【G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ】RE-3607

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アクション

作品データ

公開年月 2021/07/23
ジャンル アクション
原作 ハズブロ 『G.I.ジョー』
監督 ロベルト・シュヴェンケ
脚本 エヴァン・スピリオトポウロス、ジョー・シュラプネル、ほか
製作 ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、ブライアン・ゴールドナー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

様々な格闘技を極めた最強の忍者スネークアイズは、日本の闇の組織からある男の命を救った故に秘密忍者組織“嵐影”に迎え入れられる。
嵐影は600年に渡って日本の平和を守り続けたが、最強の抜け忍・鷹村率いる悪の抜け忍集団と、国際テロ組織“コブラ”の連合軍からの攻撃で危機に瀕していた。
そんな嵐影で真の忍者となるべく過酷な修行に励むスネークアイズは、過去の秘密が明らかになった時に忠誠心が試されるのだった。

登場人物&出演者

スネークアイズ(演:ヘンリー・ゴールディング)

代表作に『クレイジー・リッチ!』、『ラスト・クリスマス』などがあります。

主人公。子供の頃に父親と人里離れた場所に住んでいたが、何者かの襲撃を受けて天涯孤独になってしまう。

父親を殺した人間を探す人生を送っていたが、鷹村が見つける代わりに嵐影に潜入する事になる。
トミサブロウに兄弟のように信頼されるが、一方でアキコに不信感を持たれるも情を持たれた。
3番目の試練に失敗して、出ていく前に太陽石を盗むが、鷹村とコブラの関係を知って後悔する。
最後は過ちを正す為に嵐影の味方になって鷹村を倒し、トミサブロウを連れ戻す旅に出ていく。

アキコ(演:安倍春香)

代表作に『47RONIN』、『クルエラ』などがあります。

日本の秘密忍者組織「嵐影」の警備主任。トミサブロウの補佐を務めるくのいち。誰よりも一族の未来を心配する。

部外者であるスネークアイズがトミサブロウに連れられてくると、一族に迎える発言に反対した。
ずっとスネークアイズの動きを監視していて、街に繰り出す彼を追うも裏切りに気付いていない。
3番目の試練で雑念を持ったスネークアイズを勝手に助け、太陽石を持ち去られる失態を犯した。
最後は味方になったスネークアイズを助け、トミサブロウを連れ戻す彼に特別製の装備を与えた。

トミサブロウ・“トミー”・アラシカゲ/ストームシャドー(演:アンドリュー・小路)

代表作に『ワイルド・スピード/EURO MISSION』、『バレット・トレイン』などがあります。

日本の秘密忍者組織「嵐影」の最強格で一族の後継者。幼い頃から生まれながらに一族の頭領になるとして育てられた。

後継者争いで鷹村を止めて、次期頭領になる事が決定して、彼を一族から追放をしていた。
アメリカでヤクザをする鷹村が銃の密輸をしていると知って、スネークアイズに助けられていた。
スネークアイズを側近の戦士にしようとするが、彼の裏切りにまったく気付かず利用された。
最後は鷹村を倒す為に太陽石を使ってしまい、祖母に頭領失格と言われ、コブラと手を組む事に。

ハードマスター(演:イコ・ウワイス)

近年の出演作に『わが拳に復讐を』、『トリプル・スレット』などがあります。

日本の秘密忍者組織「嵐影」の指導者の一人。3つの試練のうちで1番目を課す。極度の近眼で遠くが見えない。

トミサブロウが推薦して外がやって来たスネークアイズに対して、アキコ同様に不審を持つ。
試練ではスネークアイズのエゴなどを見定める為に対決し、許される4回目に成功されてしまう。
食事の席では遠くからずっとスネークアイズを睨んでいたが、実際はちゃんと見えていない。
最後は鷹村たちの襲撃を受けて合流したトミサブロウと迎撃し、奪われた太陽石を元に戻した。

ブラインドマスター(演:ピーター・メンサー)

近年の出演作に『スコーピオン・キング5』、『300<スリーハンドレッド>帝国の襲撃』などがあります。

日本の秘密忍者組織「嵐影」の指導者の一人。3つの試練のうちで2番目の試練を課す。盲目で人のウソを見抜ける。

実際に目がまったく見えないが、相手の動きをすべて察知して心の声すら見透かせる力を持つ。
2番目の試練に挑むスネークアイズに説明して、彼が持つ弱点をさらけ出して認める事を語った。
鷹村たちによって城が襲撃されると、頭領であるセンを守る為に鎖鎌を使って敵を倒していた。
最後はトミサブロウが太陽石を使って頭領の資格がないと言われ、何も語る事なく沈黙していた。

セン(演:石田えり)

