【シティーコップ/余命30日?!のヒーロー】RE-3488

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洋画

作品データ

公開年月 2021/03/12
ジャンル コメディ/アクション
原作 なし
監督 タレク・ブダリ
脚本 タレク・ブダリ、ピエール・デュダン、ほか
製作 クリストフ・セルヴォーニ、マルク・フィズマン
製作国 フランス
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

ライアンは殉職した父の遺志を継ぎ警官となったが、臆病な性格が災いして仕事ではいつも失敗していた。
その日も取り逃した犯人を追ってゴミ箱に突っ込むと、ネズミに噛まれたせいで珍病にかかって余命が30日しかないと告げられる。
ライアンは残り少ない人生を楽しもうと麻薬組織のボス・テディから金を騙し取るが、その男こそが父親を殺した犯人と知って現場に復帰するのだった。

登場人物&出演者

ライアン(演:タレク・ブダリ)

代表作に『真夜中のパリでヒャッハー!』、『シティーハンターTHE MOVIE/史上最香のミッション』などがあります。

主人公。殉職した父親が警察官だった事から自分も憧れて警察官になる。警察署で最も向いていないと言われている。

ステファニーに片思いをしているが、なかなか告白できないどころか犯人を逃してしまう。
そのせいでネズミに噛まれ、トニーの叔父である医者の診断で余命30日と言われて開き直る。
ネズミを逮捕しようとするも大騒動で署長からクビを宣告され、祖母を人質に取られる。
最後はステファニーたちと協力してネズミを逮捕し、警察官に復帰し表彰までされていた。

ステファニー(演:ヴァネッサ・ギード)

代表作に『アラジン/新たなる冒険』、『アラジン/悪しき王子と二人の魔人』などがあります。

ヒロイン。ライアンとコンビを組むも彼のせいで犯人を取り逃がし、署長から一緒に怒られていた。

警察署内では有能な女性警察官で、ネズミを逮捕する為に新たに担当となったトニーと協力。
余命30日を宣告されたライアンが開き直って捜査に乗り出し、頼れる彼を認めるようになる。
メキシコ大使館に乗り込むも大騒動を起こし、署長から怒られるもライアンの気持ちを知る。
最後はライアンとの連携でネズミを逮捕し、警視に昇進して、ライアンとも恋人になった。

トニー(演:フィリップ・ラショー)

代表作に『世界の果てまでヒャッハー!』、『シティーハンターTHE MOVIE/史上最香のミッション』

ネズミを逮捕する為に新たな担当となった。自信過剰で武勇伝を語るが、ケチで常にクーポン券を使っている。

ライアンの失敗を聞いて小バカにして、有能なステファニーに最初から誘うも無視される。
金魚の糞であるピエールに後押しされて行動するが、すべて裏目に出て失敗を重ねていく。
売人を始末に病院へ来るネズミを逮捕しようとするが、なぜか豊胸手術を受けてしまう。
最後はライアンを信頼してネズミを逮捕させ、ピエールたちとともに署長から表彰を受ける。

ピエール(演:ジュリアン・アルッティ)

代表作に『真夜中のパリでヒャッハー!』、『シティーハンターTHE MOVIE/史上最香のミッション』などがあります。

ネズミを逮捕する為に新たな担当となった。トニーに対して多大な尊敬を持ち、金魚の糞として付いていく。

トニーこそが警視長になれる人物だと思っていて、なんの疑いもなく常に持ち上げている。
母親はバンの中で売春をしているが、ネズミの取引相手だと疑われるもすぐに誤解を解く。
メキシコ大使館ではコカインを吸ってしまい、ハイになったせいで作戦をぶち壊してしまう。
最後はライアンを信頼してネズミを逮捕させると、トニーとともに署長から表彰を受けた。

ライアンの祖母(演:マリ=アンヌ・シャゼル)

代表作に『Cours après moi… que je t’attrape』、『Noël à tous les étages』などがあります。

ライアンの祖母。警察官だった息子や夫をすでに亡くしているが、テレビ番組に出たいという夢を持っている。

孫のライアンに甘く、別れた恋人であるリンダが同居しても、特に気にしている様子はない。
ライアンがステファニーに片思いしていると知っていて、下ネタを交えて助言していた。
金に目をつけたリンダによってSNSで人気者となり、憧れのテレビ番組に出ようと奮闘する。
最後はネズミに人質として捕まるが、ライアンとステファニーの連携によって助けられた。

リンダ(演:リーム・ケリシ)

代表作に『ファスト・コンボイ』、『ラスト・クライム/華麗なる復讐』などがあります。

ライアンと別れた恋人。一年前に別れているが、住むところがないとしてライアンのお情けで未だに居座る。

家賃や食費を一切払わず、マッチングアプリで男探しするもライアンに文句を言われる。
自己中だとライアンをマシンガントークで追い払い、承認欲求を満たして金持ちを狙う。
ライアンの祖母が大金をもらうと、有名にするとして彼女の金を使ってプロデュース。
最後はネズミのケバブ店で銃撃戦を配信するが、ライアンの祖母が捕まったせいで逃げた。

ネズミ(演:ジョゼ・ガルシア)

代表作に『グランド・イリュージョン』、『フレンチ・ラン』などがあります。

コカインを売りさばく犯罪組織のボス。ライアンの近所に住んでいて、ギリシア風のケバブ店を経営している。

取引にやって来たところをライアンに見つかり、危険だと言われて逃げると逮捕を回避した。
手帳をトニーたちに押収されると、ライアンに10万ユーロを払って取り返そうとするも失敗。
ライアンの祖母を人質に取って手帳との交換条件を出して、ケバブ店で彼を待ち受けていた。
最後は銃撃戦となってトニーを負傷させるが、ライアンとステファニーの連携で逮捕された。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はみんな大好きアルバトロスフィルム配給の作品となります。
この作品は『シティーハンターTHE MOVIE/史上最香のミッション』のスタッフが集結しています。
フランス映画であっても、コメディというジャンルでオシャレな雰囲気はそんなにはなかったです。
アメリカの刑事モノをテーマにした作品だと、ちょっと小汚いイメージがあるけど、そこはフランスという事で少しだけ清潔感があります。
ただ、やっている事は上記の作品と同じぐらいにいい意味でくだらない内容で、観ている側を楽しませようとする演出が満載でした。
とにかく、主人公がそもそも警察官として向いておらず、周りから小バカにされても気付かないほど鈍感なところがある。
しかし、医者から余命30日と言われると、それまでの慎重すぎる性格から一変して何事にも動じない性格になるのは非常に面白い。
キッカケさえあれば、どんな人間であろうと変わりたいと思えば変われる可能性について言及した作品だと言えるだろう。
同系統の作品には『アイ・フィール・プリティ!人生最大のハプニング』なんかも、外見は何も変わっていないのに本人だけが変わったと勘違いする。
それによって、今まで冴えなかった自分とは別人とも言える自信に満ちた性格になって、多くチャンスを手にしていくという作品でした。
この作品では主人公の命に関わる事だが、人間は死ぬ気になれば、なんでもできる可能性を持っていると見せてくれています。
主人公は本当にどうしようもないぐらいダメ人間だったが、死ぬ気になれば、何も怖くないところが非常に面白いです。
フレンチコメディは『TAXi』シリーズが代表格ですが、その流れを組むような軽い笑いを与えるような雰囲気の作品でした。
最終的に主人公の病気は誤診だったと分かるが、結果的にうだつの上がらない性格から表彰されるまで成長したのは面白いです。
激しさはそこまでないけど、安心して鑑賞できるコメディ映画であり、フランスはこの路線でも面白い作品が作れると感じました。

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