【ファンタスティック・フォー/2015年版】

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アメコミ

作品データ

公開年月 2015/08/07
ジャンル SF/アクション
原作 スタン・リー(原作)、ジャック・カービー(作画) 『ファンタスティック・フォー』
監督 ジョシュ・トランク
脚本 ジェイミー・スレイター、サイモン・キンバーグ、ほか
製作 サイモン・キンバーグ、マシュー・ヴォーン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

発明オタクの少年リード・リチャーズは小学校5年生で同級生のベン・グリムとともに物質転送装置を発明する。
7年後、バクスター財団のストーム博士に見出され、彼の養女スー、息子ジョニー、研究者ヴィクターとともに本格的な転送装置を開発する。
ベンも転送実験に参加し、異次元空間“プラネット・ゼロ”に転送されるも、思わぬ事故が起きてしまうのだった。

登場人物&出演者

リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック(演:マイルズ・テラー)

近年の出演作に『ビニー/信じる男』、『ウォー・ドッグス』などがあります。

主人公。天才科学者。少年時代から天才的な頭脳を発揮し、転送装置の部品集めでベンと仲良くなって親友となる。

『量子ゲート計画』での事故により、全身がゴムのように伸縮する能力を手に入れている。
事故が起きてから一人だけ施設から脱走し、1年に渡り逃亡生活を送りながら研究を続ける。
ベンを救う為にエリア57まで来るが、捕まるもヴィクターの帰還で協力して迎え撃った。
最後はみんなで協力してヴィクターを消滅させ、独自にチームとして活動する事になった。

スーザン・ストーム/インビジブル・ウーマン(演:ケイト・マーラ)

近年の出演作に『モーガン/プロトタイプL-9』、『捕われた女』などがあります。

ヒロイン。フランクリン・ストーム博士の養女。パターン解析の専門家。やんちゃの弟に毎回注意している。

『量子ゲート計画』での事故により、体を透明化してフォースフィールドを操れる事になる。
1年後、エリア57で能力のコントロールに徹して、フォースフィールドを更に進化させた。
リードが帰ってきて歓迎し、ヴィクターの帰還で暴走するとみんなと一緒に戦っていた。
最後はみんなで協力してヴィクターを消滅させ、独自にチームとして活動する事になった。

ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(演:マイケル・B・ジョーダン)

近年の出演作に『クリード/チャンプを継ぐ男』、『恋人まで1%』などがあります。

フランクリン・ストーム博士の息子でスーザンの弟。メカニックの知識を持ち、やんちゃな性格で自分勝手に動き回る。

『量子ゲート計画』での事故により、体が巨大な岩石のような状態になって怪力を発揮する。
1年後、政府が治療するという取引を受け、その代わりにアメリカ軍の秘密作戦を遂行した。
リードが帰っくるとケンカするが、ヴィクターの暴走を止める為に和解して共闘していく。
最後はみんなで協力してヴィクターを消滅させ、独自にチームとして活動する事になった。

ベン・グリム/ザ・シング(演:ジェイミー・ベル)

近年の出演作に『ニンフォマニアック』、『フィルス』などがあります。

家族でスクラップ工場を経営している。転送装置の部品を探していたリードと仲良くなって親友となっていた。

『量子ゲート計画』での事故により、体から高温の火を放射して飛行する事ができる。
1年後、エリア57で特殊なスーツによって能力をコントロールし、誰よりも楽しんでいた。
ヴィクターが惑星から帰還して暴走すると、それを止めようとするもあっさり倒された。
最後はみんなで協力してヴィクターを消滅させ、独自にチームとして活動する事になった。

フランクリン・ストーム博士(演:レグ・E・キャシー)

代表作に『マスク』、『プーティ・タン』などがあります。

バクスター財団の研究所に所属する。高校の科学コンテンストで転送装置を発表するリードに注目してスカウトした。

リードが転送装置を進歩させた事でフランクリンがやって来ると、スカウトされて参加する。
『量子ゲート計画』で未知の惑星に転送されると、緑の溶岩を採取しようと中に落下した。
1年後、スーたちが治療を受けている状況を受け入れ、代わりに転送装置の調整を行った。
最後は暴走するヴィクターに体を焼かれ、スーたちに彼を止めるように言って死亡した。

ハーヴェイ・アレン博士(演:ティム・ブレイク・ネルソン)

代表作に『ゾンビーノ』、『インクレディブル・ハルク』などがあります。

NASAから派遣された政府の関係者。長年に渡ってバクスター財団に多額の資金を提供した立場として状況を分析する。

リードが転送装置を進歩させ、フランクリンから報告を受けるとヴィクターの参加を許諾。
『量子ゲート計画』で転送装置が完成するが、事故が起きてフランクリンやベンを説得した。
1年後、エリア57でスー、ジョニー、ベンの成果を発表し、転送装置の活用を軍に訴えた。
最後はヴィクターを連れ戻すが、暴走する彼に怯えてしまい、内部から焼かれて爆死した。

ヴィクター・フォン・ドゥーム/Dr.ドゥーム(演:トビー・ケベル)

近年の出演作に『怪物はささやく』、『ウォークラフト』などがあります。

『量子ゲート計画』の創案者で中欧の小国ラトヴェリアの出身。過去にフランクリンとケンカして研究を脱している。

『量子ゲート計画』を進める上で創案者であるヴィクターを加える事で実験を進めていく。
リードとヴィクターによって転送装置が完成を迎えるが、事故で彼らの所在を聞いていた。
1年後、再び稼働した転送装置で地球に帰ってくるが、破壊すると宣言して惑星に戻った。
最後は惑星に来たリードたちを圧倒するが、転送する光の衝突して消滅してしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は同名コミックのリブート版となります。
監督は『クロニクル』で鮮烈なデビューを飾ったジョシュ・トランクが務めています。
ジョシュ・トランク監督は『クロニクル』の実績だけで本作の監督に抜擢されています。
20世紀フォックスは権利を失わない為にリブートさせましたが、結果的に『第36回ゴールデンラズベリー賞』で最低リメイク、パクリ、続編映画賞を受賞しています。
それだけじゃなく、批評家からも酷評されており、一般の人々からも評価が散々でした。
世間の声に対してジョシュ・トランク監督はツイッターで反論したが、逆に炎上してしまう事態になりました。
以前の実写映画化した作品はファミリー層に受けるライトな内容だったが、本作はよりシリアスな構成になっていました。
これがそもそも間違えであり、個々のキャラクターの良さを完全に潰していました。
リーダーシップのないMr.ファンタスティック、魅力のないインビジブル・ウーマン、黒人のヒューマン・トーチ、面白味のないザ・シング。
ここまで退屈なキャラクターに落とし込んだ意味が分からず、チームとしても微妙な状態がずっと続いていました。
あとは悪役が一番ガッカリさせられた上に意味不明すぎて存在感がまったくなかったです。
やはり、以前の方がそれぞれのキャラクターが生き生きしていたし、悪役のDr.ドゥームも存在感がありました。
どうやら本作はシリーズ化を目指していたようで、それ前提で作られたような印象でした。
しかし、想像以上の出来の悪さで続編の計画は当たり前のように中止されたのは言うまでもないだろう。
出演者にはあまりダメージはないと思いますが、一番の被害を被ったのは監督を務めたジョシュ・トランクだったと思います。
せっかく『クロニクル』で高い評価を受けたのに、超大作の莫大な製作費をやり繰りできない事が露呈してしまったという印象が残りました。
あとは反論したのが一番まずかったので、大人しく世間の評価を受け入れれば良かったのに勘違いしてしまった残念な結果でした。

コメント

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