作品データ
あらすじ
メロディと妹のライラ、友達のダンテとルースは、ビジネスを始める為にテキサス州の寂れた田舎町ハーロウを訪れる。
かつて町を恐怖に陥れた連続殺人鬼のレザーフェイスが姿を消して50年が経過していた。
ゴーストタウンを再生しようと理想に燃えるメロディたち4人は、あのレザーフェイスの家に足を踏み入れてしまうのだった。
登場人物&出演者
・ライラ(演:エルシー・フィッシャー)
代表作に『マクファーランド/栄光への疾走』、『エイス・グレード/世界でいちばんクールな私へ』などがあります。
メロディの妹。左胸の上に銃創を持っている。学校で乱射事件があって唯一の生き残りとなっていた。
そのせいで強いトラウマを持っていて、唯一の生存者という事から多大な期待を寄せられる。
姉の理想主義に対して完全に認めておらず、遠すぎるハーロウの町について快く思っておらず。
殺人鬼に覚醒したレザーフェイスが児童養護施設で暴走し、サリーの銃を手に取っていた。
最後はレザーフェイスに数発の銃弾を打ち込み、逃げようとして姉の首を切断されてしまう。
・メロディ(演:サラ・ヤーキン)
代表作に『ハッピー・デス・デイ』シリーズ、『Eat, Brains, Love』などがあります。
ダンテとともに理想主義者として自負している。ハーロウの町を銀行の差し押さえで手に入れる。
文句を言っていたライラを連れ出すと、ハーロウの町に到着してリクターに改修を任せる。
ジニーが発作を起こして死亡したとルースからメールを受け取り、罪悪感をももっていた。
レザーフェイスに狙われるようになってバスに逃げ、サリーの車でも逃げるもケガをした。
最後は妹と二人がかりでレザーフェイスを倒し、逃げようとして首を切断されて死亡した。
・ダンテ(演:ジェイコブ・ラティモア)
代表作に『メイズ・ランナー』、『デトロイト』などがあります。
メロディの友人。メロディとともにゴーストタウンと化したハーロウの町を変えようとしていた。
理想主義者としてより良い町を作ろうとして、メロディたちとハーロウを買い上げていた。
児童養護施設でアメリカ連合国の旗を見て機嫌を損ね、管理するジニーに突っかかっていた。
権利証を自分が持っていると信じ込んでいたが、実はジニーが未だに権利証を持っていた。
最後は町に戻ってきたレザーフェイス重傷を負わされ、外に出てリクターたちの前で息絶えた。
・ルース(演:ネル・ハドソン)
代表作に『Arrivals』などがあります。
メロディの友人でダンテの恋人。ゴーストタウンと化したハーロウの町を変えようとするダンテたちを尊敬する。
遠くからハーロウの町にやって来ると、ガソリンスタンドで態度の悪いリクターを見ていた。
ようやく寂れた町の中心に到着し、児童養護施設で揉めて倒れたジニーの付き添いとして同行。
車内でジニーが死亡すると、殺人鬼としての衝動に駆られたレザーフェイスの暴走を目撃する。
最後は事故で止まった車から逃げようとして、レザーフェイスに見つかり腹部を斬られ死亡。
・キャサリン(演:ジェシカ・アレイン)
代表作に『ザ・ランドロマット/パナマ文書流出』、『ミュータント:マックス』などがあります。
メロディとダンテに協力して銀行にハーロウの町を差し押さえた。ハーロウの町に入札希望者を連れてきた。
落ち合う予定だったメロディとダンテたちと初めて顔を合わせ、競売では黙って見守っていた。
競売が上手くいってパーティをしていて、雨が降り出すとみんなをバスに入れて続きをやる。
最後はバスに来たレザーフェイスから逃げようとしたが、失敗して胴体を切断されて死亡した。
・リクター(演:モー・ダンフォード)
代表作に『ダーケスト・ウォーター』、『スパルタン/皆殺しの戦場』などがあります。
ハーロウの町でタイヤショップなどを経営する改修業者。危険な野生動物から身を守る為に銃を携帯している。
荒々しくガソリンスタンドにやって来ると、よそ者であるメロディたちを睨みつけていた。
実は町を改修する業者としてメロディたちと契約し、気に入らなくても金の為に作業をする。
