【バズ・ライトイヤー】VD-833

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作品データ

公開年月 2022/06/17
ジャンル SF/アクション
原作 ジョン・ラセター、アンドリュー・スタントン、ジョー・ランフト 『バズ・ライトイヤー』
監督 アンガス・マクレーン
脚本 ピート・ドクター
製作 ガリン・ズースマン
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

スターコマンドのスペースレンジャーであるバズ・ライトイヤーと、指揮官で親友のアリーシャ・ホーソーン、新隊員のフェザリンガムスタンと居住可能な惑星を探索する。
バズ・ライトイヤーたちは敵対的な生命体を発見し、撤退しようとして誤って探査船に損傷を与えてしまい、修理の為に乗組員を避難させる。
危険な惑星から脱出できない中、バズ・ライトイヤーは猫型ロボット・ソックスの助けを借りながら、困難なミッションに挑んでいくのだった。

登場人物&出演者

バズ・ライトイヤー(声:クリス・エヴァンス)

近年の出演作に『グレイマン』、『ドント・ルック・アップ』などがあります。

主人公。「スターコマンド」のスペース・レンジャー。人類が居住可能な惑星を探索するべく調査をする。

意思を持つ植物による襲撃で宇宙船が墜落し、脱出するテスト飛行を何度も繰り返して成功。
未来でザーグの襲撃でイジーに助けられ、みんなを救出する為にたった一人で挑もうとする。
ザーグの正体が自身の未来の姿と知り、イジーたちを消さない為に裏切りクリスタルを破壊。
最後はバーンサイドから新たな部隊の結成を許され、イジーたちと宇宙を警備する事になる。

ソックス(声:ピーター・ソーン)

代表作に『ニセものバズがやって来た』、『モンスターズ・ユニアーシティ』などがあります。

ネコ型の友だちロボット。4年後に帰ってきたバズの精神を安定させる為にアリーシャから贈られた。

バズの為にプログラムされており、何かと様子を見てカウンセリングをするべく話しかける。
任務を達成する為にバズが出ていくと、燃料を安定させる為に62年7ヶ月5日の計算で導いた。
クリスタルで惑星を脱出したいバズに付き従い、未来ではザーグを裏切って協力していた。
最後はザーグが倒され、バーンサイドによる新たな部隊の一員として宇宙を守る事になる。

イジー・ホーソーン(声:キキ・パーマー)

代表作に『ハスラーズ』、『NOPE/ノープ』などがあります。

アリーシャの孫娘。バズが超高速飛行を成功させた未来でジュニア・パトロール隊に所属している。

状況が分からないバズを見つけてロボットから救い出し、何が起きているのか説明をした。
実は前哨基地で月イチの訓練をする新人で、マトモな戦闘を行っておらずバズを失望させる。
ザーグ船の破壊に協力するも失敗してバズが消えるが、全員で力を合わせて救出に向かった。
最後はバーンサイドから新たなスペース・レンジャーとして宇宙を警備する一人となった。

モー・モリソン(声:タイカ・ワイティティ)

近年の出演作に『ソー:ラブ&サンダー』、『フリー・ガイ』などがあります。

ジュニア・パトロール隊に所属する中年男性。楽しくトレーニングできるキャンプだと思って参加していた。

イジーがバズを連れてきてサプライズ作戦の決行を言われ、死なないようにしたいと話した。
実際は想像と違ったハードな任務で装備を返そうとして、ロボットの襲撃に巻き込まれた。
何度もミスを重ねてバズの足を引っ張っていたが、彼の励ましから立ち直って救出に向かう。
最後はバーンサイドから新たな部隊の一員に任命され、ペンが宇宙服にあって喜んでいた。

ダービー・スティール(声:デール・ソウルズ)

代表作に『メッセンジャー』、『ミスエデュケーション』などがあります。

ジュニア・パトロール隊に所属する初老女性。仮釈放プログラムで刑期が短くなるとして参加していた。

イジーがバズを連れてきてサプライズ作戦が実行できるとして、みんなと一緒に喜んでいた。
実際は仮釈放プログラムのせいで武器が触れないが、ガラクタで爆弾を作る事ができる。
バズから許可を得て武器を使って追手を倒し、ザーグ船では即席の爆弾で助ける事になった。
最後はバーンサイドから犯罪歴を抹消され、新たな部隊の一員としてみんなと宇宙へ行った。

