【トイレの花子さん/恐怖校舎】RE-3692

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作品データ

公開年月 1997/12/17
ジャンル ホラー
原作 都市伝説 『トイレの花子さん』
監督 佐々木正人
脚本 村井さだゆき
製作 南條昭夫、西村大志、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

桑原麻衣はパソコンのホームページ「恐怖の掲示板」から引用しラジオ番組に応募して、読まれるのを自慢していた。
ある時、麻衣は応募した内容と同じ事件が現実に起きている事を知り、不審に思ってホームページを開くと、恐ろしい事件が次々と予告されていた。
麻衣はなんとかホームページを止めようとして、親友のみゆき、美香子と協力して、学校を崩壊させようとする亡霊に立ち向かっていくのだった。

登場人物&出演者

佐伯先生(演:青木裕子)

代表作に『トイレの花子さん/消えた少女の秘密』などがあります。

本町中学校の保健室の先生。幸枝の事件から過去の罪に対して許され、新たな気持ちで勤務している。

裏掲示板での出来事をまったく知らないまま、運動をしながら保健室で隠れて着替えていた。
みゆきが何かと手伝ってくれる中、トイレの花子さんが座敷わらしに似ていると発言した。
自分が学生の頃は家と学校の世界しかなく、今の子供は世界が広がっている事を説明した。
最後は屋上の落書きについてみゆきから聞かれるが、特に何も説明せずにごまかした。

坂本みゆき(演:岩田有里)

代表作に『トイレの花子さん/消えた少女の秘密』、『愛の言霊』などがあります。

本町中学校の女子生徒。幸枝との一件があってから仲良くせず、親友である麻衣と常に行動を共にしている。

たまに喧騒が嫌になって屋上でボーっとしていて、浮かび上がる落書きを気にしていない。
麻衣と原宿まで行って楽しんでいたが、そこで学校から出てしまった花子さんを目撃した。
好きな先輩を取られた麻衣が寛子に暴力を振るい、疎遠になってしまう心配していた。
最後は校舎の崩壊で殺人鬼に追われるも裏掲示板が削除され、麻衣と仲直りし生活が戻った。

桑原麻衣(演:鈴木夕佳)

代表作に『トイレの花子さん』、『トイレの花子さん/消えた少女の秘密』などがあります。

本町中学校の女子生徒。みゆきの親友。ラジオ番組が大好きでハガキ職人として何度も投稿している。

過去に学校で起きた出来事を取り上げられ、学校の裏掲示板から次々とネタを創作していく。
原宿で好きな先輩とデートする寛子を見て嫉妬に駆られ、体育の授業でワザとケガさせた。
みゆきとも疎遠になって裏掲示板をラジオ番組に投稿するが、怖くなって止めてしまう。
最後はみゆきを心配して外を探し、無事だと知って仲直りをして、いつもの生活に戻った。

芳山美香子(演:皆川香澄)

代表作に『トイレの花子さん/消えた少女の秘密』、『ブギーポップは笑わない』などがあります。

本町中学校の女子生徒。優等生で先生よりもパソコンに詳しい。ホームページを自作するほど精通している。

パソコンの授業中に裏掲示板を作成すると、メモが教室中に回って麻衣たちに知られる。
麻衣や寛子たちの暴走で裏掲示板の書き込みが爆発的に増えてしまい、管理ができなくなる。
みゆきから花子さんが学校を去った事を言われ、代わりになってもいいと宣言していた。
最後は学校でみゆきと殺人鬼に追われ、裏掲示板を削除して消滅させ、元の生活に戻った。

岡本寛子(演:鈴木理恵)

代表作に『トイレの花子さん/消えた少女の秘密』などがあります。

本町中学校の女子生徒。幸枝の事件で間違いを認めて和解する。麻衣に対して苦手意識を持っている。

卒業生たちと遊んでいた時に学校の裏掲示板について教え、書き込みが外部から行われる。
原宿で彼氏となった先輩とデートしているのを麻衣に目撃され、そこから嫉妬されてしまう。
体育の授業で麻衣が故意的にケガさせられ、顔が腫れると金魚のフンたちが代わりにキレる。
最後は学校の崩壊をみゆきたちが阻止すると、麻衣から謝罪を受けるも変わらずが仲が悪い。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は「新・美少女ミステリー」というシリーズで2巻目となっています。
この作品は前作と同じキャストとスタッフで製作され、同じ舞台で物語が展開しています。
前作についてほとんど触れない物語になっているが、同じキャストなのでドラマ形式と考えると分かりやすいです。
今回は続編という事で主人公的な立場の女子生徒がメインとなり、主演と宣伝した前作の青木裕子は直接的な問題とは関わっていなかった。
その為、前作のキャストして登場しているだけであって、オマケ程度の出演で主人公となった女子生徒の助言者になっていた。
まだ「トイレの花子さん」についての設定が固まっていない時代なのか、様々な学校のが怪談をぶち込んで雰囲気だけを出していました。
ただ、前作よりも予算が多少増えているのか特殊効果が多くなっているが、ドラマレベルという感じでそこまで恐ろしくはない。
物語の流れとして「トイレの花子さん」が学校を去って、校舎が徐々に崩壊して悪霊みたいなモノが増えていくような感じになる。
しかしながら、そこら辺の設定がしっかりとしていないので、かなり曖昧な状態で物語が展開していきます。
前作は「トイレの花子さん」としての要素が弱かったが、ミステリー的な物語としての脚本はそこまで悪くなかったです。
だが、本作になって「トイレの花子さん」を意識しすぎたせいで雑になっていて、他のシリーズと似たようなコントになりそうでした。
まだギリギリシリアスな物語として保っていたが、総合的に学芸会レベルの演技力はやっぱり足を引っ張っていました。
それにホラー映画としての要素も弱く、殺人鬼が出てくるシーンでは緊張感のなさからやっつけ仕事のようにも見えしまったのは残念でならない。

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