ライフルも所持して、パーティに飽きたライラが来て、持たせるもトラウマで拒否された。
最後はレザーフェイスの家で足をハンマーで折られ、倒れてハンマーで頭をかち割られ死亡。
・サリー・ハーデスティ(演:オルウェン・フエレ)
代表作に『きっと ここが帰る場所』、『マンディ/地獄のロード・ウォリアー』などがあります。
50年前にハーロウの町を訪れた若者の一人。レザーフェイスとその一家に仲間を惨殺されて唯一生き残った。
それ以降、行方不明となったレザーフェイスを探す為にレンジャーとなって町に残っていた。
長年に渡ってレザーフェイスの亡霊に悩まされていて、見つけて復讐しようと考えていた。
実際にレザーフェイスが現れ、メロディたちに車を与えると、殺害しようとして思い留める。
最後はチェーンソーで体を貫かれるが、逃げようとしたライラに戦うべきと銃を渡し死亡した。
・ジニー(演:アリス・クリーグ)
代表作に『炎のランナー』、『サイレントヒル』などがあります。
ハーロウ児童養護施設を経営している。体が弱っていて酸素吸入しながら施設をなんとか維持している。
アメリカ連合国の旗を掲げていた事から黒人のダンテに嫌味を言われ、他意はない弁明した。
銀行から差し押さえたを食らっているとダンテに言われるが、土地の権利証があると主張する。
突然の発作を起こして倒れると、保安官たちに病院まで連れ出され、苦しむような状態になる。
最後はレザーフェイスを止めるが、死亡して顔の皮膚を剥がされ、遺体は畑に飾られていた。
・レザーフェイス(演:マーク・バーナム)
代表作に『フルリベンジ』、『ローライフ』などがあります。
50年前にハーロウの町を恐怖に陥れた連続殺人鬼。現在はハーロウ児童養護施設に住んでいる。
責任者で土地の権利を持っているジニーの元で最後の子供として平穏にずっと暮らしていた。
ジニーが心臓発作で死亡すると、それまで抑えていた衝動を爆発させ、殺人鬼として覚醒する。
次々とチェーンソーで死体を作り上げると、当初の目的だったメロディとライラに反撃される。
最後は町を後にしようとしたメロディを捕まえ、チェーンソーで首を切断して歓喜していた。
感想
[個人的な評価]
本作は『悪魔のいけにえ』シリーズにおいて9作目となります。
この作品は劇場公開ではなく、Netflixによる独占配信にて公開されています。
劇場公開じゃない分、シリーズの中ではグロテスクな描写は思っていたよりも控えめでした。
シリーズではストーリーがそこまで際立ったモノはないが、本作は特にテンポを重視したような構成となっていました。
若者たちが町にやって来て、ブチ切れたレザーフェイスが衝動に駆られて殺人を繰り広げる展開だけとなります。
このシリーズの魅力は確かにチェーンソーを持って追いかけるレザーフェイスだと言えます。
ただ、それだけじゃなく、彼が育った異常な考え方を持つ一家の存在も大きく、彼だけでは物語のスケールが小さくなってしまう。
同じタイプの寡黙に殺人するジェイソン・ボーヒーズは職人気質があって、ターゲットを死ぬまで追いかける性質があります。
レザーフェイスも似たようなモノであるけど、あくまで人間としての殺人鬼であって、人外の存在となったジェイソンよりもスケールが小さい。
便利なチェーンソーは通常の切断するだけじゃなく、飛び道具としても大活躍していたのは少しだけ面白いと感じました。
今ひとつに感じた点として、主人公側のキャラクターが非常に弱く、とても勝てるような要素は見えなかったからだと思います。
結局、主人公パワーで勝利を収めるけど、ちょっとばかりムリのある展開なような印象を持ってしまいました。
本作はシリーズを終わらせるような作品じゃなければ、新たな要素を加わるワケじゃなく、1作目の生存者が出てきて殺されるぐらいしかない。
どうせ作るならば、シリーズに大きな影響を与えるべきだが、立ち位置的にリブートとして作っても良かったと思います。
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