作品データ
あらすじ
沖合にポツンと浮かぶ人工の島“リトル・ハッピー”では、エマ・コリンズ博士が率いる研究チームがホオジロザメの生態を観察していた。
そこへエマの元恋人であるリチャード・ローウェルがやって来ると、彼は人食いオオジロザメを追っていたという。
それは遺伝子改造された危険なサメのベラから生まれており、母親から殺しの遺伝子を受けつぢた事からエマたちは捕獲に向かうのだった。
登場人物&出演者
・エマ・コリンズ博士(演:タニア・レイモンド)
代表作に『初体験:ハイスクール・チェリーパイ』、『スリル/少女たちの危険なアクセス』などがあります。
主人公。リトル・ハッピーで父親の後を継いでホオジロザメの研究をするチームを率いる。
父親の研究を継いでいるが、小さい頃からホオジロザメと一緒にいて感覚がマヒしている。
元カレのリチャードがやって来ると、歓迎するも彼の追うオオジロザメ探しを手伝う。
ルーカスの暴走でオオジロザメの危険さを知って、島を沈めようとする事に反対していた。
最後はルーカスを倒し、残ったオオジロザメも爆発四散させ、ナンディとミヤと生還した。
・ユージーン・ショー(演:エマーソン・ブルックス)
代表作に『ターミネーター4』、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』などがあります。
エマの父親と研究していたチームメンバー。父親の代わりとしてエマの研究を手伝う。
ホオジロザメに対して危険性を持たないエマを心配し、自覚を持つべきだと注意している。
リチャードたちがやって来て、最初から信用しておらずエマに忠告するも聞いてもらえず。
ルーカスが島を沈めようとしていると知って、なぜかタイマンで殴り合いするも負ける。
最後は二匹のオオジロザメに囲まれると、手持ちの爆弾を使って一緒に爆発四散した。
・ミヤ(演:蒼れいな)
代表作に『パラダイス・キス』、『古都』などがあります。
研究チームの一人。トバ海洋技術大学から夏期研修生として来ている。唯一の日本人。
主に海洋データの観察と分析を担い、訪れたリチャードたちに必要な情報を与えた。
研修でやって来てからスピンネイカーに恋をして、終わってから付き合おうと考える。
ルーカスたちの暴走で島が攻撃され、スピンネイカーとともにオオジロザメに囲まれる。
最後は戸棚に隠れていたおかげで助かり、生還したエマとナンディとともに島を目指す。
・ナンディ(演:アヴミレ・コンコ)
本作が長編映画デビュー作となります。
リトル・ハッピーに恋人と住んでいる。沈みかけている島を出たいが恋人の言葉に従う。
エマたちの研究チームに快く場所と食事を提供して、平穏に仲良く暮らしていた。
釣りに出かけた恋人が帰ってこず、探すと噛みちぎられた腕を見つけてショックを受ける。
オオジロザメたちに対して恋人の復讐に燃えるが、ルーカスの暴走で逃げ回っていた。
最後は無茶してオオジロザメを倒したエマを助け、生き残ったミヤと合流して島を目指す。
・スピンネイカー(演:アレックス・バット)
本作が長編映画デビュー作となります。
研究チームの頭脳。MIT卒の天才。エマの撮った映像を編集してSNSに投稿する。ビーガン。
エマたちがサメに取り付ける発信機の開発をして、トリトンのシステムを構築している。
リチャードたちが追っているオオジロザメのデータから、彼らがウソを付いていると知る。
ルーカスの暴走で島が攻撃されると、すぐにミヤと隠れるもオオジロザメに囲まれる。
最後はミヤに愛を告白して脱出しようとしたが、抵抗もできずあっという間に食われた。
・リチャード・ローウェル(演:ナサニエル・ブゾリック)
代表作に『デスドール』、『ハクソー・リッジ』などがあります。
エマとは大学院に付き合った元恋人でサメの専門家。ジェノティクス製薬会社に雇われる。
リトル・ハッピーでオオジロザメを追うと、エマたちから必要なデータを頼んでいた。
エマたちから許可なく勝手に海を詮索していると、企んでいる事ばバレて仲違いをする。
オオジロザメたちを貴重なサンプルとして捕獲を望むが、ルーカスと意見が対立する。
最後は金に執着するルーカスから離れるが、飛び込んだ瞬間にオオジロザメに食われた。
・ルーカス(演:ブレン・フォスター)
代表作に『沈黙の処刑軍団』、『INFINI/インフィニ』などがあります。
ジェノティクス製薬会社に雇われている。リチャードの指示に従ってオオジロザメを追う。
当初はリチャードとともに生け捕りをするが、凶暴すぎるという事で本性を表していく。
あくまでジェノティクス製薬会社の失態を隠蔽する為に雇われ、リチャードを無視する。
島を沈めようとしてリチャードがオオジロザメに食われ、エマたちと対立していく。
最後は爆弾を船に仕掛けられ沈没し、火傷を負いエマを倒そうとして返り討ちに遭った。
感想
[個人的な評価]
本作は『ディープ・ブルー』シリーズの三作目となります。
勝手にシリーズ化していると思ったら、ちゃんと一作目と二作目の続きだと意識している。
二作目があまりにも出来が悪かったので、三作目もまったく期待していなかった。
しかし、前作の反省を生かしているのか分からないが、思っていた以上に面白くしようとしている感じが伝わってきました。
王道的な始まり方や登場人物の配置だったけど、ラストでの意図的な生き残りに現状の社会を反映していると感じた。
なぜか登場した男たちが全員死んでしまい、女性だけが生き残るのは、まさしくポリコレ配慮としか言えない。
一作目なんて男性の主人公と黒人が生き残っていて、本作は女性の主人公を含めた三人が生き残っているところが時代の変化を感じさせます。
ただ、本作の大きな欠点として上映時間が100分で、サメよりも人間同士のバトルがメインになったのは惜しいところでした。
やはり、このシリーズは頭が良くなったサメたちに追い詰められ、限られた空間で登場人物たちが奮闘するのが魅力だったと思います。
余計な人間同士のバトルを短くすれば、確実に100分を切っていたはずで、そこに頼ってしまったのは安易でした。
それでもラストで主人公がオオジロザメと顔を合わせるシーンは良かったし、定番の爆発四散が違った形というのも悪くなかったです。
二作目で大きくイメージを下げたが、この三作目で盛り返したので、まだまだシリーズ化できる可能性を垣間見た気がします。
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