」のリーダー。スキナーの支援で核弾頭を手に入れる。

スキナーが入手した美術品の中に核弾頭を埋め込み、アメリカを脅迫しようとする。
調査の為にスキナーの事務所を訪れたハリーを怪しいと睨み、追撃するも反撃を受けた。
孤島に仕掛けた核弾頭でハリーが死んだと思ったが、戦闘機で現れた彼に驚いていた。
最後は娘を人質に取ろうとするもハリーがロケットで飛ばされ、ヘリと衝突して爆死した。

感想

[個人的な評価]

評価 :4.5/5。

本作は1991年に公開されたフランス映画『La Totale!』のリメイクとなります。
まさに90年代を代表するド派手なアクション映画で、適度なコミカルな描写もあって楽しめるエンターテイメントだと思います。
全盛期だったシュワちゃんの主演作の中でも強烈なインパクトで、スケールもまた大きく、ちゃんと鑑賞すれば後世の上手さ分かる。
まず、現実にありえない設定であるが、それに説得力を持たせるシュワちゃんでしょう。
そもそも、筋肉ムキムキのコンピュータのセールスマンなんていないはずです。
この時点でおかしいけど、そこはシュワちゃんだから許される設定だと思います。
次にヒロインを演じるジェイミー・リー・カーティスの素晴らしいスタイルと演技です。
元々は「絶叫クイーン」としてホラー映画で有名になりましたが、本作では鍛え上げたセクシーな肉体を持ちながら地味な女性というギャップが凄まじい。
まさに本作を象徴していて、主人公と同じように二面性をしっかり描かれている。
それに悪役となるテロリストを演じるアート電話マリックの存在も大きく、彼のおかげで終盤は盛り上がったと言っても過言じゃない。
登場人物たちに強い個性があって、設定にしてもかなり現実的のようでぶっ飛んでいるのは90年代だからでしょう。
現代で作ろうと思ったらもっと最新のテクノロジーが登場するが、当時だったからこその魅力があると思っています。
それに物語の構成が飽きさせない展開で、まずは主人公夫婦の間にあった不満を解消し、ラストでは父親と娘のわだかまりも解いていく場面も揃えていました。
まさにシュワちゃんだから成立するエンターテインメント作品で、何度も観ても楽しめる90年代の名作アクション映画と断言します。

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