作品データ
公開年月 | 2000/01/21 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | マイク・メンデス |
脚本 | チャトン・アンダーソン |
製作 | ジェド・ノーラン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
40年前、少女クリスティーンが起こしたむごたらしい大量殺人事件により、修道院が閉鎖された。
そんな廃墟となった修道院にある日、数人の大学生が侵入し、気付かぬうちに邪悪な死霊を呼び覚ましてしまう。
死んだ尼たちは新鮮な生肉を求めて大学生たちを襲うと、最後になった少女クラリッサの前に武装した女性が姿を現すのだった。
登場人物&出演者

代表作に『エンパイア レコード』、『ベスト・フレンド』などがあります。
主人公。名家の息子であるチャドを恋人にしている。実は過去にモーと親友でオカルトにハマっていた。
仲間入りしたい弟が雑な扱いされても注意するだけで、イジメを受けても何も言わない。
修道院に取り残されたモーを助ける為にみんなを説得して来るが、弟も消息不明になった。
死霊が復活して仲間たちが殺されると、一人だけ脱出してクリスティーンの助けを求めた。
最後は弟を助ける為に修道院へ三度やって来て、クリスティーンの犠牲で生還を果たした。

代表作に『Forev』、『Rideshare』などがあります。
クラリッサの弟。クラリッサがつるんでいる仲間の一人になりたくて、アゴで使われても従っていた。
なぜかモーも一緒に行く事になるが、明らかに利用されていると姉に言われても気にしない。
修道院に入る為にビフたちによって押されて板を破壊し、フリホウルの犬の面倒をみていた。
悪魔崇拝者たちに捕まるもフリホウルの仲間と思い込むが、今度は死霊に捕まってしまう。
最後はクリスティーンを連れて来た姉によって助けられ、ほぼ無傷で生還を果たした。

代表作に『ディテンション』、『パーフェクト・ホスト/悪夢の晩餐会』などがあります。
オカルト好きなレズビアン。以前は同じタイプだったクラリッサと親友だったが今は疎遠になっている。
クラリッサの仲間が修道院に行くと分かると、呪いが本物か確かめたい事から一緒に行く。
フリホウルから目をつけられて修道院に到着し、警察が来て隠れているとサウルに捕まった。
悪魔召喚の儀式で本当に殺され、死霊となってサウルの仲間たちを同じく死霊に変えていく。
最後は童貞のブラントを狙うも失敗し、乗り込んできたクリスティーンによって始末された。

代表作に『ブラック・ダイヤモンド』、『Midgets vs. Mascots』などがあります。
修道院に行こうとしたメンバーの一人。ブラントと同じくパートナーがいなくてモーに目をつけていた。
レズビアンであるモーを5分で口説き落とせると何度も言ったが、結局はできなかった。
修道院で警察がやって来ると、モーが帰ったと説明する代わりにパンツを手にして自慢した。
モーを連れ帰る為に再び修道院に来ると、ハッパでハイになって状況をまったく理解できず。
最後はモーにより死霊の仲間入りし、クラリッサを襲うもクリスティーンに始末された。

代表作に『Blood Surf』などがあります。
アメフト部のメンバー。名家の息子として有名。イメチェンしたクラリッサの過去を知らず付き合う。
なぜかビフと同じくブラントに対して威圧的な態度で、仲間に入りたい彼を小バカにする。
修道院に到着するとクラリッサとイチャイチャしていたが、警察の登場で中断されてしまう。
モーを探す為に仕方なく修道院に戻ってきたが、死霊の襲撃を受けて腹部を食われていた。
最後は死霊の仲間入りしてビフを殺し、クラリッサを襲うもクリスティーンに始末された。

代表作に『Thank You for Smoking』などがあります。
チアリーダー。ビフが恋人。頭の中はお花畑で、高校卒業後にファッション関係の大学に通うつもりでいる。
表面的にしか生きていないので、物事を深く考えず、常に自分の評判しか気にしていない。
クラリッサが修道院に取り残されたモーを助けたいと聞いて、仕方なく付いていってしまう。
修道院に再びやって来ると、モーを探すフリをして本当はビフとイチャイチャしていた。
最後は顔の皮膚を剥がされ死霊の仲間になるが、クリスティーンによって始末された。

