作品データ
公開年月 | 2015/06/26 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | コリン・ハーディ |
脚本 | コリン・ハーディ、フェリペ・マリーノ |
製作 | ジョー・ニューローター、フェリペ・マリーノ |
製作国 | イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
アイルランドにある森、住民たちから神聖化される事実から調査する為にロンドンから森林保護主義者のアダムが妻のクレアと幼い息子たちとやって来る。
調査を始めるうちにアダムは不気味な静けさと暗闇に包まれた森の廃屋を見つけ、鹿の死体に寄生する生物を発見する。
何者かが家を襲撃すると、得体の知れない民話に登場する森の妖精“ハロウ”に襲われ、極限の恐怖と戦いながらアダムは家族を守ろうと戦っていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『未体験ゾーンの映画たち2016』にて上映された作品です。
この作品は他に『サンダンス映画祭』や『シアトル国際映画祭』など多数の映画足にてプレミア上映されています。
アイルランドに伝わる民話をベースにした物語であり、森に住んでいる妖精が子供を連れ去るという設定を使っています。
経済的な問題でアイルランドの森が切り売りされていて、企業が買い取って伐採しているような状況にあります。
これは決して本作だけの設定ではなく、アイルランドだけじゃなく、世界各地でそのような状態になっていると思います。
その中で主人公は森に入って調査などをしているが、地元民からの警告を無視して反感を買うような状況になっている。
それでも気にせず調査していると、鹿の死体に付着した寄生生物のようなモノを発見し、そこから大きく物語が動いていきます。
あくまで本作は主人公の家族と隣人しか登場しないような展開になっていて、そこでハロウと呼ばれる森の妖精に追い詰められていきます。
こういうタイプの作品ではクリーチャーとして登場するハロウは小出しになると思ったら、かなりハッキリと出ているだけでも好印象になります。
ただ、全体像をハッキリと見せる事はなく、物語の大半が夜だから驚かせるような演出が多くなってしまっています。
ようやく主人公たちが攻撃を受けてハロウの存在を信じるが、すでに寄生されている状態で助からないのは分かります。
結局、息子を取り戻す事が終盤のメインになってしまい、ハロウが何をしたいのかちょっと分からなくなっていました。
ただ、変異している夫の言葉が本当なのか、取り戻した妻の考えが正しいのか、それが分からない状態で続く緊張感は悪くないと思いました。
もう少し説明やハロウの明確な動機さえあれば、もっと物語に没入感が得られるだけに少しもったいないと感じました。
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