【デモンズ3】RE-3874

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洋画

作品データ

公開年月 1989/03/10
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ミケーレ・ソアヴィ
脚本 ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ、ほか
製作 ダリオ・アルジェント、マリオ・チェッキゴリ、ほか
製作国 イタリア
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

中世の北イタリア、過激なチュートン騎士団により悪魔崇拝者たちと思われた村が虐殺され、村人たちが蘇らぬよう死体の上に教会が建立され秘密の封印が施された。
それから850年後の現代、その教会に新任司書として赴任したエヴァンは好奇心と功名心から誤って封印を解いてしまう。
その影響で封印されていた村人たちは怨念によって悪魔“デモンズ”になって蘇り、教会を訪れる観光客たちを次々と襲っていくのだった。

登場人物&出演者

ロッテ(演:アーシア・アルジェント)

近年の出演作に『エージェント:アンヌ』、『ダークグラス』などがあります。

教会の聖具係の娘。ティーンエイジャーで自由を楽しみたい。図書室でエヴァンと出会って不思議な何かを見せる。

夜な夜な地下室から外へ抜け出して遊び回るが、父親にバレて怒られても構わず続けていた。
悪魔に取り憑かれたエヴァンと父親に襲われそうになり、なぜか一人だけ外に出ていた。
なぜか不安がよぎり教会へ帰ってきて、抜け道からガス神父と遭遇し前世の記憶で説明する。
最後はガス神父に言われて一人だけ助かり、崩壊した教会からまたも悪魔を呼び出していた。

ガス神父(演:ヒュー・クワルシー)

代表作に『ハイランダー/悪魔の戦士』、『スター・ウォーズ エピソードⅠ/ファントム・メナス』などがあります。

教会の黒人神父。他の神父と対立するような関係になっている。ラテン語が苦手で助言を求められても答えられず。

ストレス発散として外でアーチェリーをやっていると、なぜか十字軍の幻影を見てしまう。
教会に帰ると聖具係の告解で彼がおかしくなり、安全装置が働いて司教から状況を聞き出す。
屋上にいた司教がすべて知っていて、問い詰めようとして誤って彼を突き落としてしまう。
最後は戻ってきたロッテと合流するが、封印する為に残って一緒に崩壊する教会と死亡した。

司教(演:フェオドール・シャリアピン・Jr)

代表作に『ソドムとゴモラ』、『インフェルノ』などがあります。

教会の責任者。新しく赴任する司書のエヴァンに厳しい言葉を行って、意味もなく図書室にいるロッテに注意する。

いつものように仕事をこなして、夜には何かの地図と教会の図面を見比べて研究をしている。
ガス神父が食事の席に遅れて来ると、軽く注意して食事するも神父同士の争いに関わらない。
教会の安全装置が働いてみんなが閉じ込められると、一人だけ事情を知っていて屋上にいた。
最後はガス神父に問い詰められ羊皮紙を破り捨て、その際に屋上から落ちて死亡してしまう。

リサ(演:バーバラ・クピスティ)

代表作に『鍵』、『アクエリアス』などがあります。

フレスコの修復士。教会にある大きなフレスコを一人で修復している。新しく赴任したエヴァンに一目惚れする。

地下室の壁にヒビが入って作業員と様子を見て、一人になると穴から古い羊皮紙を見つけた。
羊皮紙をエヴァンに見せて家へ送るように頼んで、イチャイチャするも彼が何かを発見する。
悪魔に取り憑かれたエヴァンにの態度に異変を感じて、教会に閉じ込められると意識を失う。
最後は悪魔に導かれ地下へ儀式を行う為に生贄として、変異したエヴァンと交わっていた。

エヴァン(演:トーマス・アラナ)

代表作に『グラディエーター』、『ドクター・エクソシスト』などがあります。

新しく赴任した司書。出勤初日で遅刻してくるが、フレスコの修復士のリサと出会ってお互いに惹かれてしまう。

図書室でロッテに出会って少し会話をするが、司教がやって来て遅刻について注意される。
リサが見つけた羊皮紙の解読をする一方、彼女の家でイチャイチャするとヒントを見つけた。
教会の地下から何かを取り出すと、悪魔に取り憑かれてリサやロッテと交わろうとする。
最後は教会が封鎖されて悪魔化すると、導かれたリサと地下での儀式でじっくり交わった。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はランベルト・バーヴァ監督の『デモンズ』シリーズとはまったく関係ないです。
この作品は俳優としても活躍しているミケーレ・ソアヴィが監督を務めています。
ダリオ・アルジェントが関わっているから安易な邦題になっていて、ゾンビではない悪魔を扱っています。
過去に十字軍が行った虐殺による悪魔を封じ込めるべく、その上に教会を建立するという罰当たりな展開になっています。
現代になって知っているのは司教だけで、あとは誰も知らない過去の出来事で観光客などが巻き込まれる状態になる。
本家の『デモンズ』シリーズでは途中から群像劇になってしまい、あっちこっちに視点が飛びまくる特徴がありました。
まさか本作も終盤に向かって急に群像劇へ変わっていて、面白いぐらいに視点が飛びまくっていました。
イタリアのホラー映画だとこんな視点が変わりまくるのかと思ってしまうぐらい、どうでもいいモブキャラの視点に物語を進めてしまっている。
ハッキリ言って、これは一般的な鑑賞者にとって混乱しかなく、主人公だと思っていたキャラクターがほぼ退場する消耗品になるのはダメだと思う。
せっかく序盤から主人公だと思われるキャラクター目線で物語を見ていたのに、終盤で使い捨てされていると今までの道のりが無駄だと突きつけられる感じになる。
ここら辺は個人的にはあまりいいとは言えず、ポッと出のキャラクターの視点で物語を進められても微妙だと感じていました。
グロテスクな描写はさすがのイタリアン・ホラーだと思わせる演出があるけど、終盤のグダグダとあまりにも相性が悪かった。

コメント

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