代表作に『Soft Toilet Seats』などがあります。
ケイトリンの恋人。アメフト部のメンバー。典型的な脳筋でチームのスタジャンを着ている。
修道院で落書きする為にみんなと出かけていくが、モーを連れて行く事に反対していた。
クリスティーンの家の前で一緒に騒ぎ、修道院ではブラントを威圧的にアゴで使っていた。
モーを迎えに修道院へ戻ると、ケイトリンが死霊の仲間になってクラリッサと合流した。
最後は死霊となったチャドに首を折られ、仲間になるもクリスティーンによって始末された。

代表作に『殺人狂/THE GUNS & KILLERS』などがあります。
悪魔崇拝者のリーダー格。仲間たちと悪魔を召喚する為に廃墟となった修道院に集まっていた。
一人隠れていたモーを見つけると、彼女が処女だという事から生贄として捕まえていた。
悪魔を召喚できるとはしゃいでいたが、実際はハンバーガー屋でバイトをしているという。
本物の死霊が蘇って修道院を歩き回ると、童貞であるブラントを生贄にして止めようとした。
最後はブラントに逃げられ、死霊に襲われ彼らの仲間になり、クリスティーンに始末された。

近年の出演作に『ゲート・オブ・ダークネス/恐怖の渦』、『ザ・プリズン・ブレイク/大脱獄』などがあります。
37年前に修道院を襲撃して尼や司祭を皆殺しにして火をつけた。その後は精神病院に収容されたという。
学生たちの間で噂となっていて、面白半分でヤジを飛ばされると、電気をつけて威嚇する。
仲間たちが殺され、逃げてきたクラリッサが助けを求めてきて、最初は協力を拒否していた。
童貞の弟がいると説明を受けて、死霊たちがサタンを復活させる可能性に仕方なく乗り込む。
最後は復活してしまったサタンを倒す為にクラリッサたちを外に出し、自爆をして阻止した。
感想
[個人的な評価]
本作は『ラバランチュラ/全員出動!』や『ドルフ・ラングレン/ゾンビ・ハンター』で知られるマイク・メンデスが監督を務めています。
ゾンビ映画だと思ったら、呪われた霊に取り憑かれて悪魔を召喚しようとする死霊たちの映画となりました。
解釈を少し変えてみればゾンビ映画とも言えないだろうけど、似たジャンルの死霊映画と言った方が近いと感じました。
ただ、これは監督を務めているマイク・メンデスがそこまで設定を重要視しておらず、その場のノリで作っているような感じです。
真面目なホラー映画じゃなく、コミカルな要素を詰め込んでいて、面白半分で作っているような印象を持ちました。
設定がかなり適当で悪魔崇拝者なんかも出てくるが、あまりにも雑すぎる展開にツッコミを入れる意味すら感じさせません。
本作を支えるのは修道院の尼や司祭を皆殺しにしたクリスティーンだが、実際に出てくるのはラストの方だけになる。
演じているエイドリアン・バーボーが暴れ回る姿は確かに魅力的であるけど、ベースが雑だから、それだけの作品になってしまっている。
登場人物も適当な設定で若者特有の頭の悪さを全面的に出しているが、それ以上の何かがあるワケじゃないから面白味がない。
主人公的なキャラクターだけがほぼ無傷だし、その弟も頭を殴られているのに血すら出ないご都合主義な展開は笑いさえ起きません。
やっている事はお笑いのコントよりもヒドイ内容であり、これを完成した映画として考えるにはかなりムリがあるような感じです。
本来ならもっとクリスティーンを中心に物語を作るべきだが、多分、予算が足りなかったから短い時間の出演になったと思う。
バカ映画にもならないゴミ映画レベルなので、これを楽しめる人は限定されるような程度の作品と言えるだろう。
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