【第7鉱区】VD-805

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アクション

作品データ

公開年月 2011/08/04
ジャンル アクション/パニック
原作 なし
監督 キム・ジフン
脚本 キム・フィ、ユン・ジェギュン
製作 ユン・ジェギュン
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

豊富な海洋資源の存在が期待される九州の西、東シナ海に位置する“第7鉱区”では、韓国の石油ボーリング船「エクリプス号」が調査をしていた。
しかし、大きな成果があがらないまま本部から撤収命令が下され、海底装備マネージャーのヘジュンが猛反発し、ベテランキャプテンのジョンマンの計らいで調査を続ける事になる。
やがて船内では隊員たちが次々と命を落とす不可解な出来事が続いた末、ついに謎の巨大深海生物がヘジュンたちの前に姿を現すのだった。

登場人物&出演者

ヘジュン(演:ハ・ジウォン)

代表作に『TSUNAMI/ツナミ』、『マンハント』などがあります。

主人公。石油ボーリング船「エクリプス号」の海底装備マネージャー。男勝りな性格で「無鉄砲」と呼ばれている。

積極的に現場で動き回っているが、デスクから離れないファンを一方的に嫌っている状態。
叔父が撤収の指揮官として来るも採掘を続けるが、船内に怪物が発生して撃退するべく戦う。
怪物を作ったのが叔父だと分かってガッカリし、彼が襲われると助ける事なく見捨てていた。
最後はドンスの犠牲もあって怪物と一対一で戦って掘削機で絶命させ、一人だけ生還した。

キム・ドンス(演:オ・ジホ)

代表作に『寵愛』、『コーヒーメイト』などがあります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の油質分析官。男勝りなヘジュンの恋人で彼女と一緒にバイクで競っている。

船長と何度も反発するヘジュンを抑える役として活躍し、彼女のせいで存在感が薄くなる。
ジョンマンが撤収指揮官としてやって来ると、久しぶりの再会を喜んでヘジュンと話し込む。
ヘジュンとともに怪物を発見して、ジョンマンたちが戦う姿を見て追われると逃げ出した。
最後はジョンマンが無駄死にすると、ヘジュンを助ける為に時間稼ぎするも結局は殺された。

アン・ジョンマン(演:アン・ソンギ)

代表作に『MUSA/武士』、『墨攻』などがあります。

ヘジュンの叔父。本社から撤収の指揮官として石油ボーリング船「エクリプス号」に任務を果たすべくやって来た。

まだ掘削の可能性があるとしてファンを説得して、現場に出てみんなと海底を掘っていた。
ヒョンジュンの死から連鎖して事故死が起き、怪物の仕業として散弾銃を持って戦っていた。
実は怪物を過去に見つけてヒョンジュンに飼育を任せるが、彼女が真実を話すとして殺した。
最後はヘジュンに謝罪して怪物に挑むが、一緒に燃えてしまうも結局は倒せずに無駄死した。

ファン・インヒョク(演:パク・ジョンハク)

代表作に『MUSA/武士』、『ビー・デビル』などがあります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の船長。現場に一切出て来ない事から一方的にヘジュンから嫌われている。

本社から撤収の指示を受け、ヘジュンから文句を言われるが仕方ないという事で反論せず。
撤収の指揮官として来たジョンマンの指示で採掘を続け、手柄になるとして説得された。
怪物を燃やしたライターがヒョンジュンのモノだと分かり、ジョンマンの目的を聞いていた。
最後はサングたちを見捨てて一人で潜水艇を使って逃げるが、結局は怪物に破壊されて死亡。

ト・サング(演:パク・チョルミン)

代表作に『パイレーツ』、『悪女/AKUJO』などがあります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の作業員。常にジョンユンと一緒に行動して先輩として接している。

撤収する事が決まるもジョンユンのおかげで続行すると、祝う為に名誉の負傷を見せていた。
ヒョンジュンの死がチスンのせいだと決めつけ、ジョンユンと見つけると暴行を加えていた。
怪物に追われる中でジョンユンが身代わりになると、彼を守ると決めて見捨てないと宣言。
最後はファンに見捨てられジョンユンの犠牲で一時的に助かるが、結局は怪物に殺された。

コ・ジョンユン(演:ソン・セビョク)

代表作に『朝鮮美女三銃士』、『真犯人』などがあります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の作業員。常にサングと一緒に行動している子分のような存在。