代表作に『遠雷』、『釣りバカ日誌』シリーズなどがあります。

日本の秘密忍者組織「嵐影」の頭領でトミサブロウの祖母。いずれ頭領を引き継ぐトミサブロウを厳しく育てた。

アメリカから帰ってきたトミサブロウが連れて来たスネークアイズを一族の一員にしたいと聞く。
当然ながら部外者を受け入れるつもりはないが、3つの試練を乗り越えた時は一員に歓迎する。
スネークアイズの裏切りで太陽石を奪われ、鷹村たちによる襲撃で逃げるように言われていた。
最後は太陽石を使ったトミサブロウに跡を継がせず、ブチ切れた彼を見て止められず見送る。

シャオ・オハラ少佐/スカーレット(演:サマラ・ウィーヴィング)

近年の出演作に『ナイン・パーフェクト・ストレンジャー』、『ハリウッド』などがあります。

「G.I.ジョー」のエリート軍人。嵐影の一族と連携するエージェント。バロネスをずっと追っている。

バロネスが日本に上陸した情報を手に入れると、トミサブロウたちと連絡を取り合っていた。
太陽石を手に入れた鷹村が嵐影の城を襲撃する中に登場し、バロネスと遭遇して捕まってしまう。
鷹村に裏切られたバロネスと一時的に手を組んで、連携するもあっさりと逃げられていた。
最後はスネークアイズの父親がジョーだと話し、彼の穴を埋める為にスカウトして待っていた。

アナ・ディコブレイ/バロネス(演:ウルスラ・コルベロ)

代表作に『スラッシャーパーティー』、『ファミリー・ツリー/血族の秘密』などがあります。

国際テロ組織「コブラ」のエリート工作員。コブラコマンダーの側近。鷹村と組んで銃の密輸をしていた。

裏で鷹村に協力していて、嵐影が守り続ける太陽石に目をつけて強奪する為に日本へやって来た。
実はスネークアイズの父親を殺害した人物を監禁するが、その正体はコブラの殺し屋となる。
太陽石を手に入れた鷹村が目的を果たそうとして、裏切られ脱出の為にスカーレットと手を組む。
最後は鷹村を追い詰めるところで逃げ出し、自ら一族を去ったトミサブロウを仲間に引き入れた。

鷹村ケンタ(演:平岳大)

代表作に『一命』、『逆転裁判』などがあります。

トミサブロウの従兄弟。過去に「嵐影」の頭領の座を巡ってトミサブロウ殺害を企てて一族から追放された。

現在ではアメリカでヤクザ稼業をしながら、日本に銃を密輸するような危険な仕事をしている。
スネークアイズの父親を殺害した者を探し出す代わりとして、嵐影が守る太陽石の強奪を企む。
実はコブラと手を組んでいて、太陽石を実際に入手すると、バロネスを裏切って全員を敵に回す。
最後は逃げる時にスネークアイズの追撃に遭い、第三の試練にいる大蛇に丸呑みされて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はハズブロにおけるアクションフィギュア「G.I.ジョー」が原作となっています。
この作品は2009年に公開された映画『G.I.ジョー』のリブートなっています。
約10年を経てのリブートとなりましたが、人気キャラクターであるスネークアイズが誕生した経緯を物語にしています。
確かに『G.I.ジョー』ではスネークアイズのインパクトある姿と、華麗なるアクションで相当人気が出たと思います。
ただ、その最大の魅力であるミステリアスなところが本作では完全に消されて、復讐に燃える男に変わっています。
ハッキリ言って、その方向性から魅力的なスネークアイズに変貌するには相当の上手い伏線を張らないと厳しいと感じました。
そんな本作は日本が舞台になっているが、未だにハリウッドでは珍妙な日本の街や文化を出していて笑うしかありません。
ずっと日本の平和を忍者が守っていたらしいけど、そんなヤツらがたった一人の裏切り者に振り回されてしまいます。
壮大なるギャグじゃないかと思うような重厚な設定に対し、次期頭領の人を見る目のなさ、警備主任が段々と女になっていくのは何かの伏線だと信じていました。
敢えて裏切る主人公を使って悪役をおびき出す作戦だと思っていたが、まさか全員が単純に無能の極みというオチには驚くしかなかったです。
あまりにも不自然すぎる忍者たちの油断と、予定調和に進んでいく展開について、高いレベルの脚本を求める方が間違っていました。
何よりスネークアイズがミステリアスで一切しゃべらないキャラクターだったのに、本作では復讐心に燃える単なるクズという違いに魅力もクソもない。
ラストでなぜかスネークアイズが味方につくが、その理由が弱すぎて説得力がなくて、忍者集団をダメにした張本人にしか見えなかったです。
そして、待ちに待ったスネークアイズとなった姿も適当すぎる映し方で、観ている側が求めるモノに応えない制作側の心意気の程度が伝わってきました。
最初から成功するとは思わなかったが、あまりにもヒドい展開すぎて、イコ・ウワイスやピーター・メンサーの意味ない出演にガッカリしました。

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