【キラー・ナマケモノ】VD-1034

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洋画

作品データ

公開年月 2024/04/26
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 マシュー・グッドヒュー
脚本 ブラッドリー・ファウラー
製作 ケイディ・ラニガン、ブラッドリー・ファウラー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

大学の女子社交クラブ「シグマ・ラムダ・シータ」に所属するエミリーは、大学4年の最後の年になっても地味な学生生活に焦りを感じていた。
エミリーはショッピングモールでペット業者の男オリバーと知り合い、彼から人気者になりたいならナマケモノを飼わないかと持ちかけられる。
すぐに決められなかったエミリーだったが、寮母のミス・メイに背中を押されてナマケモノを飼い始めるが、実は大きな秘密が隠されていたのだった。

登場人物&出演者

エミリー(演:リサ・アムバラヴァナー)

代表作に『The Stuff of Legend』などがあります。

主人公。女子大生。女子社交クラブ「シグマ・ラムダ・シータ」に所属。寮の会長を夢見ていてSNS依存症。

過去に母親が会長になった事で立候補を考え、人気を得るべく勝手にナマケモノを持ち出す。
マディソンに正論を言われるもゼニーの悪ノリに乗ってしまい、ブリアナより人気になる。
新たな会長に選ばれるもアルファの危険さを知り、なんとか倒そうとして立ち上がった。
最後はブリアナを助け出し、タイマン勝負で倒すと、野生動物を助ける目標を見つけた。

マディソン(演:オリヴィア・ルワイア)

本作が長編映画デビュー作となります。

エミリーの親友で常識人。エミリーが「シグマ・ラムダ・シータ」の会長に憧れている事を知っている。

選挙に立候補したいエミリーに対して、ブリアナでは勝てないとして無茶をさせていない。
勝手にエミリーがナマケモノを持ち出すと、違法ですぐに返すべくだと正論を言っていた。
人気を得たエミリーを心配して、アルファを生息地へ戻そうとして車に轢かれてしまう。
最後はアルファに殺されかけるも女子寮へ助けに来て、最終的にみんなで仲良くなっていた。

ゼニー(演:ビアンカ・ベックルズ=ローズ)

代表作に『Bachelor』、『AOP vs. The World』などがあります。

エミリーの親友で男勝り。柔術では13勝をあげるほどの実力を持っている。敢えて女子寮に入っている。

3年間に渡ってエミリーの親友として一緒に過ごしていて、ブリアナに気負いをしない。
勝手にエミリーがナマケモノを持ってくるが、悪ノリでマスコットにするべきだと話した。
エミリーが人気者になって一緒にはしゃいでいたが、アルファによって感電させられた。
最後は生きていて武器を持ち出すも通じず、エミリーが倒して最終的にみんな仲良くなる。

ブリアナ(演:シドニー・クレイヴン)

代表作に『A Christmas Carol』、『ジーパーズ・クリーパーズ:リボーン』などがあります。

女子社交クラブ「シグマ・ラムダ・シータ」の現会長。実家は大金持ちで多くのSNSフォロワーを持つ。

女子寮では絶対的な人気と権力を持っているが、頭が悪く単語の綴りをよく間違えている。
ナマケモノ効果でエミリーが人気を得ると、排除しようとして策略を巡らすも失敗した。
エミリーが新たな会長になって嫉妬していたが、アルファの暴走を知って一人で逃げ出す。
最後はエミリーを見捨てて逃げ出したが、最終的に和解して以前のように仲良くなった。

タイラー(演:アンドリュー・ホートン)

代表作に『How to Talk to Girls at Parties』、『Lot No.249』などがあります。

エミリーの恋人。4年生となったエミリーの部屋に窓から勝手に入って、なぜか花束を持ってきていた。

エミリーが会長に立候補してパーティをすると、ナマケモノに彼女を取られて嫉妬していた。
徐々に投票日が近づいてエミリーが人気者となる中、自身は二の次になって不安になる。
エミリーの投票日では男子寮でずっと見守っていたが、アルファの暴走を知り助けに行く。
最後は女子寮から逃げ出そうとして、アルファの攻撃を食らってケガを負っていた。

ミス・メイ(演:ティフ・スティーヴンソン)

代表作に『Spinning Candyfloss』、『Babble and Froth』などがあります。

エミリーが暮らす女子寮の寮母。朝からカクテルを飲んでいるアルコール中毒。エミリーの母親を知る。

ブリアナが3年連続会長で不満を持たないが、今回の選挙にエミリーの立候補を予想した。
エミリーの母親が過去に会長となっていた事を知っていて、理想的だったと回顧していた。
実はずっと会長に憧れて投票される事に期待するが、アルファの攻撃で瀕死状態となった。
最後はエミリーに目標を持つように話し、アルファからのケガによって死亡してしまう。

オリバー(演:ステファン・カピチッチ)

代表作に『デッドプール』シリーズ、『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』などがあります。

ワシントン条約で禁止されている動物を違法で売っている男。「オー・エキゾチック」というサイトを管理する。

ショッピングモールで犬を助けたエミリーと出会い、彼女が動物好きだとして話しかけた。
SNSに写真を投稿する事をきっかけにして、ナマケモノが欲しいかと聞いて名刺をあげた。
手に入れたナマケモノの危険さをまったく知らず、エミリーから連絡をもらっていた。
最後はナマケモノの様子を見ようと檻から出したが、逆に襲われて翌日遺体で見つかった。

アルファ

パナマに生息していたナマケモノ。水辺でワニに捕まっても余裕で爪を使って反撃して倒していた。

川から上がって油断しているところで、背後から密猟者の麻酔銃で眠ってアメリカに渡った。
オリバーから酷い扱いを受けて檻から出ると殺害し、人気が欲しいエミリーと女子寮に行く。
本性を隠していたが、人間に対する怒りによって女子寮の女子大生たちを次々と殺害した。
最後は正体がバレて満身創痍となって、最終的にエミリーによってパナマへ返される事に。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はいわゆる一見普通の動物が実は危険な殺戮マシーンというモンスター映画です。
この作品は監督を務めるマシュー・グッドヒューにとって長編映画2作目となります。
殺人とはまったく無縁な動物が人間を襲う作品として珍しくはないが、まさかの「ナマケモノ」を題材にしているのは面白い。
完全にタイトルだけで釣られてしまった作品となるが、中身はバカが考えたような内容となっていました。
整合性など最初から捨てているような作品で、とにかく、物語を都合よく動かす為に色々と無理が生じています。
まず、ナマケモノがあのような瞬間移動に近い動き、人間並みの知能など、インパクト重視で作ったキャラクターだと思います。
そうなってくると、物語は現実世界をベースにしながらファンタジーのような地に足がついていない展開となります。
何より主人公がすべての元凶であって、それがほぼ無傷でヒーローのようなラストになっているのは何かのギャグとしか思えない。
ただ、常識人や正論しか言わないキャラクターでは面白くないだろうし、主人公のような真面目に見えて実はサイコだというところが面白いかもしれません。
残念ながら本作における笑える演出には一切感情を動かされる事はなく、ずっと真顔で鑑賞してしまうようなレベルでした。
せっかく凶暴なナマケモノという面白い題材を使っているが、なぜ女子大生の寮が舞台なのか本当にもったいないと思いました。
ただでさえ、内容がバカであるのだから、そこに舞台や登場人物もバカになってくると収拾がつくなくなってしまう。
だから意味不明で強引な展開が繰り広げられ、これが面白さにも直結していないから本当にアイデアの無駄遣いだと感じました。

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