作品データ
あらすじ
全寮制のエデルヴァイン高校に編入したカイール・メドウズは、性格のキツイ同級生たちに目をつけられて嫌がらせを受ける。
そんなある日、カミールはアリスから降霊会に招待されると、現れたのは死んだ生徒の霊ではなく、正体不明の何かだと判明する。
すると、ほどなくしてレノーラが死ぬと、カミールたちはこの警告が悪ふざけの類ではないと確信するのだった。
登場人物&出演者
・カミール・メドウズ(演:スキ・ウォーターハウス)
代表作に『ダイバージェントNEO』、『名探偵ピカチュウ』などがあります。
主人公。名門校「エデルヴァイン」へに転校した。上級生として学内の激しい競争に負けない自信を持つ。
転校初日からアリスたちに目をつけられるが、負けじと応戦したせいで居残りをさせられる。
アリスたちに挑戦的な態度を持ち、降霊会で犯人扱いされても一切怯むような事をしない。
その正体はケリーの幼馴染みであり、自殺に追い込んだベサニーたちに復讐しようと計画した。
最後はベサニーとトレヴァーを殺害すると、ヘレナに再会を誓って女子寮を立ち去った。
・ヘレナ(絵:エラ=レイ・スミス)
代表作に『トレイン・ミッション』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。アリスたちと距離を置いている。ランドリー校長の助手でもある。
転校してきたカミールを部屋まで案内するが、彼女がアリスたちと揉めたせいで居残りになる。
実は死んだケリーの友人で未だに彼女の死にショックを持ち、カミールに事実を話していた。
次々とアリスの仲間が死んでいくと、落ち着かなかったカミールと一緒にいて安心させた。
最後は捕らわれたカミールを助け出し、ケリーの復讐を果たして去る彼女にキスをされる。
・アリス(演:イナンナ・サーキス)
代表作に『アフター』シリーズ、『タイラー・ペリーのまた出たぞ~!マデアのハロウィン2』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。派手なメイクで、傲慢な性格で金魚の糞を従える性格の悪いビッチ。
ケリーに降霊会と称して驚かせたせいで死ぬが、特に反省する事なく逆に暴走が増していく。
転校したカミールにケンカをふっかけて居残りになると、降霊会をして驚かせようとした。
霊との交信でカミールの名前が出ると、反射的に顔面を殴って、犯人であると決めつけていた。
最後は真犯人のベサニーたちに捕らわれ、よく分からないままカミールたちに助けられた。
・ベサニー(演:マディセン・ベイティ)
代表作に『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。アリスたちのグループに所属するが、勉強は1位2位を争うほど学力が高い。
小論文コンクールで1位となった事で、進学用の25万ドルの奨学金を手にするも黙っていた。
エデルヴァインの霊が部屋にいたと怖がり、霊との交信ではカミールが犯人として疑った。
実はアリスの仲間をトレヴァーと結託して殺害し、盗作した小論文の隠蔽という目的で行う。
最後はケリーの復讐の為だけに来たカミールの反撃を受け、喉を蛍光灯で切り裂かれ死亡した。
・イヴォンヌ(演:ステファニー・シー)
代表作に『トゥルース/真実の行方』、『Mr.ノーバディ』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。アリス一味のメンバー。嫉妬深く常にレノラと行動している。
転校してばっかりのカミールがテーブルにいると、レノラと自分たちの場所だと警告していた。
地下室にいたカミールを驚かそうと演劇用の仮面をつけ、レノラとビビらせて笑っていた。
レノラが黙っていなくなった事を校長から聞いたが、とても信じられないとして食い下がった。
最後は気を紛らわせる為にバレエの練習をするが、背後から何者かに喉を切り裂かれ死亡した。
・ロズ・カーライル(演:ジュリエット・アマラ)
代表作に『A Secret to Keep』、『Honey Girls』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。アリス一味のメンバー。独特なカーリーヘアの髪型をしている。
ケリーにイタズラを仕掛ける時にもいたが、特に何もせず驚いた彼女を見てみんなと笑った。
居残りで図書室の本を整理すると、カミールを降霊会に参加させるとケリーの事を思い出した。
レノラが行方不明になって校長に呼びされるが、黙っていなくなるはずがないと訴えていた。
