作品データ
公開年月 | 2023/05/16 |
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ジャンル | コメディ |
原作 | なし |
監督 | グレイソン・ケリー、チャンス・ケリー、ブレット・ケリー、ほか |
脚本 | ジャネット・ヘザーリントン、トレヴァー・ペイヤー |
製作 | アン=マリー・フリゴン、ブレット・ケリー、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
チャンスとグレイソンの少年二人は、湖畔にある森へキャンプする為に出かける。
その湖には超常的な能力を持つ巨大な人食いザメがいる噂があって、グレイソンは面白半分でチャンスに語っていた。
そんなところへ湖で漁師をするフレッドがやって来て、森では訪れた人間が次々と行方不明になっている事実を語り始めるのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はマペットを使ったまったく新しいサメ映画となります。
この作品はフレッド・ケリーを中心に彼の親族が一緒に作り上げています。
フレッド・ケリー監督というと、まさかの人気を博した『ウィジャ・シャーク』シリーズで知られています。
これは敬愛するマーク・ポロニア監督と同じ路線で、超低予算を逆手にサメ映画をやりたい放題やっているタイプの監督です。
そんな本作は予算がないので実写でありながら、登場人物は全員がパペットで相当安上がりになっていると言えます。
基本的に湖畔にある森へキャンプに来た二人の少年が語り合う中で、サメが登場して人を食い殺していく回想劇となっています。
そうなってくると、登場人物たちについても食べられる為だけにしか出ず、それ以上の役割がないように見えました。
そもそも、本作はなんとか1時間を超える為に尺稼ぎしたとしか思えず、各エピソードについても完成度が非常に低いとしか言えません。
超低予算で作られている作品なので、あくまでマニアの為にしか作っていないとは言え、ブレット・ケリー監督たちの考え方が分かってきます。
サメ映画のファンはこういうのを求めているからこそ、自分たちはクォリティーを無視していると開き直っていました。
しかし、その考えは完全に間違えであり、ある程度のコアなファンを獲得できてもサメ映画業界としては先細りするだろうと思います。
作る側には情熱が伝わるような作品に対する誇りを持ってほしいが、本作ではブレット・ケリー監督たちは少し小バカにしているように感じました。
この姿勢では悪影響にしかならないので、作る側の思想が分かるようなメッセージはなるべく入れない方がいいと感じました。
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