作品データ
公開年月 | 2001/10/05 |
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ジャンル | サスペンス/アクション |
原作 | なし |
監督 | アントワーン・フークア |
脚本 | デヴィッド・エアー |
製作 | ロバート・F・ニューマイヤー、ジェフリー・シルバー |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
ロサンゼルス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事のジェイクは、一緒にコンビを組んで麻薬捜査のいろはを教えるのはベテラン刑事のアロンゾ。
アロンゾは麻薬に絡む数々の事件を解決してきた伝説的なカリスマ刑事で、新人のジェイクにとって憧れの存在となっていた。
しかし、実際にジェイクが目にしたのは法を自ら破るアロンゾの姿で、戸惑っている中でその行動は段々とエスカレートしていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『第74回アカデミー賞』にて主演男優賞を受賞し、助演男優賞にノミネートされた。
この作品は『イコライザー』シリーズで知られるアントワーン・フークアが監督を務めています。
なんと言ってもハリウッドを代表する俳優となったデンゼル・ワシントンの怪演が光っている作品となっています。
今ではデンゼル・ワシントンは主人公として正義の味方というイメージだが、本作はそれとはまったく逆の存在となっています。
デンゼル・ワシントンの演じている刑事はカリスマ的な存在で、多くの事件を解決して大物を逮捕している。
その為、警察署では特別扱いされているような感じで、支給された車じゃなく、自分の車を使っているぐらいとなっています。
タイトルが示すように本作はたった一日だけ起きた事であるけど、あまりにも濃密すぎる内容にリアルでもありそうな説得力を持たせている。
治安の悪い場所へ平然と足を踏み入れ、誰も逆らえないような刑事が我が物顔で歩いている姿は異様としか言えないです。
いくら面倒を見たり、助けたりしているとは言え、周りは敵だらけなのに余裕の態度で歩いている主人公が逆に恐ろしいと感じさせる。
その証拠にデンゼル・ワシントンの様子が物語の流れに沿って正体が明かされ、新米刑事のイーサン・ホークが戸惑っていくのが分かります。
確かに悪党は許せない人種で逮捕して法の制裁を受けるべきだが、それ以上に危険なのは平然と一線を越えしまう刑事だと伝わってきました。
仲間だと思っていた売人、子供までいる愛人など、すべてが自分の思い通りにする為に存在する考え方がサイコパスに近いと思います。
それをナチュラルでやってしまうデンゼル・ワシントンこそ、アカデミー主演男優賞を受賞した意味が分かってきます。
2時間の上映時間もあっという間であり、主要の登場人物だって片手で数えるぐらいなのに濃密すぎる内容には驚きました。
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