作品データ
公開年月 | 2007/08/04 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | マイケル・ペニング |
脚本 | マイケル・ペニング |
製作 | マイケル・ペニング、ジェフ・クレイン |
製作国 | カナダ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ソロウ・クリークの川で釣りをしていたケイラたちだが、友人の一人が釣り針でケガして近くの別荘まで移動する。
不思議な記号を見つけたケイラの妹ジェシーが森に残るが、なかなか帰らない事にみんなが心配していたところに自力で帰ってくる。
しかし、背中には何者かに傷つけられた痕があって、更に別荘を知らない人間が周囲を歩いている事にケイラたちは気づくのだった。
登場人物&出演者

代表作に『A Brand New You』、『Fucking My Way Back Home』などがあります。
ソロウ・クリークで釣りを楽しんでいた若者グループの一人。恋人のディーンや妹たちと釣りを楽しんでいた。
トビーが釣り針でケガして別荘に向かおうとするが、記号を見つけた妹を置いて到着した。
壊れた電話から妹の助けを求める声で動揺し、自力で帰ってくるとパニック状態になった。
暴走状態になった妹がトビーを殺害して、正気を取り戻すも自殺されてショックを受ける。
最後はケガしたディーンに逃され、湖を泳いで渡るも悪霊に取り憑かれ、首吊り自殺をした。

代表作に『Bikini Girls on Ice』などがあります。
ソロウ・クリークで釣りを楽しんでいた若者グループの一人。ケイラの恋人で2年ほど付き合っている。
釣り針がトビーの手に引っかけてしまい、それを抜く際にはなぜか背中を向けて直視せず。
ケイラが案内する別荘に到着すると、ジェシーが帰ってこないと分かって心配していた。
ジェシーが自力が帰ってきて部屋に置くが、急に暴走して必死にドアを抑えて閉じ込めた。
最後は右足を負傷してしまい、ケイラを逃がすと、取り憑かれた男に襲われて殺された。

代表作に『Drinking Games』などがあります。
ソロウ・クリークで釣りを楽しんでいた若者グループの一人。ディーンの友人。心室性頻拍の持病を持つ。
釣り針が手に引っかかってケガすると、心拍数を上げないように自分を落ち着かせていた。
ケイラが案内する別荘に到着して、すぐに救急箱を見つけて自分で簡単な治療を行った。
自力で帰ってきたジェシーが暴走する間、発作を起こしてケイラに薬を飲まされて落ち着く。
最後は部屋で寝ていたところを取り憑かれたジェシーに襲われ、抵抗できずに殺された。

代表作に『Drinking Games』などがあります。
ソロウ・クリークで釣りを楽しんでいた若者グループの一人。ケイラの妹で自然に対して興味を持っている。
トビーが釣り針でケガしてしまい、別荘に向かう途中で不思議な記号を見つけて残った。
暗くなっても帰らず姉に心配されるが、背中を何者かに引っかかれた状態で帰ってきた。
ベッドに眠らされると急に暴走を始めて、ディーンがドアを抑えて外に出られず諦める。
最後は眠っていたトビーを包丁で殺害して、正気を取り戻すも姉の前で自殺を遂げた。

本作が長編映画デビュー作となります。
ソロウ・クリークの町で保安官をやっている。事件が起きた現場にダニエルを案内している。
駆けつけたダニエルがやって来ると、ソロウ・クリークについての情報を聞き出していた。
ダニエルの情報を補足する地元の伝説について語り、ゴーストタウン化した状況を聞いた。
事件現場に到着すると、事件を起こしたケイラたちがどのような状況になっている説明。
最後はダニエルが取り出した写真が町に残った家族で、写っていた女性を見ていた。

本作が長編映画デビュー作となります。
大学で社会学を研究している。論文は「見捨てられた町と迷信の影響」というテーマで資料を集めている。
ソロウ・クリークで起きた事件現場までやって来ると、ラーセン巡査から情報を提供される。
独自に情報収集していたが、伝説を知っているラーセン巡査から補足の情報を得ていた。
ソロウ・クリークで最後に残っていた家族について調べていて、その関係性を調べていた。
最後は事件現場に到着すると、ケイラたちの状況を聞いて、所持する写真を見ていた。
感想
[個人的な評価]
本作はコンマビジョンから配給された作品となります。
この作品は脚本家として活躍するマイケル・ペニングにとって長編映画監督デビュー作となっています。
以前はダークラビットという配給会社から出ていましたが、現在はコンマビジョンが権利を買っているようです。
物語としてはゴーストタウンになった町に若者がやって来て、そこにいた悪霊に取り憑かれるという流れになっています。
説明は冒頭で起きる事件と、別の事件で捜査する保安官と研究者からなんとなく読み取れるような感じになっている。
元々は人が住んでいた町で殺人などが激増して、100年後にゴーストタウン化しているという伝説が地元に残っているという。
なぜか主人公たちはそのような伝説をまったく知らず、ケガした一人の為に別荘へ来るが、棲み着いている悪霊に取り憑かれて全員が死亡する展開となります。
ただ、低予算という事で物語の舞台が小さな別荘で、悪霊についても目が黒くなっているだけになっていて、残念ながらそれが限界だったようです。
恐怖の演出についても80年代を彷彿とさせる映像の切り替え、大きな音というワンパターンであるけど、それでもホラー映画が苦手な人には少しだけ厳しいかもしれない。
本作では主人公たちが悪霊の正体を解明するのではなく、あくまで生還しようとして逃げようとするだけで、それ以上の物語はなかったです。
結果的に主人公が最後に悪霊が取り憑いて、自殺を遂げて事件となって冒頭の保安官と研究者が元となった原因を推察するオチになりました。
当然ながら説明不足であるけど、多分だが、監督はそこまで考えていないので考察したところで意味がないと思います。
さすがに鑑賞する人間が少ないホラー映画を提供するコンマビジョンが目をつけた作品だという印象が残りました。
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