作品データ
あらすじ
遺伝子実験で復活した太古の恐竜アロサウルスを生物兵器にする禁断の秘密計画“タイフーン作戦”をアメリカ軍が実用しようとする。
だが、極秘研究基地で2頭のアロサウルスが脱走し、繁殖して卵を次々と孵化させ、あっという間に支配されてしまう。
アロサウルス捕獲の指令を受けたタナー少佐は特殊部隊と基地へ潜入するが、遺伝子操作で銃弾が通用しない状況に兵士たちが餌食になるのだった。
登場人物&出演者
・タナー少佐(演:ジャック・ピアソン)
代表作に『ホワイトシャーク/海底の白い死神』、『ジャングル・ツアーズ』などがあります。
主人公。特殊部隊の隊長で銀星章を持ち、戦術解析において右に出る者はいないほどの実力を持っている。
“タイフーン作戦”が失敗すると、ラミレス大佐に呼び出されてアロサウルスの捕獲に出る。
特殊作戦部隊を結成するも次々とアロサウルスに食い殺され、キャリー博士を救い出した。
キャリー博士から大将や大佐の思惑を聞いてアロサウルスを殲滅するべきと意見が一致する。
最後は基地破壊にビビったラミレス大佐の活躍で母親を倒し、破壊を免れて三人で喜んだ。
・ラミレス大佐(演:ジェイミー・ベルナデット)
代表作に『キリングフェイス』、『シンドバッド/秘密“メドゥーサの心臓”と復讐の死神』などがあります。
アロサウルスによる生物兵器化を進める。グリア大将からの指示で逃げたアロサウルスの捕獲を任せられる。
基地に常駐していたタナー少佐を呼び出すと、アロサウルスの事実を話し捕獲作戦を指示。
定期的にグリア大将への報告をしていくが、あくまで生け捕りをする事に固執していた。
キャリー博士が生きていて電気銃を強化してもらい、グリア大将に喜々として報告していた。
最後はグリア大将が基地破壊すると知り、母親となんとか倒し、ギリギリで破壊を免れた。
・キャリー博士(演:アリッサ・フィロラモ)
代表作に『ウォーズ・オブ・ギャラクシー』、『Nightmare PTA Moms』などがあります。
基地で生物兵器に使うアロサウルスの研究をしていた生物学者。母親と卵の状態をラミレス大佐に報告している。
逃げたアロサウルスたちが基地を襲撃していくと、タナー少佐たちがやって来て保護される。
電気銃を連発させる為に石英をタナー少佐が取りに行って、意図も簡単に改良を施していた。
アロサウルスに電気銃が効かないと分かり、更に強化させるも大将たちの企みを聞いていた。
最後はタナー少佐と共闘し、ラミレス大佐と合流して母親を倒して基地破壊を免れ助かる。
・ピータース中佐(演:アゼーム・ベッキオ)
代表作に『Moon Crash』、『Single Up』などがあります。
タナー少佐により結成された特殊作戦部隊のメンバー。黒人の兵士で呼び出されると一人だけニヤケ顔を見せる。
基地を襲撃してくるアロサウルスを探し、リチャードソン中尉が犠牲となって重大さを知る。
アロサウルスを爆弾で倒そうと仕掛けるも不発に終わり、ヒギンズ伍長の死でパニックに。
キャリー博士に強化された電気銃でアロサウルスを迎え撃つが、まったく効かず動揺する。
最後はキャリー博士が駆けつけるも間に合わず、そのままアロサウルスに食い殺されていた。
・ヒギンズ伍長(演:カーロ・デ・ジーザス・バフイントン)
代表作に『Western Noir』、『Saturday School』などがあります。
“タイフーン作戦”が失敗してタナー少佐に現場調査を指示される。現場に到着して誰もいないと報告した。
タナー少佐より結成された特殊作戦部隊に呼ばれ、アロサウルスの捕獲について承諾した。
アロサウルスにリチャードソン中尉が食い殺され動揺するが、タナー少佐にたしなめられた。
電気銃が効かないとして一度作戦本部に戻ると、キャリーにより強化されて再び探す事に。
最後はピータース中佐の仕掛けた爆弾が不発に終わり、知らぬ間にアロサウルスに殺された。
・リチャードソン中尉(演:ジェニー・トラン)
代表作に『The Riven』、『Attack on Titan』などがあります。
タナー少佐により結成された特殊作戦部隊のメンバー。アジア系の女性でタナー少佐の指示を受けている。
基地を襲撃してくるアロサウルスたちの動きを掴む為、熱スキャナーを設置したと報告した。
ラミレス大佐から電気銃を渡されると、アロサウルスたちを捕まえる為に単独で探していた。
最後はアロサウルスを見つけて電気銃を撃つも外し、銃で応戦するも効かず食い殺された。
・グリア将軍(演:エリック・ロバーツ)
近年の出演作に『ロード・オブ・モンスターズ/地上最大の決戦』、『オーシャンズ・ウォー』などがあります。
アメリカ軍の大将で“タイフーン作戦”を実行させていた。民間企業と組んで生物兵器を極秘で開発させていた。
遺伝子操作されたアロサウルスが逃亡し、基地の責任者であったラミレス大佐に捕獲を指示。
アロサウルス捕獲を前提に各方面に根回しをして、ラミレス大佐に無理難題を押し付ける。
幼体が生まれて手に負えないと聞くと、処分するしかないと判断して基地破壊を考える。
最後はミサイル攻撃を許可するが、ラミレス大佐からの連絡でギリギリ中止させて安堵した。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラムが製作で、アルバトロスが配給を行っています。
この作品は『ムーンインパクト』や『ザ・メガロドン/怪獣大逆襲』で知られるブライアン・ノヴァクが監督を務めています。
完全に『ジュラシック・ワールド/新たな支配者』にアサイラムが意図的に被せてきた恐竜映画となっています。
いつもような感じで上辺だけのなぞって、早く安く撮っている作品なので中身は毎回と変わらないようなクォリティでした。
今回の恐竜はアロサウルスというティラノサウルスより前の肉食恐竜であるが、よく知らない人から見ると似たようなモノだろう。
実際にアロサウルスの方がティラノサウルスよりも体格は小さく、頭にあるトサカが最大の特徴として印象を残しています。
本作では遺伝子操作で皮膚を銃弾を弾くほどの厚さにしていて、更に知能が人間を超えるというチートすぎる設定になっています。
ただ、実際に研究で発表されているアロサウルスはティラノサウルスよりも知能が低く、人間ほどの賢さを得るには頭骨が大きく変わるはずです。
しかし、アサイラムはそこまで考えているはずもなく、あくまで物語を進める上で都合よく動かす為に設定しているだけに過ぎません。
低予算映画の大物ベテランであるエリック・ロバーツが最も知名度があって、ほとんどが電話している姿しか映っていません。
これはマイケル・マドセン、トム・サイズモアなどとまったく同じだが、奇跡的にも外を歩いていたシーンもありました。
アロサウルスが一体でも外に出ると世界は滅ぶと主人公たちは言っていましたが、どう考えもそれはムリすぎる論理だとしか思えなかったです。
あくまでアサイラムの作品なので言ったもん勝ちであり、それ以上考えてツッコミを入れるのは野暮としか言えません。
軍の技術部が頑張って電気銃を作ったのに、工学知識のない生物学者が簡単に改良するところも笑うポイントだったのでしょう。
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