【バタリアン2】RE-374

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洋画

作品データ

公開年月 1987/12/19
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 ケン・ウィーダーホーン
脚本 ケン・ウィーダーホーン
製作 トム・フォックス、ウィリアム・S・ギルモア
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

1台の軍用トラックが走行中、段差を乗り越えた弾みで積荷の複数のドラム缶を落としてそのまま走り去っていった。
その中身は死体をゾンビ化させる「トライオキシン」で、ドラム缶を見つけたジェシーら三人の少年だったが、その一人ビリーがボタンを押してガスを浴びてしまう。
ガスは墓場まで飛んで地中に染み出すと、死者たちが次々と蘇り、墓荒らしをしていたエドとジョーイは巻き込まれるのだった。

登場人物&出演者

ジェシー・ウィルソン(演:マイケル・ケンワーシー)

代表作に『’night, Mother』、『ブロブ/宇宙からの不明物体』などがあります。

主人公。小学生の男の子。近所の悪ガキと仲間になる為にコミックを渡し、墓地で儀式を始めるビビって逃げた。

下水道に逃げると「245トライアクセン」のドラム缶を見つけるが、すぐに家へ帰った。
悪ガキが体調不良になって下水道へ調べに行くと、タールマンと遭遇して慌てて逃げ出した。
ゾンビたちが襲ってきてみんなで逃げると、病院で襲われそうになるもトムに助けられた。
最後はゾンビ化した悪ガキに襲われるが、マンデル先生に助けられて生還を果たした。

ルーシー・ウィルソン(演:マーシャ・ディートレイン)

代表作に『オンリー・ユー』、『リトル・チルドレン』などがあります。

ジェシーの姉。セントラル高校の女子生徒。州で射撃のジュニア・チャンピオン。弟の面倒を見ている。

弟が勝手に出て墓地から帰ってくると、ゾンビがいるという警告を聞かず部屋に監禁した。
トムにテレビアンテナの修理を任せていると、外からブレンダたちが来てゾンビを知った。
祖父の家まで行って銃を手に入れ、本領発揮して襲ってくるゾンビを倒して逃げていく。
最後は発電所まで退避してゾンビたちを感電で倒し、アメリカ軍が来て生還を果たした。

トム・エセックス(演:ダナ・アシュブルック)

代表作に『ツイン・ピークス』、『アイスランド』などがあります。

セントラル高校の卒業生。水泳部で補欠だった。今は電気技師としてアンテナの修理屋として働いている。

道に迷ってジェシーの家に来ると、出迎えたルーシーを見て一目惚れしたような感じとなる。
ブレンダたちが来てルーシーを守ろうとしたが、ゾンビたちの襲撃を見てみんなで逃げる。
病院まで一旦ブレンダたちを置いて、ルーシーの指示で祖父の家へ行って銃を手に入れた。
最後は発電所までゾンビたちを誘導し、一網打尽にするとアメリカ軍がやって来て助かった。

マンデル先生(演:フィリップ・ブランズ)

代表作に『ハリーとトント』、『華麗なるヒコーキ野郎』などがあります。

ジェシーたちの近所に住んでいる老齢の医者。死体が蘇った事を知らず家でのんびりと過ごしていた。

車を求めてジェシーたちがやって来ると、状況が分からないままトムに鍵を要求された。
家にゾンビが侵入してくると状況をようやく把握し、車を運転しようとしてトムに奪われた。
病院まで行くとジョーイたちを診察して、すでに死んでいてゾンビの仲間だと断定をした。
最後は発電所で待機していて襲われるジェシーを助け、アメリカ軍がやって来て生還した。

ブレンダ(演:スザンヌ・スナイダー)

代表作に『地獄の大惨事/墜落!飢餓砂漠』、『ときめきサイエンス』などがあります。

ジョーイの恋人。墓荒らしをする事に反対をしていて、金が欲しいジョーイが行くのを見送っていた。

ジョーイたちがなかなか帰らず墓地に入ると、死体に襲われて合流してなんとか脱出した。
ゾンビに追いかけられていると、トムの車を見つけて3人で逃げようとして失敗してしまう。
ジェシーたちと合流して車が必要としてマンデル先生の家に行き、病院まで逃げていった。
最後はジョーイを超一流の医者に見せようと連れ出すが、彼がゾンビ化し脳ミソを食われた。

ジョーイ(演:トム・マシューズ)

代表作に『バタリアン』、『13日の金曜日PART6/ジェイソンは生きていた!』などがあります。

若い男性。恋人のブレンダとともにエドに誘われて墓地まで来た。頭蓋骨を手に入れる為にエドの指示に従う。

エドが仕事を始めるとグロすぎて帰ろうとしたが、ブレスレットを見て帰らずに留まった。
「245トライアクセン」を吸ってしまい、復活した死体を見てエドとブレンダと逃げ出す。
病院に行くとマンデル先生の診断を受けるが、すでに死んでいると知ってショックを受ける。
最後はブレンダに連れ出されるが、ゾンビ化して諦めた彼女の襲って脳ミソを食った。

エド(演:ジェームズ・カレン)

代表作に『バタリアン』、『ウォール街』などがあります。

老齢の男性。墓荒らしとして墓地までジョーイとブレンダを連れてくる。常連でいい稼ぎになると知っている。

閉じ込めていたジェシーが逃げてジョーイに手本を見せて、頭蓋骨とお宝を手に入れていく。
のんびりしていると死体が復活し、神への懺悔をするもジョーイに連れられて脱出した。
ジェシーたちの家に一旦避難するが、ガスを吸ったせいで調子が悪くなって病院へ行った。
最後はマンデル先生に死んでいると言われ、ブレンダたちに付いていくもゾンビ化した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は1985年に公開された『バタリアン』の続編となります。
この作品は『ゲシュタポ卍(ナチ)死霊軍団/カリブゾンビ』で知られるケン・ウィーダーホーンが監督を脚本を務めています。
前作は『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の続編として作ろうとした脚本をコミカルに振り切って別物にしました。
そのおかげで既存のゾンビ映画の枠に囚われない作品となっていて、かなりメチャクチャな設定になっていました。
それに日本の映画会社の悪ノリでゾンビにも個性が出ていたが、続編となった本作は随分と落ち着いてしまった。
ロメロが確立したゾンビ映画の定義とあまりかけ離れず、前作と比べてもメチャクチャな設定がなくなっています。
ただ、相変わらず普通に会話してしまうゾンビになっているので、このシリーズの特徴とも言えるだろう。
子供が主人公ポジションになってしまい、これによって思い切ったグロテスクな描写ができなくなったのも大きいだろう。
どうしても前作と比較してしまうと、本作は全体的にマイルドになっていて、あまり目立ったような感じはなかった。
登場人物に関しても主人公が少年であるけど、別の視点にも頼っているので全体的にブレてしまっている印象もあります。
それに登場人物たちの設定も場当たり的な印象もあって、そこまで活かしているほどじゃなかったと思います。
このシリーズは1作目のようなメチャクチャな感じでやれば良かったが、脚本がダン・オバノンじゃないとダメだと分かる作品でした。

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