【悪魔のゾンビ天国】RE-3648

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あ行

作品データ

公開年月 1989/02/15
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ペリクレス・レウニス
脚本 フェスター・スメルフット、ズーフィート、ほか
製作 ペリクレス・レウニス、ジョージ・スコット
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

メリーランドの田舎町、廃棄された酒樽を発見した酔っ払いの男たちは、それらを安く売りつけて大金を得ていた。
しかし、その酒には軍の手により放射性廃棄物が誤って混入され、飲んだ人々は緑色のゲロを吐きながら凶悪なゾンビに変身する。
ゾンビと化した人間は町中へと溢れかえり、混乱する中で救援に駆けつけた軍隊と壮絶な戦いを始めるのだった。

登場人物&出演者

リサ(演:リサ・デヘイヴン)

代表作に『ヘアスプレー/1988年版』、『彼女のアリバイ』などがあります。

ウィルバーに連れられた仲間の一人。なかなか目的地にたどり着けない事に誰よりも声を上げて文句を言っていた。

湖に到着してキャンプでラリった翌日、仲間の死体を見つけ誰よりもうるさく悲鳴を上げる。
対処しようとするウィルバーを無能扱いにして、怒鳴りながらアンディに意見を求めていた。
アンディもゾンビに殺され、一人だけパニックになって逃げ回ってなぜか反撃して倒した。
最後はゾンビ化したファード・マーツにレイプされ、精神病院に収容されるもゾンビを産む。

ウィルバー(演:ジェームズ・H・ハウスリー)

代表作に『Invader』、『Twilight of the Dogs』などがあります。

仲間を湖がある場所へ連れていくリーダー格。祖父が大切にした場所で、みんなに見せたくて案内していた。

途中で道に迷ってしまい、リサたちから文句を言われるもなんとか湖を見つけて満足した。
仲間の二人が食い殺された事から、アンディからゾンビ化する酒が原因として慎重になる。
ボブの分析からアンディのデオドラントが効果的と知り、生き延びる為に冷静に立ち回る。
最後は襲われたリサを助け出したが、逆にゾンビの大群に押し倒されると食い殺された。

ボブ(演:アンソニー・バーリントン=スミス)

本作が長編映画デビュー作となります。

ウィルバーに連れられた仲間の一人。獣医学部に所属する学生。恋人と一緒に参加して下心満載で同行する。

ウィルバーが道に迷っても恋人を仲良くしていたが、翌日に死体で見つけて発狂してしまう。
落ち着く為にドラッグを接種するが、ゾンビの死体をウィルバーたちに解剖させられていた。
アンディのデオドラントが効果的であると発見し、ラリった状態でウィルバーに付いていく。
最後はパニック状態で逃げ回っていたが、背後からゾンビたちに襲われて食い殺された。

アンディ(演:マーティン・J・ウルフマン)

本作が長編映画デビュー作となります。

ウィルバーに連れられた仲間の一人。誰よりも体臭を気にして様々なデオドラントのスプレーを持ってきている。

体臭があるウィルバーにデオドラントの大切さを説明して、彼に使いかけの一本を渡した。
翌日に二人の仲間がいない事が分かり、探している最中に死体を見つけて独自の見解を語る。
放射性廃棄物が入った酒が原因だとすぐに突き止め、ウィルバーたちに状況を冷静に説明。
最後はブチ切れたリサに対処方法を求められるが、背後からゾンビに襲われて食い殺された。

タイロン(演:タイロン・テイラー)

本作が長編映画デビュー作となります。

アメリカ軍の兵士。放射性廃棄物のドラム缶を基地まで運んでいた。自分の任務に対して不満を漏らす。

ラジオを聴きながら遊び半分でドラム缶を運んでいたが、ハンドルを取られて落とした。
すぐに追いかけて液漏れがないと確認するが、徘徊していたファード・マーツに奪わる事に。
基地に帰還して上官からブチ切れられると、二人の兵士を引き連れて回収に向かっていった。
最後はゾンビに兵士たちが殺され、リサたちに逃げるように警告するもファードに殺された。

ジェド(演:ウィリアム・E・ベンソン)

代表作に『悪魔の毒々モンスター/東京へ行く』、『悪魔の毒々モンスター/毒々最後の誘惑』などがあります。

三人の息子を引き連れて蒸留酒を作っている男。蒸留酒の機械をファード・マーツに壊されて恨みを持っていた。

放射性廃棄物のドラム缶が理解できず、ファード・マーツからもらい中身を使って酒を作る。
出来上がった酒を飲んだせいで息子たちとともにゾンビ化し、近くの人間を食い殺していた。
最後は逃げ延びたリサが家にやって来ると、食い殺そうとするも彼女の反撃を受けて死亡。

ファード・マーツ(演:バッキー・サンティニ)

本作が長編映画デビュー作となります。

蒸留酒を作って売っている肥満体の男。タイロンが落とした放射性廃棄物のドラム缶を強引に奪い取った。

ドラム缶を物色しているとジェドたちに遭遇し、蒸留酒の機械を壊した弁償を迫られていた。
機転を利かせて手に入れたドラム缶をジェドたちに渡して、なんとかその場を切り抜けた。
逃げたウィルバーの仲間と遭遇し、ゾンビ化したジェドの息子に渡してゾンビ酒を飲んだ。
最後はゾンビ化して生き延びたリサをレイプするが、トウモロコシを目に刺されて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :1.5/5。

本作はあのトロマが製作した王道の低予算ゾンビ映画となります。
この作品は主に視覚効果として活躍していたペリクレス・レウニスの長編映画監督デビュー作となっています。
かなり久々のトロマ製のゾンビ映画となりましたが、すっかりと忘れていたクォリティでした。
トロマ製は早くて安くて質が悪い作品が有名となりますが、1987年の映画と言っても使っている機材は70年代レベルと言えるような映像の粗さでした。
当然ながら出演している役者たいは三流以下となっていて、マトモな演技ができる方が珍しいぐらいに軒並みヘタクソでした。
セリフを与えるべきじゃないレベルの役者が平然と出ていますが、それ以上に尺稼ぎのムダな描写、破綻しているストーリーなど面白さは壊滅的である。
しかし、本作はトロマ製の作品と考えてしまうと、さすがにグロテスクな描写だけが異様に力を入れているのは面白いだろう。
ただ、同じような展開が何度も繰り返されていくので、ゾンビが人間を食うシーンも多すぎて飽きてしまう現象が出てきます。
10秒に1回はツッコミを入れられるぐらい矛盾しているところがあるし、命がかかったような状況で繰り広げられる行動のワザとらしさは鑑賞に厳しい。
普段からメジャーな映画ばっかり鑑賞している人にとって衝撃的であり、逆にクソ映画ばっかりを鑑賞している人も満足させられる内容だと思います。
たまにトロマ製の低予算映画なのに面白いと感じさせる事故がありますが、残念ながら本作は通常のつまらなさとなりました。
あと、最後まで生き残る女がずっとブチ切れているけど、なぜそのようなキャラクター設定したのか疑問が残りました。

コメント

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