【一度死んでみた】RE-3378

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あ行

作品データ

公開年月 2020/10/07
ジャンル コメディ
原作 なし
監督 浜崎慎治
脚本 澤本嘉光
製作 吉田繁暁、松崎薫、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

反抗期を引きずる女子大生の七瀬は、売れないデスメタルバンドのボーカルで毎回ライブで「一度死んでくれ」と父親の計への不満をシャウトしていた。
そんなある日、計が本当に死んでしまうが、実際は彼の開発した「二日間だけ死んじゃう薬」を飲んだ為に仮死状態となっていた。
ところが、計を亡き者にしようとするライバル会社の陰謀で、本当に火葬されそうになると七瀬は父親を助けようと奮闘するのだった。

登場人物&出演者

野畑七瀬(演:広瀬すず)

近年の出演作に『ラストレター』、『ルパン三世/THE FIRST』などがあります。

主人公。野畑製薬会社の令嬢で薬学科の女性大生。デスメタルバンド「魂ズ」のボーカル。

母親の死に際まで仕事していた父親を嫌い、会社への入社も断ってデスメタルに逃げる。
父親が死んで陰謀に巻き込まれたと松岡に言われ、生き返るまでなんとか死守をする。
父親がずっと病気だった母親の為に研究していたと知り、言葉にしない間違えを知る。
最後は父親が生き返り、反対していた気持ちを思い直し、入社して跡を継ぐと決意した。

松岡卓(演:吉沢亮)

近年の出演作に『東京リベンジャーズ』、『AWAKE』などがあります。

計の秘書。存在感のなさから「ゴースト」と呼ばれる。社長命令で七瀬の監視をしている。

社長のおかげで会社で特技を活かしているが、七瀬にはバレて邪魔者扱いされる。
計が一度死ぬと、渡部が裏切り者だと知って、新社長となった七瀬と助けると決意。
七瀬と研究ノートを発見し、体内の静電気を計に放出して緊急に生き返らせる事に成功。
最後は新入社員となった七瀬と計の写真を撮ると、薄っすらと百合子も映っていた。

野畑計(演:堤真一)

近年の出演作に『砕け散るところを見せてあげる』、『望み』などがあります。

七瀬の父親。野畑製薬会社の社長。世の中は科学だと考え、常に観察と実験をしている。

若返る薬「ロミオ」の開発で会社の経営を立て直そうとし、ライバルの田辺を拒否する。
渡部の案で一度死ぬ薬を飲んだが、実は裏切られて反対していた合併を進められる。
天国に行きかけたが戻って、早く生き返る為のヒントとして七瀬たちの前に現れた。
最後は自作の宇宙服で火葬場から生還し、入社を決めた七瀬の言葉に喜んで迎えた。

野畑百合子(演:木村多江)

代表作に『スターフィッシュホテル』、『ぐるりのこと。』などがあります。

計の妻で七瀬の母親。5年前に亡くなっている。ビビッと来て計との結婚を決めた。

何かと観察と実験を口にしてロマンティックな雰囲気を壊す計だが、笑って許していた。
一度死んだ計が天国の手前までやって来ると、満面の笑顔で早いと言って追い返す。
実は計が懸命に自分の病気を治そうとしていたと知り、間に合わなくても悲しまず。
最後は計の会社への入社を決めた七瀬たちの写真を撮る松岡のスマホに薄く映っていた。

じいさん/藤井(演:松田翔太)

近年の出演作に『望み』、『東京喰種/トーキョーグール【S】』などがあります。

野畑製薬会社の研究員。計から若返り薬の「ロミオ」の開発を任せられている。

計たちに副産物のジュリエットを説明すると、疲労を理由にまたも2日間死んだ。
目を覚ますと計の葬儀が行われていたが、あまり興味がなくて適当にフラフラしていた。
実は80歳の老人であるが、ロミオを自分に試したせいで見た目が若者になっている。
最後は計の遺書で年長者として登場し、田辺や渡部の企みを打ち崩して元に戻した。

火野(リリー・フランキー)

近年の出演作に『騙し絵の牙』、『夏、至るころ』などがあります。

天国への案内人。一度死ぬ薬で死んだ計の元に来て、三途の川から天国を案内する。

2日後に生き返るという計を信じなかったが、駄々をこねた事で仕方なく戻った。
七瀬たちに早く生き返らせるヒントに、計のジェスチャーを見て笑っていた。
クリスマス・イブでいい感じになった七瀬と松岡を見ていたが、何も起きずに悔しがる。
最後は松岡の静電気と自作の宇宙服で火葬場から生還した計を見て、天国へ帰った。

渡部(演:小澤征悦)

近年の出演作に『水上のフライト』、『弥生、三月/君を愛した30年』などがあります。

野畑製薬に勤務する計の秘書。経営が傾く会社を立て直すべく計に雇わらて信頼を得る。

ワトソン製薬会社から持ちかけられた合併の話しを計が蹴って、色々と調整していた。
実は田辺の送り込んだスパイで、裏からワトソン製薬会社との合併を指示されていた。
重要な研究ノートの在処が見つけられず、七瀬たちの邪魔で算段が崩れていった。
最後は強硬手段に出るも失敗し、藤井の登場で計の遺書を逆に利用されてクビになる。

田辺(演:嶋田久作)

近年の出演作に『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』、『瞽女/GOZE』などがあります。

ワトソン製薬会社の社長。計とは同じ研究所の先輩。合併しようとあらゆる手段を使う。

最初は話し合いで計の会社との合併を申し込んだが、断固として拒否されて失敗する。
計の会社の立て直しで入った渡部は片腕で、裏から合併を進めようと画策していた。
生き返る時間まで火葬を引き延ばされると、あらゆる手段を使って七瀬たちを妨害。
最後は計の遺書で年長者に決定権があると言われ、藤井が出てきたせいで失敗した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は公開二週目で週末興行収入ランキングで1位になっています。
この作品を選んだ理由は2つで、堤真一が出ている点と、邦画なのに珍しく100分を切っているからです。
あとはオマケでコメディなので、ムダなエピソードは少ないだろうと予想しました。
結果としては大笑いや感動はそこまでできないが、期待通りの堤真一に安心感があります。
多分、ほとんどの人は広瀬すず目当てでしょうが、冒頭の反抗期がかなりムリをしているように見えてしまいました。
さすがに広瀬すずにはデスメタルが似合っておらず、ただ反抗しているだけで中身がなくて魅力はあまり感じられなかった。
サポートしていく吉沢亮の方が良いキャラクターに恵まれたせいもあって、こっちの方が魅力的に感じたぐらいでした。
やはり、本作は100分を切っている事もあって、ムダなエピソードがなく、しっかりと伏線を張って回収していました。
かなり上手い構成だと思いますし、ムダをなくそうとする精神がしっかり伝わりました。
それとカメオ出演する有名人やベテランの役者など、余計な主張をしなかったのも大きい。
メジャーな邦画にしてはバランスが良く、まだまだこんなレベルの作品を作れる人がいる事に少し感動しました。
ただ、全体的に優等生すぎる作り方だったせいもあって、パンチ力が足りなかったです。
これでちょっとクセのある作品だったら、もっと面白くできたのに惜しいと感じました。

コメント

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