作品データ
公開年月 | 200706/22 |
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ジャンル | ホラー/サスペンス |
原作 | スティーヴン・キング 『一四〇八号室』 |
監督 | ミカエル・ハフストローム |
脚本 | マット・グリーンバーグ、スコット・アレクサンダー、ほか |
製作 | ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
超常現象を一切信じないマイク・エンズリンは、幽霊や怪奇現象が噂されるスポットを訪ね歩き、その体験を文章にするオカルト作家として生計を立てる。
ある日、エンズリンの元に“1408号室には入るな”と書かれたポストカードが届き、興味を持った彼は絵柄に描かれたドルフィン・ホテルに向かった。
支配人から異常な拒否反応を示され、1時間以上もった者がいない、犠牲者が56人になる事から、エンズリンは警告を無視して1408号室へ足を踏み入れるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はスティーヴン・キングの小説『一四〇八号室』を原作にしています。
この作品は『ザ・ライト/エクソシストの真実』や『大脱出』などで知られるミカエル・ハフストロームが監督を務めています。
スティーヴン・キングが原作の実写映画のイメージとして、中盤まで丁寧なホラーやサスペンスを描いて、終盤でワケの分からないモンスターが出てくる。
それにスティーヴン・キングは良く実写映画化した監督の作品とケンカして、ボロカスな評価で認めない事が多い。
今回の映画についてスティーヴン・キングが声明を出していないが、多分、これは棒にも橋にもかからないようなタイプの作品だったと思います。
本作はほぼ主人公であるジョン・キューザックの一人芝居になっていて、舞台はタイトルにあるように1408号室となっています。
幽霊をまったく信じないのに心霊スポットを訪れて本にする作家であって、実は過去に大きなトラウマを持っているという設定です。
ホテルで宿泊を拒否する部屋に泊まろうとする主人公と、止めようとする支配人とのやり取りで怖さの前振りをしていました。
ここでは信じないジョン・キューザックと、事実を知っているサミュエル・L・ジャクソンのやり取りは一番盛り上がる部分だったと思います。
その後、本作のメインとなる主人公が部屋に入っていくが、徐々に「邪悪」な空気に侵食されて予想の斜め上を行くような展開になっていきます。
そこから主人公がずっと逃げていた過去のトラウマが思い起こされていくが、あまりにも展開がメチャクチャすぎて何でもアリ状態になってしまう。
まさしくスティーヴン・キングの作品にあるようなイメージ通りのメチャクチャ加減で、ラストでは思わせぶりな終わり方でスッキリしない。
個人的にはスティーヴン・キングの作品はあまりハマらないモノが多く、特にホラー映画にしても納得できない事がほとんどになります。
今回はジョン・キューザックの一人芝居は良かったのに、中盤以降のメチャクチャな内容、スッキリしないオチは受け入れなかったです。
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