【プラネット・オブ・ピッグ/豚の惑星】RE-3643

スポンサーリンク
アクション

作品データ

公開年月 2019/08/23
ジャンル アクション/SF
原作 なし
監督 ヴァレリー・ミレフ
脚本 ヴァレリー・ミレフ、ティムール・トゥリスベコフ
製作 ティムール・トゥリスベコフ
製作国 カザフスタン、ブルガリア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

第三次世界大戦後、豚と人間が融合した生物兵器「マズル」が人間を狩って食す恐怖の世界。
凄腕の賞金稼ぎロブ・ジャスティスは姉ラクシャとともに、マズルのリーダーである女王豚マザーを倒そうとする。
ロブ・ジャスティスとラクシャは敵の巣窟になっているニューヨークのマンハッタンに乗り込んでいくのだった。

登場人物&出演者

ロブ・ジャスティス(演:ティムール・トゥリスベコフ)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。墓掘り人の元で姉のラクシャと育つ。父親代わりの墓掘り人が殺害されると、姉とともに生き抜いて伝説になる。

イチャイチャしていた相棒が豚人間の襲撃で殺害され、秘密の地下壕に帰ると不満を吐いた。
司令官からマザーの殺害を命令され、合流した姉と人間養殖場まで行くも凍死寸前となった。
ヴィドラに助けられ、元相棒に襲われるも運良く助かったが、急に意識が飛んでしまう。
最後は現実世界に戻って友人たちが出ていき、後から迎えに来たヴィドラの車に乗って去る。

ラクシャ(演:ドロテア・トレヴァ)

代表作に『Rapid Response Corpse 2』、『Viking Quest』などがあります。

ヒロイン。墓掘り人の元で弟のロブと育った。人間の基地を襲撃して捕まってしまい、左足を撃たれて不自由になる。

絶対に負けない戦士だとして知られ、女性でありながら立派な口ひげを蓄えて豚人間を倒す。
危険な森を抜けて新人兵士が半分倒され、ロボットであるヴィドラに話して慰められていた。
ロブと再会して姉弟でありながらイチャイチャし、過去に戻った彼のおかげで左足が戻った。
最後は人間養殖場を切り抜け、ラファエルの手下を倒すも現実に戻ったロブの記憶から消滅。

ニーナ(演:ヤナ・マリノヴァ)

代表作に『U.M.A/レイク・プラシッド2』、『山猫は眠らない5/反逆の銃痕』などがあります。

ロブの現相棒。顔や体に無数の傷を持っていて、ロブとは心身ともに相棒として活躍している。

司令官から言い渡された豚人間をロブが殺害すると、他の豚人間をあっという間に殺害した。
次の作戦に向かう前に相棒である特権として、ロブとベッドの中で激しくイチャイチャする。
ロブと何度もベッドを共にするおかげで、妊娠するはずもないのに赤ん坊がいると言い張る。
最後は居場所が豚人間にバレていて、襲撃を受けて内蔵や左腕を引きちぎられて死亡した。

ヴィドラ(演:ディンゴ・アンゲロフ)

本作が長編映画デビュー作となります。

人の姿をしたロボット。リュドミラ司令官の用心棒を務めている。人間の感情を理解するプログラムが組み込まれている。

豚人間のマザーを倒す為にロブを潜入させる作戦に従い、援軍となるラクシャの元に向かう。
ラクシャが引き連れた兵士の半分が豚人間に殺され、泣き言を言われて理解できると説明。
人間養殖場からマザーに与える人肉の中で凍ったロブとラクシャを見つけ、助け出していた。
最後は仲間に偽装したラファエルの手下と銃撃戦で、ラクシャを助ける盾として活躍した。

アスカー将軍(演:アスカー・トゥリスベコフ)

