作品データ
公開年月 | 2016/08/12 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | カート・ナイト |
脚本 | カート・ナイト |
製作 | カート・ナイト、ローレン・スポールディング |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
大人たちがゾンビ化した終末世界、人との関わりを避け、青年のトッドと言葉を発しない幼い弟ベニーと二人で旅を続けていた。
生き残る為にトッドは常に気丈な振る舞いをするが、内心ではもうすぐ18歳になる自分もゾンビに変換する事を恐れていた。
そんなある日の夜、いつもように焚き火の前で過ごす兄弟だったが、謎の集団によって弟が連れされ、トッドは奪い返そうとするのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は低予算映画を多く世に送り出すトランスワールドアソシエイツが配給しています。
この作品はゾンビ映画のジャンルに入っていますが、想像するような内容じゃないとは最初に言っておきましょう。
大人だけが転換するゾンビが蔓延る終末世界で、17歳の主人公と声が出せない幼い弟と二人でサバイバルをしながら転々としていく。
設定として18歳になるとゾンビに転換されるようで、どうやら噛まれて変異するワケじゃないオリジナリティがありました。
その為、人間として活動するのは18歳以下の子供になっていて、いつか彼らもゾンビに転換する未来が待っているという事になります。
文明社会も崩壊しているので人間たちは原始的な生活か、限られた物資の中で辛うじて生きているような状態にあります。
そんな中、主人公はゾンビよりも危険なのは人間だと考えていて、弟をなんとかして守ろうと二人だけで旅をしている。
ただ、そこに限られた物資で生きるグループを形成する人間と出会うも拒否し、次に原始的な生活をするグループに捕まってしまう。
主要の登場人物は片手で数えるぐらいで、実際に物語を動かすのは主人公と彼を捕まえる平原の魔女と呼ばれる女という感じになる。
主人公の威嚇するような強い態度が印象的で、なんとかして弟を守ろうとする覚悟と姿勢はなかなかインパクトがあります。
そこに人間を食べている平原の魔女が登場して、主人公よりもぶっ飛んだキャラクターで物語を引っ張っています。
ストーリー性はほとんどなく、二人の強力なキャラクターで辛うじて作品として成立させているような感じでした。
あくまで18歳以下の少年少女が中心となるので、あまり激しい事ができず、当然ながら物語が微妙に盛り上がりませんでした。
ラストでは主人公と弟の絆が確かめられ、右肩辺りにナイフが刺さっただけで死ぬ魔女というツッコミどころ満載の終わり方でした。
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