最後は一人でシャワーを浴びる時、何者か襲われ、警察は転倒による頭部強打の死亡とされた。
・レノラ(演:ジェイド・マイケル)
代表作に『One Winter Proposal』、『First Person Shooter』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。アリス一味のメンバー。ケリーを驚かせる為にバスタブから出てきた。
転校したばっかりのカミールがテーブルのいると、イヴォンヌと一緒にイチャモンをつける。
居残りで図書室で本の整理をする事になって、地下室にいたカミールをイヴォンヌと驚かせる。
実はネットで男性と付き合っていて、毎回のように写真を送るように言われて笑顔で対応する。
最後は帰る時に何者かに腹部を刺され、荷物の大半がなぜか持ち出されて行方不明となった。
・ケリー・ライリー(演:メーガン・ベスト)
代表作に『フラクチャード』、『Mr.ノーバディ』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の女子生徒。ヘレナとは親友のような関係で成績も学校で上位に食い込む。
アリスたちがエデルヴァインの霊を呼び出す降霊会にいくと、怖い雰囲気に圧されてしまう。
バスタブから驚かせるレノラが飛び出すと、ビビってトイレを出て自分の部屋に逃げ込んだ。
アリスたちが来て窓の外に自殺した状態で発見され、それ以降、幽霊として現れるという。
最後はベサニーに小論文を盗作され、それがバレないようトレヴァーたちに殺害されたと判明。
・トレヴァー・ランドリー(演:シーマス・パターソン)
代表作に『ゲスト・オブ・オナー』、『スキャンダル/人生のターニングポイント』などがあります。
ランドリー校長の一人息子。名門校「エデルヴァイン」で修理や雑務などの力仕事をやっている。
5歳の時に「エデルヴァイン」にやって来て、誰よりも学校の中を把握し幽霊について知る。
その正体は数年前に自殺した女子生徒を殺害した張本人で、親のコネを使って難を逃れていた。
特殊な趣向を理解するベサニーと彼女が一年の時から恋人関係で、アリスたちの殺害を手伝う。
最後はベサニーが殺されてカミールを探すが、反撃を受けてあっさりと殺されてしまう。
・ランドリー校長(演:マリナ・スティーヴンソン・カー)
代表作に『ビッグホワイト』、『チャイルド・プレイ/チャッキーの狂気病棟』などがあります。
名門校「エデルヴァイン」の校長。トレヴァーが5歳の時に校長として赴任して名門校の誇りを持っている。
転校してきたカミールと面接すると、学内の激しい競争について脱落するぐらい難しいと話す。
カミールとアリスたちがケンカをして、校長室に呼びけると、連帯責任で居残りの罰を与える。
レノラの脱走、ロズの転倒による死亡などが相次ぎ、その対応に追われるような状態になる。
最後はすべてはアリスたちによるイタズラだと疑ったが、息子の危険思想は見抜けなかった。
感想
[個人的な評価]
本作は『のむコレ21』にて上映された作品となります。
この作品は『サプライズ』や『V/H/S シンドローム』などで脚本を務めたポール・サイモンが監督と脚本を務めています。
物語の冒頭から女子生徒たちによる霊を呼ぶ降霊会が始まって、如何にも幽霊がいるような演出がありました。
ただ、こういう分かりやすい展開では、本当に幽霊がいて人を襲う場合と、それを利用して生きた人間が殺害していく場合があります。
舞台は女子寮という閉鎖された舞台となっているので、どっちかのパターンになるのかすぐに分かると思います。
まず、一人が犠牲になった時点で人為的な殺害だと分かるので、すでに幽霊の噂を利用した殺人という事になりました。
早々にネタがバレてしまうと、次にやるべき事は誰が犯人となるけど、校長の息子で唯一の男性なら問答無用に犯人だと分かります。
しかしながら、これは単独だけじゃないだろうから、女子生徒の中に共犯者がいるところまでは予想できました。
残念ながら真犯人は予想と違いましたが、まさか自分が考えていたよりも薄っぺらい理由を知って、それは分からないと思いました。
幽霊がいるような演出は稚拙すぎてミスリードになっておらず、殺人する理由もまた頭が悪すぎて現実味がなかったです。
設定では女子高生となっているが、全員が女子大生だと言われても納得するぐらい年齢的にちょっとムリがありました。
ラストで主人公が真犯人と対峙した時、天井から欠片が頭に落ちて気絶するシーンはどう考えてもコントすぎて笑ってしまった。
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