作品データ
公開年月 | 2019/03/14 |
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ジャンル | アクション/コメディ |
原作 | なし |
監督 | ギレルモ・イヴァン |
脚本 | ギャリー・チャールズ、ロベルt・ベンジャミン、ほか |
製作 | ギレルモ・イヴァン、ロリス・クルチ、ほか |
製作国 | メキシコ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
冴えないゲームクリエイターのマットは、空港で偶然出会った友人トニーに酔い潰され、知らないうちに極秘ファイルを運ばされてしまう。
メキシコで連邦警察やCIA、悪党たちに追われる事になったマットはCIAエージェントの美女アドリアナに助けられる。
CIA内部にも裏切り者がいると話すアドリアナに、マットはシューティングゲームで培った射撃テクニックを駆使して戦う事になるのだった。
登場人物&出演者

代表作に『Brighton Beach』、『Rumba Love』などがあります。
主人公。ニューヨークでゲームクリエイターをしている。ニューメキシコでゲームの発表会が控えている。
ギリギリまでゲームを調整し、なぜか空港へ余裕で到着して、旧友のトニーに遭遇して泥酔した。
目的地と違うメキシコへ行くと、トニーによって運び屋にされ、アドリアナに助けられていた。
トニーが元凶だと理解して、体に埋め込まれたチップを書き換えて、報酬をすべて奪った。
最後は撃たれるも防弾チョッキで助かり、アドリアナの好きな島で身を隠し連絡をして再会した。

代表作に『太陽のかけら』、『黒いドレスを着た女』などがあります。
ヒロイン。CIAの捜査官。同じくCIAの兄と元CIAであったトニーを一緒に追っていた。
運び屋にされたマットを助け出し、一緒に行動するもちゃんと説明せずに彼を振り回していた。
幼馴染みのラファエルたちに捕まってしまい、ドレイクの前に出されるもなんとか和解した。
チップを見つけたマットの作戦通りに動き、兄たちが助けにやって来て見事にトニーを倒した。
最後は死んだと思われたマットが生きていて、連絡をもらって孤島にやって来て再会を果たした。

代表作に『ホステージ・オブ・エネミーライン』、『ディノシャーク』などがあります。
ドレイクの部下。アドリアナとは幼馴染みで彼女の兄とも仲が良かった。今では立場が違って対立している。
運び屋にされたマットを捕まえようとしたが、その前にハイドの部下が来て様子を見ていた。
アドリアナのせいでマットに逃げられるが、過去に幼馴染みだった事から二人を一度逃した。
上院議員の指示でハイドの部下に追われるマットたちを助け、ドレイクの元へ連れ出していた。
最後はドレイクの元に来たハイドの前に立ったが、あっさりと頭を撃ち抜かれて死亡してしまう。

近年の出演作に『オーシャンズ・ウォー』、『キラー・ハント』などがあります。
元CIAの捜査官。過去に弟が裏切りのせいでハメられてしまい、犯罪者となった事で汚名返上しようとする。
CIAのデータが入ったチップを持つトニーの取引相手で、メキシコの空港で受ける事に失敗する。
ラファエルを使ってマットを捕まえさせるが、そこにアドリアナが登場してややこしくなる。
ハイドから逃げるマットたちをラファエルに連れ出させ、話し合いで和解して彼らを解放した。
最後はトニーとの取引にハイドがやって来ると、弟を陥れた張本人と知って撃ち合いの末に死亡。

代表作に『アイアンマン』、『フルリベンジ』などがあります。
魔性の女。ドレイクとトニーの仲介をしている。レズビアンで仕事について守秘義務を確実に守る。
チップを持っていた運び屋にされたマットが逃げ出し、残りの報酬が得られないトニーと会う。
消息を絶ったマットを探し出すようにトニーから依頼を受け、部下にやらせるも失敗してしまう。
のんびりシャワーを浴びて、出たところで上院議員に遭遇して口封じに恋人が殺されていた。
最後は仕事に失敗した事で変装したトニーがやって来て、言い訳を聞いてもらえず殺されていた。

