作品データ
あらすじ
12年前に3人の科学者が地震による影響で生態調査したに行ったまま消息を絶っていた。
しかし、実際は地震によって古代の伝説サメが目を覚まして彼らを襲っていたと判明。
雪ザメは獲物を求めて街へ繰り出し、人々が襲われる中で市民が力を合わせて決死の対決を仕掛けるのだった。
登場人物&出演者
・マイク(演:サム・クアリアナ)
代表作に『The Final Night and Day』、『Homicidal Vengeance』などがあります。
7年前に雪ザメを退治している。戦利品に雪ザメの顎を持つ。左腕に大きな傷を負っている。
市長や保安官たちがクマやオオカミの仕業と説明する中、雪ザメだと断定していた。
友人たちと武装して森へ雪ザメの退治に向かうが、結局は仲間を失って帰ってきた。
バーでホフマン博士と出会うと、同じく傷を持った者同士として意気投合した。
最後は雪ザメに両足を食われるが、トドメを刺される瞬間に手榴弾で自爆し道連れにした。
・ホフマン博士(演:マイケル・オヘア)
代表作に『FrightWorld』、『The Wilderness Night』などがあります。
12年前に地震の影響で生態調査にやって来たチームのリーダー。未確認の生物を期待する。
実際に動物が地面の下から襲われている光景を見て、古代のサメが目を覚ましたと喜ぶ。
チームが雪ザメに食われ、自身も襲われてしまうが、生き延びて復讐の機会を待つ。
同じく雪ザメを退治するも傷を負ったマイクとバーで出会い、意気投合して協力する。
最後は森でドン保安官たちと合流するが、雪ザメに対応できず呆気なく食われた。
・ドン保安官(演:C・J・クアリアナ)
代表作に『The Legend of Six Fingers』、『Post Apocalyptic Commando Shark』などがあります。
先代の保安官と市長が雪ザメの餌食になった事を知る。無職の息子に頭を抱えている。
雪ザメと思われる被害を受けるが、住民を安心させる為に動物の仕業だと説明していた。
妻を亡くして息子に対して厳しい対応し、ケンカした後に雪ザメに食われて後悔する。
市長が集めた調査団を率いて雪ザメを追っていくが、二人が食われてマイクたちと合流。
最後はマイクの自爆で雪ザメが倒されるが、まだ潜んでいた他の個体を見て逃げ出した。
・リンカーン博士(演:アンドリュー・エリアス)
代表作に『Battledogs』、『Post Apocalyptic Commando Shark』などがあります。
未確認動物学者。全国で数々のUMAを発見している。前回はビッグフットを発見した。
雪ザメが出現して調査を市長から依頼を受け、快く引き受けて調査団に加わった。
市長から功績を称賛され唯一握手するが、横柄な態度をみせるキャメロンに呆れる。
雪ザメから身を守る為にキャメロンから銃を手渡され、森に設置したカメラで探す。
最後はマイクの自爆で雪ザメを一頭葬るが、まだ複数いた事を知って逃げ出した。
・ウェンディ(演:キャシー・マーフィー)
代表作に『Slime City Massacre』、『Homicidal Vengeance』などがあります。
動物生物学者。市長から雪ザメの調査を依頼され、調査団に加わった紅一点。
集まった一室で軽い調子をみせるキャメロンの緊張感のなさを鋭く指摘していた。
そのせいでキャメロンから対抗心を持たれ、何かにつけて口論になっていた。
ドン保安官で一夜を明かしてキャメロンと顔を合わせて、またして口論をする。
最後は森で雪ザメを探す中で囲まれてしまい、あっさりと捕まって食われた。
・キャメロン(演:アンディ・テイラー)
代表作に『Post Apocalyptic Commando Shark』などがあります。
動物を狩るハンター。18歳の時から狩りをしていて、アメリカ南部を知り尽くしている。
市長に狩りの為に呼び出されるが、ちゃんと状況を理解せずに遊び半分で参加する。
同じチームのウェンディに対抗意識を持ち、何かと挑戦的な態度を見せていた。
リンカーンから銃の提供を言われるが、当然のように見下すような態度を示した。
最後はドン保安官たちに従っていくが、動きの早い雪ザメを倒せずに食われてしまう。
・オーバーマン市長(演:ボブ・ボゼク)
代表作に『エミリー/悪夢のベビーシッター』、『パージ:エクスペリメント』があります。
12年前に起きた雪ザメの事件を当時の保安官とともに封印した。なぜか片足が不自由。
再び雪ザメによる被害を知ると、途端に青ざめて誰も信じない中で事態の重さを見ていた。
すぐに住民へクマやオオカミの仕業と説明し、裏では雪ザメを狩るチームを結成する。
最後はドン保安官にチームを任せると、雪ザメをなんとか対峙するように頼んでいた。
感想
[個人的な評価]
本作はサメ映画の有志たちによって日本でのDVDやレンタルを実現した作品となります。
編集には敬愛するマーク・ポロニアが参加し、似た設定の『アイス・ジョーズ』よりも先に作られています。
マーク・ポロニアが参加するような作品と考えれば、後発となった『アイス・ジョーズ』よりも低予算なのは当然です。
使っているカメラの性能もあまり良くないので、基本的に映像はずっと荒い感じでした。
あまり予算がないせいで雪ザメは、ほとんど背ビレしか登場しないというコンパクトさで、全体像はほんの数秒しか出ていません。
いわゆる王道のサメ映画をベースにしているが、お決まりのイベントやカーニバルがなかったのは少し残念です。
サメ映画と言えば、ちょうど舞台となるところでイベントやカーニバルが行われるが、本作は予算不足でそこまで手が回らなかったのだろう。
主人公は多分、マイクだと思われるが、演じているサム・クアリアナは本作で監督、脚本、製作と完全に彼の作品と言えます。
ただ、そう言ったアドバンテージに甘える事なく、ちゃんと物語の登場人物として役割を果たしたのは悪くなかった。
大抵の場合、監督と主演をすると自分をどれだけカッコよく演出しようとするモノだが、サム・クアリアナはそこまでしなかったのは良かった。
ラストではサメ映画の定番である爆発四散をさせるが、もちろん、オチとしてまだいたという展開も分かりやすかったです。
マーク・ポロニアが参加するほどの作品という事で期待通りの内容で、監督と主演のサム・クアリアナが物語を優先させたところに好感を持ちました。
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