採掘中に別の作業員の操作ミスで危うく死にそうになって、後から個人的に躾をしていた。
ヒョンジュンの死がチスンのせいとしてサングとともに暴行し、危険として倉庫に監禁した。
怪物が暴れていると知って司令室にサングと残るが、二人で出ると捕まって足を負傷した。
最後はファンに見捨てられ、サングを助ける為に犠牲となるも結局は単なる犬死にとなった。

チスン(演:パク・ヨンス)

本作が長編映画デビュー作となります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の作業員。ヒョンジュンに片思いをして、何度も告白する失敗している。

化学合成生態系生物を勝手に触って唇を噛まれてしまい、そのせいで腫れ上がってしまう。
ヒョンジュンにペンダントをプレゼントするも断られ、ヘジュンが代わりに手渡してくれた。
しつこくヒョンジュンに迫って彼女が高所から落下して死亡し、犯人として監禁された。
最後は拘束を解いて逃げ出したが、怪物に遭遇して抵抗もできずにそのまま食われて死亡。

ムンヒョン(演:イ・ハンウィ)

代表作に『カンナさん大成功です!』、『神弓/KAMIYUMI』などがあります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の医療担当官。あくまで中立的な立場を取る為に船長とヘジュンの関係に口を出さない。

掘削の事故処理でケガしたヘジュンを治療するが、ドンスより男らしくて少し引いていた。
ヒョンジュンが高所から落下して死亡し、体液を確認してチスンが犯人と遠回しに発言した。
体液を調べると別物じゃないかと考え、チスンが連れて来られると彼をなんとかかばった。
最後は一人で体液を調べていたら、侵入してきた怪物によって背後から襲われて死亡した。

ヒョンジュン(演:チャ・イェリョン)

代表作に『VOICE/ヴォイス』、『ザ・テノール/真実の物語』などがあります。

石油ボーリング船「エクリプス号」の生態研究員。採掘の際に見つけた化学合成生態系生物を研究していた。

チスンからプレゼントをもらうも拒否するが、ヘジュンから言われて仕方なく手にした。
作業員の一人が海中での作業で死亡してしまうと、目覚めたヘジュンに何か言おうとした。
実はジョンマンが船長の時に化学合成生態系生物を飼育して怪物を作り上げてしまっていた。
最後は真実をみんなに話そうとしてジョンマンに止められ、高所から落下して死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は実際に日本と韓国の間で少し問題となっている「第7鉱区」を舞台に作られています。
この作品は『光州5・11』や『ザ・タワー/超高層ビル大火災』で知られるキム・ジフンが監督を務めています。
海の怪物が襲ってくるというコンセプトは珍しくないし、石油ボーリング船が舞台という点でも珍しくはありません。
だからと言って、今回の組み合わせが斬新というワケじゃないが、主人公が男勝りの点だけが少しだけオリジナリティを感じました。
基本的に韓国映画というのはレベルが高いイメージがあるけど、なぜか怪物が登場する映画になるとB級レベルに下がってしまうのは仕方ないのだろうか。
こういう作品ではメインとなる怪物の造形が重要となるけど、残念ながらCGがあまりにも荒くて臨場感がまったくなかったです。
それにB級映画だと怪物の姿が小出しで出したり、画面がずっと暗黒だったりするが、本作はそこをちゃんと見せているだけでも悪くないと思いました。
ただ、怪物の造形に面白さや魅力的な部分がなく、本当に単なる怪物としか表現できない感じにもっと工夫して欲しかったです。
主人公の男勝りな性格については、掘削機という肉体労働だから分かるけど、船長に対して反発する理由が明確じゃなく観ている側として不快に感じた。
逆に現場へ出る叔父を尊敬する態度がまったく違うから、個人的にこういうタイプの人間はあまり好きになれなかったです。
上映時間が101分とちょっと長く感じたが、それはラストで主人公と怪物が10分に渡って戦っているからだろうと思います。
他の作業員があっさりと倒されるのに、主人公補正によって対等以上に渡り合っている時点でギャグのようにも見えてしまいました。
とにかく、本作の怪物に対する魅力が感じられず、目的が捕食なのか縄張り意識なのかもハッキリせず、ただ襲ってくるだけの存在は面白くなかったです。
あれだけダメージを負っても追ってくる怪物なので、もっと設定や造形にこだわって魅力を出して欲しかったです。

コメント

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