近年の出演作に『ホワイトシャーク/海底の白い死神』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などがあります。
賞金稼ぎ。汚職まみれの上院議員に雇われている。運び屋のチップを奪おうと部下を駆り出した。
アドリアナのせいでマットに逃げられてしまい、失敗した部下たちに改めて捕まえるように指示。
今度はドレイクの部下たちに邪魔され、自分の部下が殺されると、取引相手のトニーを知る。
ドレイクの元へ直接やって来て、トニーの取引相手だと分かって彼が待っている場所へ連れ出す。
最後はCIAとの銃撃戦になり、弟をハメた恨みからドレイクと撃ち合いになって相討ちで死亡。

代表作に『グッドフェローズ』、『ハリウッド・スキャンダル』などがあります。
汚職まみれの上院議員。CIA長官とも繋がっていて、金の為にあらゆる汚い事を何でもやってきた。
トニーが取引に使ったCIAのデータが入ったチップを欲しがり、ハイドを雇って奪わせていた。
チップを奪う事に失敗すると、独自の情報網を使って取引相手がトニーだと知って情報を流した。
ハイドにドレイクを捕まえるように指示して、トニーからチップを手に入れるように指示した。
最後はチップが破壊され、悪事が暴露されると、CIA長官に見捨てられて殺し屋に暗殺された。

代表作に『スタンド・バイ・ミー』、『クラス・オブ・1999』などがあります。
不動産屋で子供が二人いる。空港にやって来たマットと偶然再会して、飛行機が出るまで泥酔させた。
その正体は元CIAで変装の名人でもあり、データを保存したチップをドレイクと取引をしていた。
チップがドレイクの手元に入らず、何者かの邪魔を知って、残りの報酬の為にメキシコへ行く。
何も知らないマットの居場所を知って迫るが、逆にチップの正体を知られて取引を持ち出される。
最後は取引現場にハイドとドレイクが来て、CIAと銃撃戦になって結局は撃たれて死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作は『ミッション:インポッシブル』のスタッフが集結した作品となります。
この作品は『ダークナイト/ライジング』でスタントパフォーマンスとコーディネーターで評価されたマイク・キングスベイカーが主演を務めています。
なぜか本作はアメリカではなく、メキシコ製作となっていて、舞台も主にメキシコとなります。
いわゆる主人公が巻き込まれる系の映画であり、気づいたら悪者たちと対等な感じで戦うような展開となります。
主人公はゲームクリエイターという一昔前の憧れの職業だが、メインはなぜか射撃の腕とプログラムの能力となっている。
基本的に映画の中に登場するプログラマーはハッカーレベルになんでもできて、主人公に関しても同じと言えるだろう。
ベースがコメディになっているから、細かいところにツッコミを入れるのは野暮であり、素直に受け入れるしかない。
そして、本作最大の特徴と言えば、主人公が冒頭からナレーションを入れるメタ的な演出だろうと思います。
これに関して、好き嫌いがハッキリ分かれる演出で、コメディ映画としてのテンポを失う代わりに違う部分での笑いを誘おうとしています。
ですが、致命的に演出の効果が発揮されず、デメリットであるテンポを犠牲にした意味がまったくなかったです。
どうせ主人公が最後に勝ってハッピーエンドの王道がハッキリと見えてしまい、過程でどれだけ面白くするか自らハードルを上げてしまっている。
普通にやっていればテンポ良く展開していたのに、余計なメタ的なナレーションを入れたせいで最初から最後まで滑っていました。
笑いところは一切なく、アクションについてもユルユルで緊張感がないので、何が魅力なのか伝わってこなかったです。
唯一、良かったのはマイケル・マドセンがちゃんと演技していて、ウィリアム・ボールドウィンとの共演が地味に嬉しかったところです。
こういう演出は相当上手く噛み合わないといけないが、残念ながら本作は遠く及ばない微妙な作品になりました。
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