本作が長編映画デビュー作となります。

人類レジスタンス軍事基地の将軍。若い女性兵士を訓練して、ラクシャに付き従うように命令していた。

豚人間が多くいる森を突き抜ける危険な任務にビビる女性兵士に対して、強く喝を入れた。
真正面からマシンガンの弾丸を食らっても皮膚の上で潰れて、一切のダメージを受けつけず。
人間養殖場で弾丸がなくなったロブたちを助ける為に登場して、豚人間を一斉掃射で倒した。
最後はロブたちを先に逃し、彼の兄だと告白して、襲撃する豚人間を超能力で倒していく。

リュドミラ(演:ネリ・アンドノワ)

本作が長編映画デビュー作となります。

人類レジスタンス秘密の地下壕にいる司令官。豚人間を産み落とすマザーを倒す為に作戦を提案する。

相棒を失ったばっかりのロブが返ってくると、すぐにマザーを倒すべく情報の搾取を指示。
マザーに食料を調達する人間養殖場の情報を持つベネディクト・アスホールを捕まえていた。
その正体はマザーの協力している裏切り者で、邪魔になるロブとラクシャの始末を考える。
最後はロブとラクシャの始末を任せたラファエルが失敗すると、彼の元に来て忠告していた。

ラファエル(演:セミール・アルカディ)

本作が長編映画デビュー作となります。

マザーの元で働いている人間の諜報員。第三次世界大戦が起きる前は一流のモデルとして活躍していた。

独特のブーメランパンツを履いて下半身を強調し、常に風が吹いて長い髪の毛が靡いている。
過去に同じくモデルだったロブのライバルであって、彼を圧倒的に上回る人気を誇っていた。
ロブの元相棒と手下を使って彼らを殺害させようとするが、結局失敗して直接対決をする。
最後は踊りながらロブを翻弄するが、現実に戻ると単なる遊び人でロブをのけ者にしていた。

墓掘り人(演:ダニー・トレホ)

近年の出演作に『オーシャンズ・ウォー』、『スリー・フロム・ヘル』などがあります。

墓を掘り出して死者の遺品を売って生活している。孤児になったロブとラクシャを男一人で育てていた。

荒廃する世界について独自の考え方を持っていて、神様は存在しないと子供たちに教える。
墓を掘り出し子供たちとおやつを買いに店まで行くと、豚人間が店主を殺害した現場に遭遇。
襲ってきた豚人間をなんとか対処し、様子を見ようとした子供たちを止め倒す事に成功する。
最後は駆けつけた軍隊が助けると思っていたら、証拠隠滅の為に銃撃で蜂の巣にされて死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『未体験ゾーンの映画たち2022』にて上映されています。
この作品は『RE-KILL[リ・キル]/対ゾンビ特殊部隊』や『クライモリ/デッド・ホテル』で知られるヴァレリー・ミレフが監督と脚本を務めています。
カザフスタンとブルガリアによる合作となっていますが、多分、どちらの国も初めて鑑賞する作品となります。
なんと言っても、本作は強烈なまでの個性を持っていて、何度もあるエロシーン、汚い描写、暴力と普通の人間が鑑賞すると不快感しかない構成になっている。
それに加え、独特なカット割りとシリアスさの中にコミカルな描写を入れるなど、独自性を出そうと必死になっていました。
確かに似たような作品が多くあっても、突き抜けているような構成と描写になっていて、記憶に残るような内容になっていると思います。
しかしながら、これが面白さと直結しているワケじゃなく、あくまで独特な世界観だけで決して楽しい作品ではなかったです。
しつこく行われるエロシーンは肝心の妖艶さがまったくなく、単なる監督の趣味にしか思えないような演出に感じました。
豚人間の設定は悪くないけど、どこから出てきたのか分からないという時点で、別に豚じゃなくてもいいところに詰めの甘さがありました。
暴力の描写についてもワンパターンで、主人公とヒロインが圧倒的に強すぎるせいで、アクションの面白さがまったく感じられない。
映像の過激さに尖っているだろうけど、映画としての面白さに欠けてしまい、必要じゃないエピソードやシーンも多かったような気がしました。
普通に人類VS豚人間の単純なストーリーでアクションに力を入れていれば、もっと面白くなっただけでもったいないと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました