【オキュペーション/侵略】RE-3735

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あ行

作品データ

公開年月 2018/07/12
ジャンル SF/アクション
原作 なし
監督 ルーク・スパーク
脚本 ルーク・スパーク、フェリックス・ウィリアムソン
製作 カーメル・イムリー、カーリー・イムリー
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

オーストラリアにある田舎町ではフェスティバルで賑わっていた時、突然空から巨大な宇宙船が現れ瞬く間に町は占拠されてしまう。
元フットボール選手のマットや刑務所帰りのピーター、ウェイトレスのアメリアやホームレスのデニスらは襲撃から生きこ乗って森へ逃げてひっそりと暮らしていた。
やがて、敵の地球を侵略したエイリアンの偵察部隊から武器を奪うと、捕らわれている人々を救出する為に即席の軍隊を組織するのだった。

登場人物&出演者

マット・シモンズ(演:ダン・ユーイング)

代表作に『BILLABONG/ビラボン』、『インベイド』などがあります。

主人公。バイパスの工事現場で働いている。以前は町で有名なラグビーの選手だったが、今では鎮痛剤を欠かさない。

エイリアンの襲撃でピーターのキャンピングカーで逃げて、徹底的に戦うという覚悟を持つ。
ゲリラ部隊の中心人物として活躍し、エイリアンを捕まえるとアメリアと意見が対立した。
ケガで寝込むもジャクソンにより起こされ、二人で武器工場と人質の救出と兵器を盗み出す。
最後はエイリアンの指揮官を基地ごと爆破し、味方の勝利に貢献しアメリアの考えに賛同。

アメリア(演:ステファニー・ジェイコブセン)

代表作に『デビル・ハザード』、『バーニング・クロス』などがあります。

家族でカフェを経営してウェイトレスをしている。マットとは恋人。弟のマーカスをずっと子ども扱いしている。

ラグビーの試合に復活するマットを応援する為に弟と来るが、エイリアンの襲撃を受けた。
ピーターのキャンピングカーで逃げると、敵の武器を取り上げてゲリラ部隊の一人となる。
マットがエイリアンを捕虜にして拷問を加える事が気に食わず、彼らと対話しようとする。
最後はデイヴィス少佐の部隊に加わり、マットの活躍で基地が破壊され、母親と再会した。

ピーター(演:テムエラ・モリソン)

近年の出演作に『インベイド』、『ブライトン・ミラクル』などがあります。

ベラの継父。元ギャングで殺人の罪で刑務所に服役していた。出所して家族と過ごすもベラから嫌われている。

田舎町でエイリアンの襲撃を受けると、妻と息子と逸れてマットたちと車で逃げ切った。
妻たちを探そうと単独行動を口にするが、娘に反対され、結局はゲリラ部隊の一人となった。
マットがエイリアンを捕まえると、彼の許可を得て怒りの限り木の棒で撲殺して立ち去る。
最後はデイヴィス少佐の部隊で戦い勝利し、妻と息子と再会してジャクソンの子供を預かる。

ベラ(演:イジー・スティーヴンス)

代表作に『インベイド』、『Him』などがあります。

ピーターの義理の娘。ピーターが刑務所にずっと入っていて、出所して家族ごっこする事が気に食わない。

田舎町まで来てもスマホを手放さず、ホームレスのデニスに恋をして彼がずっと気になる。
ついにデニスと肉体関係を結ぶが、直後にエイリアンの襲撃でヴァネッサの赤ん坊を預かる。
勝手に前線へ出て父親に叱られるが、未だに認めておらず和解する事なく単独で行動する。
最後はデイヴィス少佐の部隊で勝利を得て、母親と弟と再会し、赤ん坊を家族で預かる事に。

デニス(演:ザカリー・ギャレッド)

代表作に『ブルー・ブルー・ブルー』、『シティ・オン・ファイアー』などがあります。

田舎町にいるホームレス。似顔絵を売って金を稼いでいるが、許可をもらっておらず警察に目をつけられる。

ブラブラしていたベラに声をかけてフレンドリーに話すが、警察に見つかって仕方なく出る。
エイリアンの襲撃を受けて食料品を盗むが、アーノルドの車に飛び乗ってなんとか逃げた。
ゲリラ部隊の一人として活躍していき、ついに目当てだったベラと肉体関係を結んでいた。
最後はデイヴィス少佐の部隊に加わって戦い、ピーターに助けられてなんとか認めてもらう。

アーノルド(演:チャールズ・メジャー)

代表作に『ブギーマン』、『大きなお友達/ミーシー』などがあります。

田舎町でバイパスの工事に対して文句を言う中年の男。工事現場にいたマットに文句を言うも逃げられる。

フェスティバルで行われたラグビーの試合中にエイリアンの侵略を受け、いち早く察知する。
生き残ったマットたちと合流して、エイリアンに見つかっていない廃屋まで連れていく。
人類のゲリラ部隊を指揮する一人となって、エイリアンたちに奇襲をかけて倒していた。
最後はケガして野営地に残り、ジャクソンから赤ん坊を託され、ピーターたちに預けていた。

ヴァネッサ(演:リアノン・フィッシュ)

代表作に『チョコレート・ラブ』、『Nikki & Nora:Sister Sleuths』などがあります。

ジャクソンの恋人で看護師志望。まだ3年生であと1年で卒業する。ジャクソンとの間い赤ん坊ができる。

ラグビーの試合に向かうジャクソンに会うと、赤ん坊ができたとして報告して二人で喜んだ。
エイリアンの襲撃でピーターのキャンピングカーまで逃げ、ケガ人の手当をしていた。
ゲリラ部隊に参加せず、野営地でケガした人間の面倒を見ながら順調にお腹が大きくなる。
最後は陣痛が始まってエイリアンの襲撃を受け、森でベラに取り上げてもらうも死亡した。

ジャクソン(演:チャールズ・ジャズ・テリアー)

代表作に『What Goes Around』などがあります。

地元のラグビーチームに所属している選手。ヴァネッサの恋人で試合前に妊娠を聞いてチームメイトに祝福されていた。

元キャプテンだったマットが復帰して試合をするが、エイリアンの襲撃を受けて逃げ出す。
ピーターのキャンピングカーでヴァネッサとともに逃げ、廃屋に着くと出ていくと決める。
ヴァネッサの説得で残ってゲリラ部隊の一人となるが、エイリアンの襲撃で彼女を失う。
最後は赤ん坊をアーノルドに託し、マットと工場を襲撃し、基地とともに爆死を遂げた。

デイヴィス少佐(演:アーロン・ジェフリー)

代表作に『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、『ターボキッド』などがあります。

オーストラリア陸軍の生き残り。グラント大佐の指揮下で生存者を見つけてエイリアンから助けていた。

追い込まれたマットたちを見つけると、彼らの活躍を知っていて人類の希望として褒めた。
グラント大佐が行う大規模な作戦にアメリアたちを誘い、一緒に人質を救出しようとする。
エイリアンの罠だと気付かず、人質の救出を敢行するも善戦して指揮官とタイマン勝負する。
最後はエイリアンの基地が破壊されると、油断した指揮官を大砲で爆発四散させて倒した。

グラント大佐(演:ジャクリーン・マッケンジー)

代表作に『キス★キス★バン★バン』、『マグリナント/狂暴な悪夢』などがあります。

オーストラリア陸軍の生き残り。エイリアンに対して抵抗を続けており、人質となった人類の救出を計画する。

エイリアンたちが生物兵器を製造している情報が入り、武器工場ともに潰す作戦を立案する。
ゲリラ部隊として活躍していたマットたちを迎え入れると、デイヴィス少佐に任せていた。
エイリアンによる罠だと気付くと、デイヴィス少佐を救援できず襲撃を受けて応戦していた。
最後はマットたちの活躍で敵基地が破壊され、戦意を失ったエイリアンたちを捕虜にした。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は2020年に『インベイド』というタイトルで続編が出ています。
この作品は続編でも監督を務めたルーク・スパークが務め、主要となる登場人物たちも続編にも登場していました。
続編と同じく低予算とは思えないほどCGと人員を投入していますが、監督のルーク・スパークは才能がない事を改めて感じさせました。
確かにやりたい事はなんとなく分かるけど、実際にそれをエンターテイメントとして面白くできる実力がまったくないのです。
なんだかSFドラマを無理やり映画にしている印象で、監督は映画との区別がついていないのじゃないかと思わせるような展開です。
続編でもそうだったが、明確な主人公を置かず、中途半端な群像劇にしているせいで視点があっちこっちに飛んでしまう。
地球を侵略するエイリアンについても続編でヒドイ造形でしたので、本作について特に何も言う事はないぐらい変わりません。
それで、そんなエイリアンは故郷を失って背水の陣で地球侵略しているけど、圧倒的な科学技術を持っているはずなのに泥臭い戦い方が笑えます。
星間を移動できる科学技術を持っているならば、人類が持つ兵器など通じるはずもなく、そもそも地上に降りて直接戦うのが非効率的としか思えません。
結局、監督や脚本にそこまでの想像力がなく、いくら低予算映画よりも予算があるとは言え、できる事が限られているから侵略映画として面白くない。
人間ドラマも魅力的な登場人物がいないから、誰を見ても同じように見えるし、彼らから信念というモノが伝わってきません。
こういう作品では戦闘シーンよりも登場人物や設定、世界観に凝るべきだが、作る側にそのような能力がなかったのは残念としか言えない。
しかも、三部作として作ろうとしているから、お金を出している方々の期待に応えているのか逆に心配になるぐらい退屈な作品だと思います。

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