【ラプチャー/破裂】VD-423

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洋画

作品データ

公開年月 2017/06/03
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 スティーヴン・シャインバーグ
脚本 ブライアン・ネルソン
製作 スティーヴン・シャインバーグ、アンドリュー・ラザー、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

クモが嫌いなシングルマザーのレネーは、スキンヘッドの正体不明の男にいきなり拉致され、怪しげな研究所に監禁されてしまう。
レネーはスキンヘッドの男の目的も知らないまま、恐るべき人体実験の被験者にされる。
その人体実験とはひたすら一番嫌いなモノを与え続け、極限の恐怖を引き出すというあまりにも謎めいたモノであった。

登場人物&出演者

レネー(演:ノオミ・ラパス)

近年の出演作に『アンストッパブル』、『クロース:孤独のボディガード』などがあります。

主人公。夫と離婚して息子を一人で育てるシングルマザー。息子の様子に戸惑っている。

癇癪を起こしてしまう息子を気にしているが、別れた夫が何もしない事に不安を持つ。
スキンヘッドの男たちに拉致され、研究施設へ連れて行かれるも脱出しようと冷静に考える。
隠し持ったカッターで拘束を解き、施設内を探索して拉致した者たちが人間じゃないと知る。
最後はクモへの恐怖心がピークになって破裂し、仲間入りして息子にも勧めるのだった。

ダイアン(演:ケリー・ビシェ)

代表作に『アルゴ』、『グランドピアノ/狙われた黒鍵』などがあります。

研究施設にいたレネーを担当する女性。レネーから質問されても事務的に物事を進める。

レネーの血圧などの健康状態を調べると、問題がないと破裂する為の注射を用意していた。
研究施設でレネーが一番期待されていると話し、正体を暴くも薬を打たれて倒れてしまう。
腕のパスを利用する為にレネーに研究施設内を運び出され、昏倒している状態となった。
最後はクモに対する恐怖症がピークで破裂を起こしたレネーを見て、笑顔を浮かべていた。

スキンヘッドの男(演:マイケル・チクリス)

近年の出演作に『10ミニッツ』、『コーチ・ラドスール/無敵と呼ばれた男』などがあります。

レネーをずっと監視していたスーツを着たスキンヘッドの男。任務を忠実にこなしていく。

レネーの車に細工してタイヤをパンクさせ、仲間たちに拉致させて研究施設へ連行させる。
状況が分からないレネーの問いには一切答えず、事務的に物事を進めていくだけになる。
レネーが研究施設から逃げようとして、すぐに察知して隔離し、別室に運んで行った。
最後は仲間入りしたレネーが妊娠可能だと話し、逃げ出した彼女の息子を追って行った。

ドクター・ナイマン(演:レスリー・マンヴィル)

代表作に『家族の庭』、『ファントム・スレッド』などがあります。

研究施設にいる研究者。運ばれて来た被験者の遺伝子を調べ、破裂の可能性を探っている。

確実に仲間を増やす為に妊娠可能な女性を探していて、レネーに大きな期待を抱いている。
状態が分からないレネーの質問には答えなかったが、再三に渡って彼女自身が変わるという。
意識朦朧なレネーから卵子を取り出すと、レネーが自分たちに近い要素を持つと発見する。
最後はレネーは破裂を起こすところを見て喜ぶとともに、彼女が妊娠可能という結果を出す。

テレンス(演:ピーター・ストーメア)

近年の出演作に『ポイズンローズ』、『ダブル・ミッション/報復の銃弾』などがあります。

破裂を経験した元人間のリーダー格。仲間を見つけて増やす為に研究施設を管理している。

状況が分からないレネーの前に出てくると、脅すどころか協力して欲しいと話しかけていた。
施設を脱出しようとしたレネーが捕まり、特別な部屋にいると優しい言葉で破裂を期待する。
クモに対する恐怖症がピークに達し、破裂した事で仲間入りしたレネーを快く仲間に迎えた。
最後は妊娠可能なレネーが仲間の母になる事を期待し、彼女の息子にも多大な期待を抱く。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作は『セクレタリー』で知られるスティーヴン・シャインバーグが監督、製作を務めます。
主演には『ミレニアム』シリーズ、『プロメテウス』で知られるノオミ・ラパスです。
『プロメテウス』で世界的に有名となったノオミ・ラパスの主演作だが、かなり意味不明な展開の作品と言えます。
拉致された主人公が謎の研究施設で意味が分からない人体実験をされる事に関しては特に文句はありません。
こういうパターンだと必ず主人公が脱出して、真相を究明していくのが王道になります。
本作の主人公も例に漏れずマニュアル通りに行動しますが、相手が人間じゃないと分かって一気に内容が胡散臭くなりました。
とは言っても、途中から人体実験する側がエイリアンじゃないと説明がつかない部分があってネタバレされても驚かなかった。
問題は納得できるような説明がちゃんとあるかどうかだが、本作はフワッとした感じでした。
そもそも低予算の作品だから派手な演出ができないのは分かるが、ちゃんと設定を練っているのか微妙な印象でした。
多分、考えているだろうけど、これが作品に反映していないから納得ができない。
口ではいくらでもスケールを大きくできるが、映画ならばセリフ以外の部分で表現して欲しいところです。
ただ、目玉が人間と違っていて、顔を大きく歪ませる事ができる演出では物足りない。
人間以外の存在というところをセリフで説明しているから、当然のように面白くはない。
ジャケットやタイトルからヤバいマッドサイエンティストが人体実験している方がマシに感じられるぐらい退屈な映画でした。

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