アリーシャ・ホーソーン(声:ウゾ・アドゥーバ)

代表作に『タルーラ/彼女たちの事情』、『ビート/心を解き放て』などがあります。

「スターコマンド」のスペース・レンジャーでバズの上官。学校時代からバズとは親友で数々の冒険を共にした。

意思を持つ植物がいる惑星の調査で単独任務を好むバズに、士官候補生の新人を連れてきた。
植物のせいで宇宙船が地面に埋まる寸前に飛び込み、バズたちを助けながら脱出に協力した。
結果的に失敗してバズがテスト飛行で4年後に帰ってくる状態になり、家庭を持っていく。
最後はバズが帰ってくる2年前に寿命で亡くなってしまい、そのせいで任務も中止された。

カル・バーンサイド中佐(声:イザイア・ウィットロック・Jr)

代表作に『グレムリン2/新・種・誕・生』、『魔法にかけられて』などがあります。

アリーシャの後任として指揮官になった中年男性。子供の頃からバズ・ライトイヤーの活躍を知っている。

レーザーシールドを開発して街を守る事に成功し、惑星からの脱出を諦めて定住を決めた。
バズがまだ任務をやりたい事から中止になったと説明するが、彼が勝手に動いて逃げられた。
ザーグ船が出現して街が攻撃を受けると、レーザーシールドを作動させて外部と隔絶した。
最後はバズたちを救助して罪をすべて許して、宇宙を守る為に新たな部隊の結成を許可した。

ザーグ/バズ・ライトイヤー(声:ジェームズ・ブローリン)

代表作に『ウエストワールド』、『悪魔の棲む家』などがあります。

ザーグ船を動かしている人物。その正体は超高速に成功して過去を塗り替えた老齢に達したバズだと判明。

長年に渡ってクリスタルでタイムマシンを作ろうとして、惑星に来た事を消そうとしていた。
当初は若いバズと意見が一致していたが、自分が知らないイジーのせいで食い違ってしまう。
若いバズの裏切りでクリスタルを取られるが、船の自爆が止められず巻き込まれるも生存。
最後はクリスタルを奪い返したが、若いバズが破壊した事で大爆発に巻き込まれて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『トイ・ストーリー』シリーズのスピンオフで前日譚となっています。
この作品は新型コロナウイルスの影響で劇場公開されず、Disney+での動画配信を余儀なくされたようです。
今回はバズ・ライトイヤーを生身の人間として登場させるスピンオフで、声優やスタッフたちも一新された別物となっています。
それまで構築されたオモチャであるバズ・ライトイヤーではなく、ちゃんとしたスペース・レンジャーという意味でジャンルがまったく違っています。
さすがはピクサーの作り出すアニメ映画であって、その映像のクォリティーは文句を挟む余地がないぐらい素晴らしい。
それに実際の演じる役者たちの動きに合わせないアニメーションも自然体で、特に表情の細かさにも驚かされます。
SF映画らしく時間をテーマにした部分があって舞台が激しく変わっていくが、中盤で合流するジュニア・パトロール隊とのやり取りがメインとなります。
あくまで訓練をちょっとした受けていないメンツたちにバズが振り回されるが、決して怒る事がなく彼らを巻き込まないようにする精神力がスゴイです。
そして、本作で最もキャラクターとして光っていたネコ型のロボットであるソックスの存在が大きく、まさに「スター・ウォーズ」のR2-D2を彷彿とさせる活躍ぶりでした。
物語としても成功しそうなところでミスが起きて、また振り出しに戻る展開が何度か繰り返される中でキャラクターたちが成長していきます。
前向きになれるような設定となっていて、その中でバズ・ライトイヤーが本来の完成された姿になる展開も非常に面白いです。
ただ、世間の動きに迎合するディズニーが大元なので、本作では惜しみなく「ポリコレ」が当たり前のように使われていました。
バズが黒人の女性にならなかっただけでも良かったけど、相棒が黒人女性でレズビアンという「ポリコレ」の塊でした。
では、なぜアジア系が一人もいないのかという疑問が出てくるが、逆にアメリカの中に潜んでいる別の人種差別を感じさせる。
不自然なキャラクターについては仕方ないと思うしかないが、それを差し引いても面白い作品だと思います。

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